2012年10月22日月曜日

高橋刃物製作所の宣伝終了


良い包丁を欲しい・・・料理人でもそうですがこのブログを始めて一般の人もいい包丁が
 欲しいと思ってる人がたくさん居る事が判りました。そして包丁が切れなくなった時、
 自分で砥ぐか砥ぎに出すか・・・家にも良い包丁があるが研げないから放置してるとか・・・
 実は、料理人でもちゃんと包丁を砥いでない人も沢山いることも・・・用途に合わせて数本、
 又は、一本だけで・・・・家庭では一本だけでもなんとかなります・・・
 消耗の激しい料理人でも 包丁の手入れを上手くやれば
 下のペティーでも10年は使い続けれる事の出来る包丁が
 自分の中では良い包丁だと思っています。
 その点、高橋刃物製作所の包丁は長持ちしました。
 コックになり立てで使い始め、研ぎ方なんてめちゃくちゃでも6年ぐらいは持ちましたからね・・・
 最後は、記念にキーホルダーにしてしまいましたが、この木ィーホルダーにしたペティーの
 刻印が凄い・・・まるで彫ったかのような刻印で名人芸です。包丁造りの高橋の刃物には
 兄弟以外に大切な仕事をしてくれる名人が居て、出来上がります。
 この刻印を造っていた人は90歳以上。既に引退しており元気にお暮らしているそうです。
 包丁が出来上がると、柄を付ける職人さんの所へ運ばれます・・・高橋の閉店の理由の
 一つの中に、柄の制作はほかでも出来ますが・・・
 この職人さん以外ではダメなんだそうです。
 炭やコークスも使う業者が減り、コークスは埼玉県の業者から・・・
 包丁作りには、藁も必要なのですがこれも近くには米を作るところがなければなかなか手に
 入れるのも大変で無農薬の米を造る横須賀?葉山?の農家から分けて貰ってきたそうです
   包丁を造る環境がだんだん悪くなって、造る人も高齢化して大量生産が始まった
  30年ぐらい前からどんどん地域の鍛冶屋が日本中から消えていったのも時代の
  流れなのでしょう・・・包丁作りに長けてる親父さんでも鍬はあそこの職人が良いよとか
  ハサミの職人のあの人は真似のできない凄いハサミを作るんだとか・・・名前が出てきます。
  何処何処の人が造ったあれは凄い・・・包丁も鎌も造った人の名前なんて書いていません・・・
  ですが、使う方はあの人が造ったものだからイイんだよ・・・とかあの人の造ったものしか
  使えないとか・・・昔はどの地元にも野鍛冶で匠のオヤジさんがいたわけです。
  農家では、その土地の地質や畑の斜面か平坦かによって硬さや重量や形までが
  オーダー品ですよ。漁師だってイカリから銛や金具までその使い方によってオーダー
  されるので、鍛冶屋はその土地その土地に必要な仕事だったんですね・・・

自分も人生半分以上は終わってると考えていますが、
まだ少しはこの仕事を続けるつもりなので
最後に足りないといけないので今年の初めからオーダーしていました。
ですがこのブログで
紹介するのに・・・この種類の金属の包丁はどうなのって事で買ったものまであるので
凄い量になってしまいました。・・・(笑)。友達の家族のお祝いにあげたり、
弟子にあげたり何本買ったか?判らなくなっていますが・・・   


色々な理由で高橋刃物も50年の歴史が終わりです。少しでもみなさんに知って欲しくて
始めたこのブログ・・・店をたたむ話が決まり始めた頃から始めました。

高橋を知ってもらう為にどうしたら良いか?考えました。すげ~良いぞと書いた
ところでほかも同じ・・・値段もこの包丁の造る工程や見えない作業・・・これは難しい
実際に大体の包丁は砥いだら切れるようになるものね・・・実際に長く使うと誰でも
解るほど最後まで使える・・・これが日本の道具だったり製品だったはず・・・・・・・

興味を持たせるには?職人が綺麗な包丁で仕事をしてる映像や仕事をみて
憧れる程の包丁に興味があることがあるかな?って訳で包丁の鏡面からスタート
料理人でもやりたい人が多くて段々と検索に引っかかり始め、実際に高橋の包丁を
使う動画を出して・・・これが日本中だけではなく海外からも見てくれて・・・・・・・・・・




たかがキャベツの千切りですごい数に・・・今年の初めまでは包丁の鏡面の数が凄かったのですが
今では高橋刃物製作所の検索で数が超えました。してやったりです・・・(笑)
皆さんのおかげでGoogleからは今年から3ヶ月に一度ぐらいの間隔で1万円少々の振込が・・・
まさか?ブログでお金が・・・・びっくりです。動物やペットや芸能人のブログは一日に数千件だそうですが・・・たかが包丁で一日300ですから・・・初めは20人ぐらいですよ・・・ましてGoogleのブログですからね・・・

最後まで売れ残ると思われた包丁ですが・・・先週あたりからこれは残るだろうと思っていた
かつお包丁が週末に数本売れてしまい・・・あと数本だけ・・・
ペティー等は月初めには売り切れ・・・ほかの包丁もほとんど売れて・・・
こうなると・・・このブログも終わりです・・・ありがとうございました。

これから違う何かを始めようか・・・考えているのですが・・・
   包丁のメンテナンスや使い方・・・・これも高橋が止めた後の心配事・・・

    ここ数週間で包丁の研ぎ方やどうやれば綺麗に保てるか?ほかのブログにたくさん出てる    ので、どうなの?と考えて居ましたが・・・わざわざ東京の目黒から通ってくる人も居るし
   若い奥さんでも自分でやりたいとか・・・下手な研屋に出したくない・・・以外に多いんですね

  な訳で、暫くは包丁砥ぎや料理、若い料理人の成長・・・遊びの話・・・でやらさせていただきま   す。

実は、このブログ・・・一番見られたくないのは周りに居る家族や従業員や友達・・・
恥ずかしんですよ・・・文章めちゃくちゃ誤字だらけ・・・性格もでてるし・・・
高橋の包丁が無けれなばやらなかったんです・・・WEBは怖いですからね・・・・(笑)

4 件のコメント:

  1. そのかつお包丁、私が一本買いました(笑)。お隣にいた男性も買っていました。あとは刃渡りが30センチくらいあるのが残っていたでしょうか?
    日曜ということもあったのか、ひっきりなしにお客さんが来ていて、みんな3本、4本と買っていました。私も他に兵四郎の牛刀、洋出刄、そしてDVDを買いました(このブログを読む前だったので『あれ?売り切れたんじゃなかったのか』と慌てて買いました)。
    一般向けの包丁も光の牛刀が数本、菜切りが一本だけ。ペティも2本くらいありましたが、手にとって見ておられる方がいたので、きっとその日に売れてしまったことでしょう。高齢のご婦人が「いつも娘が嫁に行くとき買っていたのだけど、孫が『私にも買ってくれるんでしょう?』って(笑)。まだ予定はないんだけどお店が、ねえ」と楽しそうに選んでおられました。
    あとはハガネのものとか、プロ向けというか大きめのもの。それに中華包丁、蕎麦切りがたくさんありましたがこれは難航するかも?
    畳包丁なんてのもあり、興味があったのですが、さすがに畳を切ることはないので(笑)あきらめました。

    あまりにも商品がなくなって、それでもお客さんがいるので、左用の包丁を右用に研ぎ直して売られていました(こんなこともできるんですね)。
    それと四男さんが出れこられ、いろいろお話も伺うことも出来ました。でもすぐ他のお客さんが来られ、お仕事に戻られましたが。

    このブログのおかげで、素晴らしい包丁と出会うことが出来ました。これからも楽しみにしております。

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  2. オヤジさんが作ったかつお包丁は畳包丁の発展型・・・理屈は同じ作り方です(笑)
    元々自由鍛造なので右も左も売れるか売れないで在庫になるかで値段が少し左が
    高いだけだとか?高橋では牛刀は厚さが三種類に分けてるみたいです。
    厚口、中口、細口と・・・牛刀も日本では両刃なれど左右で形が違うんですよ。
    細口意外でしたら(薄口か)削り直して出来ます。岐阜の中学生用に右利きを左利き用に
    焼入れ前に削り直しして作りました。これが最後の極上でして、もう極上用の金属ないから造り変えました。中学生がオーダーメイドです・・・(笑)
    6月の時点では、包丁を並べてる所の上の棚にいっぱい有ったんですが・・・
    1回買うと長持ちするので、本人がほかのサイズを買うことがあるんですが
    ほとんど一生物なので娘さんに買ってあげる奥さんが多いですよ・・・
    そんな訳で、これからは長く使えるように砥ぎ方のアドバイスでも書くつもりです。
    DVDは、無料でしたが欲しい人が多くて、プリンターのインクが高くてあの値段を
    付けさせて頂きました。ご免なさい・・・
    最後の最後に高橋の包丁に出会えて良かったですね。ありがとうございました。

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  3. はじめまして。料理好きの編集者です。
     ブログの閲覧を増やすには、いくつかのテクニックがあると思います。クレソンさんがやられた画像や動画の掲載もその一つです。私たちは日々の仕事を通じて試行錯誤しながらそれを蓄積しています。

     しかし、テクニックは所詮テクニックなんです。ある程度、読者を増やすことはできても、限界があります。今回の高橋刃物のブログが予想以上に反響を呼んだのは、クレソンさんが高橋刃物の包丁に惹かれ、その製作者である親父さんに惚れたからだと思います。文章の一文一文からいつもそれを感じました。

     私たちも本来なら記事にする対象に惚れなければなりません。そうすれば反響ある記事は自然と書けます。しかし仕事だと対象に惚れられないこともあります。そんな時はテクニックを使い、逃げます。

     過去の記事にさかのぼって拝読しましたが、高橋の包丁の魅力が手に取るようにわかりました。私も1本欲しくなりました。しかし横浜まで出向く時間がなく、今のところお預けです。あと1週間で閉店ですね。HPを見ると狙っていた牛刀は売り切れです。

    代わりに筋引きにしようか迷っています。 クレソンさんのようにブロック肉を調理することはまずありません。筋引きを牛刀の変わりに使うことはできるでしょうか。

    出刃にしてもいいかなあ。愛知製鋼の8Aを社長が鍛造したものでしょうから、白紙並みに切れるのではないかと期待しております。よく考えてみればあの出刃も本焼きですよね。

    これからもこのブログ続けてください。クレソンさんは文才もなかなかあります。楽しみにしています。


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  4. 初めまして
    愛知製鋼の8Aをご存知ですか・・・あれは使ってないようですが?
    医療用のメスに使われてる金属でしょうか?そこまで詳しくは無いんですよ・・・
    SX4から始まり、D10とかD11とかから今のD15って金属が最後まで使ってました。
    これは高価な金属なので、今までの少しずつ進化したステンレスが主流だったと思いますよ。何回も同じことを言う親父さんに何回も付き合い答えが同じだと書くのですが?
    これが数日後に聞くと違うことも多く・・・笑 後で訂正ですから・・・そんな訳で
    岐阜の元技術者に聴きに行ったりしてました。ビデオで少し出しましたが・・・

    店に行かなくてもブログに書き込んでくれる人がいたりして・・・
    店の状態もわかるのですが大分少なくなってるそうですから、筋引も一考する
    のも仕方ないですが・・・牛刀を使い続けて筋引にしてしまうので、始めから
    筋引買ったことが無いのですよ。その頃には柄もくたびれて・・・見せれない状態に

    編集者は忙しいだろうに?こんなブログの前のまで・・・有難いことです(笑)

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