2017年11月18日土曜日

真面目な寿司職人さんが来た


洋食屋だって桂剥きぐらいできます!笑

今は、東京のホテルの中の仕事だそうです。

直接関係ないそうですが、一品料理とか創作しておかしなものを

出しているそうで? お客さんにイマイチな評価が多いそうです。

それゃ~和食やすし屋に来てフォワグラなどを使った物などを

食べにこないだろ?そんな話から・・・いつも食べていて疑問に

感じないか?そんな料理は無いか? 洋食のコックですが

例えばブリ大根? 大根は美味いけどブリは硬くなって旨くないよね?

ならばブリも柔らかく煮れば良いじゃね~のかな?

と言う訳で、俺の作るブリ大根はブリも柔らかくて、大根もブリも美味しい!

理由は、ブリの骨やアラで出汁を取ってから漉して下煮した大根を

味が浸み込む温度、おでん屋の鍋の温度です。これでゆっくり煮ます

大根が出来上がってから、塩を振っておいたブリの身を湯通しして

皮に着いてる小さなうろこ?まで水で綺麗に落としてから

鍋の中に入れます。湯気がやっと上がる温度で煮る訳ですよ!

そうすると味も入るし身がほろほろと柔らかく煮えます。

これでブリ大根のぶりも大根も美味しくなる訳ですよ!

魚臭くもなく・・・普通と違うブリ大根です。

他にも有りますが、煮方や焼き方で品物も結構変わります。

揚げ物も、カツとチキン南蛮では油の温度を変えています!

ただ揚げればいいもんではないのですね!

確かに仕事に追われていると疑問も感じず働きますが・・・

頭の中でいろいろな技法を使うのも良いと思います。

使う酢を変えるとか世の中の料理でも変化はいくらでも!

若い料理人さん達がんばれ~! 頭が柔らかい時が良い発想が有りますよ!

それと長くやれば知恵と技法が有りますから、店の先輩に相談したり

仕事を盗んでください!

2017年11月7日火曜日

修行の一番最初のボストングリルの家族が来てくれた!

マスターが無くなって、若旦那だけでは大変だからと他所のコックさんを

呼んだので俺としては味に納得がいかなくてボストンを辞めたので

義理を欠いたのですが36年ぶりに、若奥さんと孫さんが来てくれました。

マスターは俺には神様だったので、マスターの味を忘れたくなくて

非情の決断だったから、一周忌に線香をあげに行った時もすみませんとしか

思えませんでした。まさか若奥さんが憶えていてくれていたとは・・・

本当に申し訳ない気持ちいます。今でもマスターの歩き方から説明するときに

手のひらを広げて教えてくれてる姿はしっかり憶えています。

どうしても親が凄すぎると困るもので、若旦那の気持ちは痛く思えていました。

そんな若旦那さんも数日前に亡くなったそうです。合掌。

本当なら一緒に店を盛り上げないといけなかったのですけど、それだと

ボストンの味を忘れてしまいそうで・・・それが今でも悔やんでいるのです。

会えてよかった~! 若奥さんも義理の母と同居でしたし、割とわがままな、

良い所の出でしたから苦労してました。細々とでも潰れずに店をやって居て良かっ

た!もう36年も前の事!孫も良い青年になっていてイケメン!

本当に会えて良かったです。