2014年8月11日月曜日

VG10の鋼材について

高橋刃物でも武生刃物特殊鋼材にオーダーを出していくつかの庖丁を造っていました。

高橋の庖丁に付き合ってくれて生まれたのは愛知製鋼のおかげとも想われるので?

ほとんどが愛知製鋼の鋼材ですから、自分もそれ以外では判らない・・・

高橋の庖丁にしても年代ごとに鋼材が変わっていたりするので・・・・

これがコンピュター制御で工場生産なら・・・

親父さんでも特注の庖丁を焼入れする時など多くの庖丁の真ん中に入れて

一番安定してる時に焼入れをしていたし・・・

鉄鋼メーカーや鋼材メーカーなども、成分が判れば真似をさせるので・・・

特許も取らないのはそんな理由があるそうです。韓国のボスコの裁判などが起きたのも

極秘で開発に何十年も掛かったのに・・・ボスコが直ぐに出来るわけがない・・・?


日立金属だって鍛冶屋が聞いても教えてくれない・・・そんなこと自分で考えろ・・・なのだそうです。

こうやってこの温度が最適など教えてくれない・・・

なので昔ながらに新しい鋼材に手をつけず、ハガネの庖丁しか造らない・・・とか作れない?

ハガネの庖丁だって何十年もやって良いものが出来るので、新しい鋼材に行くまでには

時間が掛かるし出来上がるまではお金にならないし・・・

愛知製鋼はどっちかといえば?刃物鋼より工業用?だから個人的にある人が係って?

高橋で物になった包丁が出来たのも理由かも?

VG10などの武生刃物などは、昔から福井の特産の鎌つくりの歴史などがあって

冬の間、雪の季節に鎌などを売り歩いていた歴史が・・・

ただハガネだけでは他も作っているので特殊鋼などの開発に頑張ったのでしょうね~?

なのでステンレスなど特殊鋼やマダカスカル鋼などを商品化したのでしょう?

質問で、ある店の新商品で鍛造VG10の庖丁を売り出したそうです。

さて?先代の目利きは神様級・・・・鍛冶もやっていたから・・・・

代が変わって・・・・どれほどの目利きができるか? それほど簡単では無いはず?

その店の人達も高橋に習いに来たというか?見に来ていましたが・・・・?

数年で物に出来るのか?商売ですから売らなければいけないし・・・・?

高橋の庖丁を売っていたお店はこれからどうするか?考えないといけないと

数店の主から話を聞きましたが・・・


話は違いますが高橋閉店後に錆びにくく使いやすい?同じような?

和庖丁の堺でも今、牛刀を開発中です。  若い目黒君に試しに包丁が届いています・・・

ピュアな感性で使ってもらうのが一番・・・俺などはどんな庖丁でも有る程度使いこなすし?

好きに形や厚みまで変えてしまいますから・・・笑

試作品なので柄が和式・・・なので持った感覚が包丁の比重?なにか重く感じるそうです?

斬れるけど目黒君には研ぎずらい・・・だそうです。これが第一感想でこれから

使ううちに感想も変わってくるはずです・・・・強力鍛造なので楽しみです!



さて!自分にはVG10は全くわかりません・・・・それに鍛造の仕方と焼入れで大分違う

感想になると想います。包丁は造り手次第と言うか?職人さんの庖丁への考えも

有ります。なので・・・・・知っている限りで良いので教えてくれると嬉しいです!

まぁ・・・料理人など感性の違いと研ぎ方の違いでいろいろでしょうけど?

一般の方の質問なので・・・一般の人にはどう感じるかでも結構ですので

宜しくお願いします!


3 件のコメント:

  1. お疲れ様です

    随分と前?に高橋の包丁の批判コメンターイチ押しの刃物がVG10だった様な?

    自分の扱ったVG10はダマスカスの牛刀とペティーでしたが
    どちらも硬いとは思いませんでしたが、柔らかいわけでは無く、
    粘りが無いので脆い感じがしました、実際使うと刃はすぐつくのですが
    ボロボロ、ボロボロ細かく欠けてノコギリのような感じに成りました

    東源正久のそれがどうかは、分かりませんがコスパはあまり良くないのかもです

    あくまで個人の感想です

    クレソンさん
    お盆、ガッポリと儲けて温泉へGOですね
    kazu

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    1. KazuさんのVG-10は、〇〇雲流ではないですか?
      コバルトの融点は約1500度、沸点は約3000度
      炭素を、そんな温度に持って行けば、鋼はモロイと言うより
      ボロボロです。
      表面だけが、悪いので有れば、使って短く成れば成るほど
      庖丁は良く成ると思うのですが。

      今回のVG-10で、牛刀を作る、職人をどれだけ育てられるか、
      と言うより、職人の向上心でしょう。

      子の日の、ネノックスはハイスピード工具鋼でしょう。

      見た目もかっこ良いらしいし、上手く研げば良い刃も付くし

      上手く研げば他の鋼材でも、しっかり刃はつくでしょう。

      彼の奥さんの和式三徳庖丁もシッカリ刃が付くはずです。

      ZDP189もVG-10の三層鋼なので、研ぎにくいと言いますが
      それほど難しくは無いです。

      庖丁と言うものは、使う人により、相当評価が代わる為

      難しく考える、素人さんが多いと言うより、

      周りの人間が、難しく考えさせる、評価が多い

      と言うのが、真実かも、判りません

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  2. 始めに、目黒君の牛刀300ミリは、VG-10では有りません。
    奥さんの、庖丁も、VG-10では有りません
    ちなみに、目黒君の牛刀と奥さんの三徳の材質は、違います。

    それでは、VG-10ですね。
    先ず、庖丁には、必ず、炭素(C)が含まれています。

    炭素の含有量が多いほど、長く切れると言われています

    武生特殊鋼のVシリーズの最も、炭素の含有量が多いのがVG-10です
    ですから、鋭い切れ味が、長続きすると、思いますよ。(OK)

    ですが、VG-10には、コバルトと言う元素が含まれています。

    Co(コバルト) 1.30-1.50コバルト(Co)は鋼が真っ赤になるほど高温でも、
    軟らかくならないようにする働きが有ります。

    ですから、粘りが凄く有ると思います。
    これが、研ぎ辛い原因の一つです。ですから、ゾクッとする、切れ味を求めるなら
    砥石を1000番以下の荒い砥石で研ぐことを進めます。

    それから、少しずつ細かい砥石を使い始めるのが無難です。

    庖丁が短ければ、シャプトンに拘らず、ナニワ研磨の家庭用の
    セラミック砥石もあります。

    一度、砥ぐ、と言うか、磨く、(古く成った、スプーンを、サンドペーパーで磨いてください)

    その、サンドペーパーをまな板の上に置き、庖丁の刃先をシャープニングして下さい

    ゾクッとした切れ味がでます。

    ただし、これは一度だけの経験にして下さい。

    ペーパーの番手は600~800番でしょう。(ホームセンター)で売っています

    それでは、ポチポチして下さい

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