2011年11月30日水曜日

越前のカニが食べたい



本当は、カニを食べに越前か京都の方へカニを食べに行きたいのですが・・・

今は、忙しい時期なので仕事に集中しています。ですが宴会の料理の残りでこんなものを

作ってしまいました。押し寿司は鯖で作りたかったのですが、良い鯖が手に入らなかったので

こちらも蟹で・・・

魚河岸などに行くとカニの肩の肉のバラ身がパックに入って安く手に入ります。

今回は300gで1000円ぐらいでした。これにジャーに残ったご飯を関西風の甘酸に

寿司屋の生姜のガリを細かく切って混ぜます。以前に焼き鯖寿司を食べたときに

酢飯のなかに生姜が入っていてこれが旨かった!丁度良いアクセントになります。


押し寿司の木枠は、以前に奈良で購入したものです。

これで作ると簡単!見た目も良いと思います

カニの足だけのパックは4000円ぐらいから、バラ身だとその半分以下

近所の魚屋さんに頼めば魚河岸で買ってきてもらえるでしょう・・・多分

なるべく冷凍にされてないものを使えばそこそこ楽しめれます!

5人の家族なら一人500円ぐらいでしょう?



2011年11月28日月曜日

高橋刃物製作所12月-光、特光、特上43、極上、本焼き

今年もあと少しですが、忘年会にクリスマス、その後に洋風おせちなどなどで一年で
一番忙しい時期になりました。
さて!ブログに質問があり持っていない特鋼光という包丁の事を聞いてきました。
ハガネ系の包丁は日本鋼ですが・・・
高橋刃物製作所のウリは、やはり錆びない包丁だと思います。

ステン系の光から、3cmの鋼板から鋼板にするときの繊維?を考えて
数は取れないけれどそのほうがいいだろうと言う理由から四角棒に切断して
それを鋳物用のコークスで火ずくりをします。ペティーナイフ以外の刃物は百キロの
ベルトハンマーで強鍛造にして包丁の包丁の形にしていきます。
藁灰の中に入れて金属により十二時間から二十四時間ぐらいゆっくり熱を冷ますと
聞きました。その後グラインダーなどで形を整えてから焼入れ。
空冷をして(ここで藁灰だったかも?)
焼戻ししてサブセロ処理して人工的に経年処理(ステン系は時間を置くと変化するのだと)
多分こんな感じだったと思います。
光の上の特鋼光ですが、このような作業プラス焼きなまし作業である温度で
硬度が上がる方法があるらしく・・・?この作業をして光より硬度を上げているんだそうです。
この二つは、炭素量0.6%のステンから作り上げています。

次に特上43ですが、元は0.43%の炭素量のステン系の鋼材で光より更に錆びにくく
硬い刃物が出来ないものか考えて、社長があることがヒントに出来てしまった包丁です!
これはそうとうサビに強いです! 作り方は基本的に光と同じですがあることをしています。
次に43を焼入れ後に水で急冷した。本焼きと同じ工程で作っています。
これは、油冷だとその後に、油をきれいに落とさないといけないので
難しいけど水の方があとの洗浄がない分いいだろうとやってました。(#^.^#
だいたいこんな感じだと思います・・・・

これらの包丁でもプロが毎日使える硬度と耐久性があるので十分なのですが・・・
これらの上に、炭素量1.5%にクロムが多く入ってる金型鋼で作ってる極上光という
包丁がプロ向けで作っています。元は青紙でやったりしていたのですが、
オヤジ様が青紙で作ると手入れが悪いと嫌な感じのサビが出るのを嫌がり
いろいろ鋼材で試した結果、愛知製鋼の鋼材に出会ったのだと聞きました。
ですが????愛知製鋼かどうか?前には新潟の方の鋼材だとか?
D15と包丁には刻まれています。
この炭素量1.5%は青紙の一号より更に高炭素量なのですが・・・
元町の梅林さんやミシュランの星を貰った関内の菅井さんもこの金属で作った
包丁を使っています。
この包丁は油冷です。自分も一本使っていますがまな板に食い込むほど切れるので
最初はびっくりしました。
最後に本焼き極上というのが有りまして。
これは、D15かまたは金属プレス用の型鋼でして、特別に型鋼の余りを
型をつくる工場から購入した高価な金属と買った時に言われました。
この鋼材を焼入れ後水で急冷して作ったものが本焼き極上なのですが
とにかく硬いし良い刃を付けるのが難しいです・・・・
30CMの牛刀と九寸の柳を持っていますが砥石を選びます。
勿体ないと言わずにどんどん使っていますが・・・・
どちらかと言えば・・・・極上の方が使いやすいです・・・・オヤジ様に腕がないからだろ!って
言われそうですが・・・
極上と本焼きは錆びます!ですが錆びにくいと思います。
まだ両方ともサビさせた事がありません・・・

こんな感じで説明出来たでしょうか?
確かに安い包丁でもちゃん砥げれば斬れます。ひと手間もふた手間も掛かり
高価なコークス屋高価な松炭をたくさん使い昔ながらの製法で現代のサブゼロ処理もして
他所の包丁が良いものでも10年なのにほとんど一生使える包丁がこの値段です。
一番長くまだ現役のペティーはもう25年使ってます!当時6600円で25年・・・
ほかのメーカーのペティーは同じように使って3年で小さくなってしまったので
3000円かける8本・・・ぐらいですから24000円! 17400円もお得!
こう考えれば高くないでしょう? どうでしょう?

笑い話ですが、築地の刃物屋さんの主人に「お前さんが作った包丁は修理も来ないし
何年も何十年も次の包丁を買いに来ないから儲からない」
「良い包丁は簡単に砥いで刃が付き、どんどん減るのが儲かる良い包丁だぞ」って
昔言われたそうです・・・
確かに・・・・高橋刃物製作所は蔵は建ってない!ですが50年も潰れずやっているのは
凄い! 全国の刃物屋さん!高橋の刃物を売ってももうかりませんよ~!
お客様には喜ばれますが・・・
ですが全国のみなさんに伝えたい!一生持ちますよ・・・笑う

2011年11月15日火曜日

こんな包丁頂いてきました

    こんな包丁?わかりますか?
元は極上柳刃なのですが、焼入れ後歪み直しでステンレスと極上の金属を間違えて
おもいッきり叩いてしまってポッキリ! だれの仕業か言いませんが・・・(笑)
今回は、思い込みの間違えなのですが・・・・

50年以上作っていても失敗作も出るようです・・・
高橋のオヤジ様は商品になるかならないかミネをパ~ンと叩いて診たりします
オヤジ様が出来上がりを見て「ん?」と思うと試します。
いい加減なモノは売らない!なので偶に高価な材料の物だと加工して
自宅用にしたりしてるようで、今回は頂きました・・・
極上物の金属なので斬れは最高です。家庭用に使うには良いでしょう~!
母親にでもプレゼントしようか?