2013年3月24日日曜日

ダイス鋼とハイス鋼の庖丁

ハイス鋼って最近包丁ありますよね? 工具鋼でドリルの刃に使うやつでしょ?

摩擦と熱で更に硬度が増すって鋼材ですよね?

粉末ハイス鋼って、粉末にしてクロム等を細分化して炭素等と同じ大きさに

するとクロムが邪魔をしないので斬れる・・・高橋が強力鍛造で作ってる物を

製鋼メーカーが造ってある鋼材なのかな?たぶん?詳しい人教えて・・・・

高橋ではハイス鋼は使いませんでした。聞いたこと有るんです、なんで使わないの?

ハイス鋼は研磨したりすると固くなるから硬度が変わって脆くなったりするんだと?

砥石ぐらいではならないけど・・・仕上げに研磨すると勝手に固くなるからなのだそうだ?

それでダイス鋼を使っていたんだと・・・・ハイス鋼=ハイスピード鋼だっけ?

勝手に固くなるから粘りが失くならないようにモリブデンやバナジウムやら

高価な添加物が入ってるのかも?だから高額商品になってるのかな?

この辺は、工業高校の先生に聞くかな?

7 件のコメント:

  1. ハイス=高速度工具鋼は、
    W、<タングステン>
    MO、、<モリブデン>
    VA<バナジウム>
    等の高硬度の炭化物を形成する合金を多く含み、焼入時に高温でそれらを固溶させ、焼戻の際に析出、2次硬化として働かせ、耐摩耗性だけでなく、
    <<冷間ダイス鋼>.SKD11より高い、高温強度、高温軟化抵抗を持っていると思います。
    SKD11で切削工具<高速度工具鋼>を作れば、高温に対する抵抗が低い為、すぐに焼きなまされてしまい刃先が潰れ易く成ると思います。
    ハイスは急冷しなければ、キチンと粘りのある焼入は出来無いと思うし、高温焼入、急冷等が必要な分、焼き割れや、<歪し易く思います>

    、また、硬さが出る分だけは転造時の割れに対しては

    モロさもありますので、大きさや形状、転造加工応力

    <頑固親父>です。


    ダイス鋼の熱扱いは、ハイスより容易で

    <想いのままに扱える材質>
    <職人魂なら、可愛い子供><育て甲斐のある子ども>と

    転造ダイスに使いやすいと言えるでしょう。

    だから、高橋刃物の品物は、

    <兄弟が育てた>

    結晶だと、私の解釈です。

    高橋刃物の鋼材は、<ダイス鋼>でしょう。

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    1. 有難うございます・・・
      愛知製鋼でも京大、東大の主席卒業者を博士号を取らせる
      約束で入社してもらい東北大学で金属の博士号を取らせるほど
      日立にしても、日本の優秀な頭脳は鉄に・・・だそうですよ・・・

      なので高卒レベルの俺がとやくかく発言など・・・

      ですがね・・・科学的に立証出来ても焼入れや焼戻しが完全に
      できないと不合格・・・それで何処の製鋼会社でも作りやすい
      鋼材を売り出すのだそうです・・・・

      なので鉄は難しいけど面白いんだと・・・

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  2. 工業高校の教師2013年3月26日 18:01

    クレソン様

    私の専門は工業ではありませんので、鋼材の性質などは
    私自身が教えてもらいたいものです。
    職人の技術は基礎科学の常識を越えていることがある。
    と思っています。
    科学技術が万能でないことは、3.11以降、
    皆が知ることとなったと思います。
    一方で、大企業の技術者が職人の技をふるったとしても
    企業は困るだけでしょう。その職人はいずれいなくなります。
    だから、職人ではない者が、その後を継いだとき
    職人と同じレベルの成果をあげられるように研究している?・・・

    企業は職人レベルに達しなくても利益が上がればいいわけですから。
    そこそこの成果でも大衆が満足すれば問題なし
    どうせ違いがわからないのですから・・・

    使う側の技術・要求レベルが上がったとき、
    常識を越える技術をふるう職人がいないと
    科学技術の発展がそこで止まってしまうと心配しています。

    優秀な頭脳の方々には是非職人になってもらいたいと・・・

    ハイス鋼の包丁を持っていますので、研いでみましたが、
    私の研ぎ方が悪いのか、天然砥石ではよい刃がつきません。
    シャプトンを使うとそこそこ切れる刃になりました。
    ハイス鋼は、硬いということは研いでいる感触からわかりました。
    家庭で使うには砥石を選ばないと困ることになるかと・・・

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    1. フムフム・・・専門ではなかったんですね?

      しかし流石な文章ですね。解りやすく説明ありがとうございます。
      時として科学者の常識を超える職人の技ってあると思います。
      計算以上の事は科学者に取ってオカルトなのかも・・・

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  3. それにしても日立金属製スーパー工具鋼、SLD-MAGIC(S-MAGIC)の自己潤滑性は自動車関係者で話題になっていますねえ。なにしろ表面に吸着した有機物をボールベアリング状のナノ結晶にすることで、PV値が900MPa・m/minと通常の鉄鋼材料の6倍というチャンピオンデータをたたき出しているらしいから。

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    1. 匿名さんコメントありがとうございます。
      車好きと言う事で少し鉄も好き・・・最近はハイテン鋼などを使いボディー剛性を
      上げたCX-5など使い方、加工の仕方を変えて良いものが・・・・
      ダイス鋼・・・型枠整形に自動車会社が使うやつですね?
      一つの型枠で数を多く作れるように製鋼各社が開発してますね~
      型枠からはがれる時に有利ですね?

      さて?これを刃物にしたとき・・・・作るのに苦労するでしょうね?
      刃物の形に削る時に削れない・・・出来上がった刃物を研ぐ時も苦労して
      自分では研ぐことが出来ないかもですよ?
      元々が、型枠用なので衝撃にも強い・・・強いというのでロックウェルは
      60前後が割れない硬さか?国内の最高脳みそ軍団ですから・・・・日立はね!
      刃物より、エンジンのクランクシャフトとかメタルとかそっちの方が良いのかも?
      表面が硬く、中が柔らかい構造が一番衝撃に強い・・・その為にエンジンなどは
      慣らしをして少しずつ表面を強くする・・・最近はエンジン慣らしなど要らない・・・
      などと言われてきましたが、やはりラッピングなどしたほうが壊れ難いエンジンに
      なるそうな?このラッピングをしないでも・・・という工具鋼なんでしょうね?

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  4.  エンジンダウンサイジングの流れもあって今や時代はトライボロジーですね。

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