良い包丁を欲しい・・・料理人でもそうですがこのブログを始めて一般の人もいい包丁が
欲しいと思ってる人がたくさん居る事が判りました。そして包丁が切れなくなった時、
自分で砥ぐか砥ぎに出すか・・・家にも良い包丁があるが研げないから放置してるとか・・・
実は、料理人でもちゃんと包丁を砥いでない人も沢山いることも・・・用途に合わせて数本、
又は、一本だけで・・・・家庭では一本だけでもなんとかなります・・・
消耗の激しい料理人でも 包丁の手入れを上手くやれば
下のペティーでも10年は使い続けれる事の出来る包丁が
自分の中では良い包丁だと思っています。
その点、高橋刃物製作所の包丁は長持ちしました。
コックになり立てで使い始め、研ぎ方なんてめちゃくちゃでも6年ぐらいは持ちましたからね・・・
最後は、記念にキーホルダーにしてしまいましたが、この木ィーホルダーにしたペティーの
刻印が凄い・・・まるで彫ったかのような刻印で名人芸です。包丁造りの高橋の刃物には
兄弟以外に大切な仕事をしてくれる名人が居て、出来上がります。
この刻印を造っていた人は90歳以上。既に引退しており元気にお暮らしているそうです。
包丁が出来上がると、柄を付ける職人さんの所へ運ばれます・・・高橋の閉店の理由の
一つの中に、柄の制作はほかでも出来ますが・・・
この職人さん以外ではダメなんだそうです。
炭やコークスも使う業者が減り、コークスは埼玉県の業者から・・・
包丁作りには、藁も必要なのですがこれも近くには米を作るところがなければなかなか手に
入れるのも大変で無農薬の米を造る横須賀?葉山?の農家から分けて貰ってきたそうです
包丁を造る環境がだんだん悪くなって、造る人も高齢化して大量生産が始まった
30年ぐらい前からどんどん地域の鍛冶屋が日本中から消えていったのも時代の
流れなのでしょう・・・包丁作りに長けてる親父さんでも鍬はあそこの職人が良いよとか
ハサミの職人のあの人は真似のできない凄いハサミを作るんだとか・・・名前が出てきます。
何処何処の人が造ったあれは凄い・・・包丁も鎌も造った人の名前なんて書いていません・・・
ですが、使う方はあの人が造ったものだからイイんだよ・・・とかあの人の造ったものしか
使えないとか・・・昔はどの地元にも野鍛冶で匠のオヤジさんがいたわけです。
農家では、その土地の地質や畑の斜面か平坦かによって硬さや重量や形までが
オーダー品ですよ。漁師だってイカリから銛や金具までその使い方によってオーダー
されるので、鍛冶屋はその土地その土地に必要な仕事だったんですね・・・
自分も人生半分以上は終わってると考えていますが、
まだ少しはこの仕事を続けるつもりなので
最後に足りないといけないので今年の初めからオーダーしていました。
ですがこのブログで
紹介するのに・・・この種類の金属の包丁はどうなのって事で買ったものまであるので
凄い量になってしまいました。・・・(笑)。友達の家族のお祝いにあげたり、
弟子にあげたり何本買ったか?判らなくなっていますが・・・
色々な理由で高橋刃物も50年の歴史が終わりです。少しでもみなさんに知って欲しくて
始めたこのブログ・・・店をたたむ話が決まり始めた頃から始めました。
高橋を知ってもらう為にどうしたら良いか?考えました。すげ~良いぞと書いた
ところでほかも同じ・・・値段もこの包丁の造る工程や見えない作業・・・これは難しい
実際に大体の包丁は砥いだら切れるようになるものね・・・実際に長く使うと誰でも
解るほど最後まで使える・・・これが日本の道具だったり製品だったはず・・・・・・・
興味を持たせるには?職人が綺麗な包丁で仕事をしてる映像や仕事をみて
憧れる程の包丁に興味があることがあるかな?って訳で包丁の鏡面からスタート
料理人でもやりたい人が多くて段々と検索に引っかかり始め、実際に高橋の包丁を
使う動画を出して・・・これが日本中だけではなく海外からも見てくれて・・・・・・・・・・
たかがキャベツの千切りですごい数に・・・今年の初めまでは包丁の鏡面の数が凄かったのですが
今では高橋刃物製作所の検索で数が超えました。してやったりです・・・(笑)
皆さんのおかげでGoogleからは今年から3ヶ月に一度ぐらいの間隔で1万円少々の振込が・・・
まさか?ブログでお金が・・・・びっくりです。動物やペットや芸能人のブログは一日に数千件だそうですが・・・たかが包丁で一日300ですから・・・初めは20人ぐらいですよ・・・ましてGoogleのブログですからね・・・
最後まで売れ残ると思われた包丁ですが・・・先週あたりからこれは残るだろうと思っていた
かつお包丁が週末に数本売れてしまい・・・あと数本だけ・・・
ペティー等は月初めには売り切れ・・・ほかの包丁もほとんど売れて・・・
こうなると・・・このブログも終わりです・・・ありがとうございました。
これから違う何かを始めようか・・・考えているのですが・・・
包丁のメンテナンスや使い方・・・・これも高橋が止めた後の心配事・・・
ここ数週間で包丁の研ぎ方やどうやれば綺麗に保てるか?ほかのブログにたくさん出てる ので、どうなの?と考えて居ましたが・・・わざわざ東京の目黒から通ってくる人も居るし
若い奥さんでも自分でやりたいとか・・・下手な研屋に出したくない・・・以外に多いんですね
な訳で、暫くは包丁砥ぎや料理、若い料理人の成長・・・遊びの話・・・でやらさせていただきま す。
実は、このブログ・・・一番見られたくないのは周りに居る家族や従業員や友達・・・
恥ずかしんですよ・・・文章めちゃくちゃ誤字だらけ・・・性格もでてるし・・・
高橋の包丁が無けれなばやらなかったんです・・・WEBは怖いですからね・・・・(笑)