詳しく知りたい人は、自分で調べてね・・・
高橋の親父さんは、中学を卒業してすぐに鍛冶屋になった人ですが考えていることが
面白い・・・鉄は本来匂いが無いそうです・・・人間の手に触ると鉄臭い・・・これは人の
汗の成分との化学反応で鉄臭いと言われる匂いがします。 これがステン系では匂いが
付かない?親父さんはこれはいいね~って事もありステンレスで良い包丁を造りたいと
考え始めたそうです・・・ナノレベルのイオンとか?そんな勉強などしてないので
ほとんど直感? これが最初はステンレスの成分なのか?ですが熱を与えて急激に
冷やすことで磁石にくっつきます・・・逆に真っ赤に熱してゆっくり冷ますと磁気が・・・
小学生のときに電気磁石を作る時に芯になる鉄を真っ赤に熱してゆっくり冷やす事で
電磁石に都合が良い磁気の抜けやすい物に変化して、逆に熱して急激に冷やすと
磁気が抜けにくくなるようです。普通の磁石はそう作るのだとか?
普通に使うホークやスプーンなどは磁石に付きませんが同じもので作ったナイフは
磁石に付きます・・・うちに店のはそうです・・・13-16ですが・・・?
高橋のステン系の包丁は、ハガネの包丁と同じで強力に引っ付きます・・・
これがうんと安い包丁などはくっ付かないものも理由が解かるのかな?
包丁の磁気・・・包丁を鍛造したり、焼入れの炉は北向きに設置してます・・・
これは昔からそうなんだそうです・・・地球の真に向けて・・・
そこで親父さんは包丁を、無駄な磁気が無い方が良いのかも?なんて考えたそうですよ?
数回使った磁気を弱める機会なども買ったりして・・・
ですが・・・表面の磁気は減っていても中の磁気が減らせない・・・
表面は交流で・・・中は直流で・・・やると減るらしいのですが?
真剣に色々考えてやっていたりしました。
ここまでくると、科学者の領域・・・真っ赤に熱してゆっくり冷やすと軟鉄になり
急激に冷やすと鋼鉄に・・・昔の人はそんなことを何処で知ったのか?笑
親父さんの考えは良い考えなのかもしれません?
ですがね・・・本当に鉄は何処にでもあるのですが、まだまだ解からないことが
多いのだそうです・・・
鉄のきゅうすって磁石に付かないけど南部鉄って鉄なの?と言うお客さんの
質問がありまして・・・南部鉄のきゅうすはゆっくり熱を冷ますからだよ・・・ってな
話から・・・親父さんの話を思い出したわけです・・・笑
本業はナノなんちゃらの科学者みたいなことをしています。毎日結晶を1000度の炉を見ていますが、目視では1000度や1030度の違いなんてわかりません。高橋のおやじさんの目はすごいです。
返信削除身の回りでは普通に使われているものでも、科学的にはほとんどわかっていないことはたくさんあります。最近普及してきた白色LEDのベースになっている青色LEDもなぜあんなに効率よく光るかわかっておらず、科学者によって意見がわかれているようです。でも、実際に作ってみたら蛍光灯よりよく光るので身の回りに使われるようになってきました。
昨日、家にお茶しに来ていた妻の友達がうちにあった特上光の牛刀を使ってみて気に入ったらしく、欲しいということでお金を置いていきましたので、大泉学園のお店に行ってきました。一番欲しかった光友印ツバ有牛刀特上光の在庫がなく、ツバ無し光友印特上光とOEM品のツバ有とで迷った結果、光友印の方を購入してきました。OEM品はまだ問屋にも在庫があるようでしたが、光友印のステンレス牛刀はほとんど店頭陳列品限りだそうです。ダメもとで極上牛刀も聞いてみましたが、もちろんありませんでした(笑)
あはは・・・多分ですが・・・炉でも親父さんたち昔ながらの鍛冶屋は炭かコークスの
削除炉だからコークスの色と火の色と両方を見てるのだと?前にも書きましたが、前日に酒を飲んだだけでも人間の目はいい加減で違うのだそうですが?
鍛造で伸ばす方向と圧縮する方向とかで磁力の違いが出て来るとか?
そんな話をしながら地球の自転がどうのこうのとか?水の力がどうのとか?
時として・本当か?とか面白いことを沢山考えていましたよ・・・笑
OEMの鍔つきの方が使うのはいいのでは?・・・
本日も目黒君が包丁を砥いで来ましたが、音が・・・俺の包丁を使って切ってる間に砥ぎ直し・・・それで砥ぎの違いを説明させる・・・
最後は、斬ったときの切れ方の違いがどうでるか?
高橋の包丁によって砥ぐときの感覚は違うような感じはしますが?
砥いだ後の違いは、よく解からないそうです?・・・・
これは、俺も同じでして・・・光でも極上でも砥いだ後の違いは難しいです。
切れ止まりまでの時間の違いか?って程に感じるときも有ります・・・
まだまだ砥ぎもそのときそのときで微妙な違いが出てくるのも手砥ぎの
難しさかもしれません?
クレソンさん、押し砥ぎと引き研ぎの違いだと思います。
返信削除<押し砥ぎ>-砥石に食い込ませるように研ぎます
<引き研ぎ>ー砥石の上を滑らすように研ぎます
押し研ぎの切れ味は、ざくざく、ぞくっとするような、長切れします
引き研ぎの切れ味は、すっーと食材に吸い込まれるように切り込みます。
この違いだと思います。
堺より
そこですか!違いは・・・包丁と砥石の相性で色々変えているのですが
削除ペティーなどは引き砥ぎかな?そのような感じで切れます・・・牛刀はザックリ
砥ぎの最終仕上げは引き砥ぎなんですが・・・出刃と牛刀は押し砥ぎなんでしょうね
砥ぎは難しいです・・・
そこですか!違いは・・・包丁と砥石の相性で色々変えているのですが
返信削除ペティーなどは引き砥ぎかな?そうです
牛刀はザックリ
砥ぎの最終仕上げは引き砥ぎなんですが・・・出刃と牛刀は押し砥ぎなんでしょうね
出刃と牛刀の場合は、表を引き研ぎで返りを出します。
この研ぎは刃を自分の方に向け、砥石に押し込むように手前~先に押して研いで見て下さい。返りが出ます
裏は返りを飛ばす、刃を自分と反対に成り砥石に押し込むように研いで下さい
ゆっくり優しく
飛ばし切れなければ、皮砥か、バスマットの使い捨てる物で
返りを飛ばしてください。
その研ぎでざくざく切れるとおもいます
砥石と庖丁の相性は、砥石の材料と、庖丁の素材で決まります。
高橋さんの庖丁の難しさは、光、特上、43、43水焼、極上、超極上
全ての庖丁に顔が有ります。
光友の庖丁は奥深い素晴らし、ある意味<やっかいな>庖丁です。
私の近所の奥さんが、40年振りに庖丁を買いに来ました
指定は、光友でした。
恐るべき高橋刃物製作所、商標登録<源光友><兵四郎>
厄介な包丁・・・笑・・・そうか~!
削除超極上の4本のうちの一本は、堺に行ってるのでしたね