2013年10月30日水曜日

包丁の手入れ

洋食屋なので、包丁はそれ程多くは必要が無い・・・

ですが、一般の人でも魚を降ろしたり刺身を作ったり、大根で桂向きしたり・・・

日本の料理人なのですからそれくらい出来た方が良い・・・

和包丁の使用頻度は少ない・・・それでも置いておくだけでも曇ってくる・・・

下手をすると錆が・・・特殊鋼でもD15などは錆び難いけど錆びます・・・

休みの日以外、点検をするときがないのでゆっくり点検&手入れ

もう本屋では、年賀状の本が売ってる・・・今年も後僅か?

光友以外の包丁は、貰い物・・・高橋の牛刀は反りがきつくキャベツの千切りを

するのには不向き・・・きゃべつを長く切れないから・・・切るにはコツが要ります・・・

目黒君には、堺から送られてきた年代物の光友牛刀ですが反りのきつくないのが

有ったのでプレゼント・・・自分の牛刀と交互に使いながら材質と形の違いから

切り方と研ぎ方の勉強になる・・・

まだ柄もついていない秘蔵?の包丁も有るのですが進行しませんね・・・


これだけの包丁があるので一日仕事・・・

途中で砥石の平面を出したりするので時間が掛かります・・・・

静かな曲を流しながらか・・・無音の中で・・・無音といっても冷蔵庫のファンの音も

有るので無音ではありませんが・・・水の流す音と砥石の音・・・

すぐに数時間が経ちます・・・一本一本に思い出がありまして・・・

給料なんてスズメの涙の時代から、震災の後、注文が無いのに修理は来るので

一日中コークスはついているので古鉄の話から江戸時代の蔵を壊した時に

出てきた鉄からおろし金製法で一週間以上掛かって鉄板にしてそれを何回も

折り重ね不純物を出しながら造ってくれた柳の墨流れ・・・

閉店が決まり、整理していたら出てきたD15の後は焼き入れをするだけの包丁が

10数本・・・高すぎて売れないからスクラップだな・なんていうので売れなければ

全部買うから仕上げてよ~と頼み造ったやつとか・・・

親父さんが、和包丁に手を出す前に堺の名人に造ってもらった蛸引き・・・

注文の間違いから造りないしで、廃棄するはずだけど勿体無いから家族で使うはず

だった和包丁・・・刃物屋の名前が刻まれてるので高橋では売れないのでね・・・

そして最後の最後にD15の鋼板が出てきて・・・最後だからと本焼きにした

超極上柳・・・本焼きだと2文字・・・超だと一文字で刻むのが楽だからとの理由で

超極上って刻まれた工場最後の包丁・・・なので綺麗にする・・・
呉服屋に狙われてますが・・・あげません!笑

8 件のコメント:

  1. はい、私が狙ってるのは!
    包丁以外にも、クレソン様のオムライスとナポリタン!それに煮魚?
    +ドレッシングですよ。
    トンカツソースは無理だし?
    ビーフカツレツなんで?あんなに柔らかく、ふっくらですか?
    おせっかいですが、そろそろ御節の予約とらないと・・・・・・年明け、大変ですよ。(笑)
    トイレ掃除くらい行きましょうか?
    5298

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  2. 御節・・・今年はやらない予定なのですが・・・どうするかな・・・

    トイレで隠れて酒呑んでそうだし・・・笑

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  3. もし御節を今年やられるなら、九州まで郵送は可能でしょうか。
    また以前の写真を拝見するに御節の分量は4-5人前程度でしょうか。

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    1. 今年は悩んでいます・・・少し時間をください

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  4. 堺です
    一つ質問です。青森の業者さんが機械を引き取られたようですが
    その方は
    栗原一門の二唐さん系列でしょうか

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    1. ピンポーン! その通りです。今まで牛刀は高橋のOEM

      日本全国の名鍛冶屋とか雑誌に出てる写真は高橋で出来たやつが・・・
      和包丁はそこのですが・・・叩き方とか教わって行きましたが
      あの機会でそろそろ出来たでしょうか?
      和包丁は、親父さんが見て良いもんだよって・・・だから機会を譲ったんだと?
      10トン車で取りに来ましたよ~
      よく気が付きましたね・・・流石! まだ出来たものを観てないので
      内緒にしていましたが・・・

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    2. KURESONNJPさん、これで誹謗中傷は、気にせずです。
      確かに、親父さんの言葉は業界用語や、考え方は、

      ぶっ飛んだ、ビックリする事や、理解に苦しむ事だらけです。

      でも、物造り、職人としては、超一流です。

      <亡き先人>沖芝正國、この親父さんが大阪の名人です<元祖本焼庖丁の名人と言われた方です>

      高橋の親父さんと一緒に、私と私の父親、三人で逢いに行きました。

      弘前の御人も、高橋の親父さんが、探し充て、逢いに行ったと聞いております。

      色んな方の仕事を盗み、一つ又一つ、階段を上り続けて出来上がった

      <超極上、柳刃330ミリ>沖芝の親父さんの<本焼、蛸引き360ミリ>

      大事に持っていましょう。

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    3. 沖芝正國さん・・・そうなんですか・・・俺なんかが砥いではいけなかったかな?
                 名前がきられてないので?親父さん曰く、この人の包丁は
             名前で買ってもらうのではなく、物を見て買ってもらうからだとか?
             どうりで・・・今まで見たことのない堺の本焼きでして刃紋が揃って       る・・・観ているだけで凄いな~思ってしまうんですよ・・・

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