2016年1月10日日曜日

薄刃庖丁から・・・


片刃の和庖丁を使い込むには、まずは薄刃庖丁から勉強した方が良い!

大昔、和食の料理長が言っていた・・・

洋食コックには、片刃の庖丁は筋引きぐらいで使うことの無い和庖丁・・・

まぁ~和庖丁に興味を持つと直ぐに刺身庖丁を欲しがるって判りますが?

和食の道に入るには、まずは野菜きりからでしょう?

刺身庖丁を使わせてもらえるには数年先・・・

刺身を切れても? それに使う大根のツマとか無ければ・・・

なので? 料理屋でツマが綺麗だとかちゃんと作ったツマと

機械で作ったツマでは味が違います・・・

刺身庖丁と出刃を持ってるけど、薄刃を持っていないとかでは

刺身が完成しないと思うのですが?

なので薄刃から本当は持って欲しい・・・その先に刺身庖丁ですからね?

この薄刃庖丁って難しい・・・大根を輪切りにするなら両刃の牛刀の方が

素人でも真っ直ぐに均等に切れますが、大体は内側に刃が

内側に入って行ってしまいます。刃が薄いから難しい・・・

和庖丁の柄が細いからちゃんと小指に力が入って庖丁の刃を使わないと

まずは無理・・・小指の握力が必要でいて刃の使い方をまずは

覚えるには最適! 舐めるなよ和庖丁を!

洋食には関係ないけど、其処は日本人だから海外のお客さんは

日本の料理人ならできるだろう?って? 無理無理!難しいのよ。

ですがね・・・海の近くの大きくないホテルだと、和食の料理人だけで

たまに魚が一切ダメとか貝がダメとか食べれないお客さんの

為に週末だけ忙しいからそんなお客の為に助っ人で洋食のコックを

臨時で呼んだりして・・・洋食のコックには楽なアルバイトで

一人も魚が食べれないとかだと夜は仕事無し・・・

遊んでいて良い訳で、パチンコ屋さんへ~行ってしまいます。

ですが俺など貧乏でしたから、負けたら何の為に行ってるか?

なので調理場で手伝いをさせてもらっていました。

部外者だから皿を出すとか野菜を洗うとかの仕事ぐらいしか

させてもらえませんが、これが勉強になる!

魚はこうやっておろすとか、煮物はへ~そうやるんだとか?

自分の仕事ではないからよけい面白くて、途中に職人さんが

少し教えてくれたり、料理長に呼ばれてこれを味見して良いよとか。

和食の小僧さんも大変だな?とかいろいろ勉強になりました。

で・・・薄刃庖丁、高橋の親父さんに店を閉めてから試作品の

普通には無い長さの薄刃庖丁を頂いたので、どのように庖丁を

研げば良いのか?刃の角度とか?研いだら使ってみないと

どのように研ぐかが解からない・・・

研いでは、桂剥きしたりして使いやすい庖丁の勉強です。

暇な時しかできないのであまりやりませんが・・・

桂剥きなど20cmぐらいが限界?笑。

そして難関が大根が細くなったときが俺にはとっても難しい~

和食の職人さんなど鉛筆の太さまで剥きますが、自分には

まだまだ出来ません。試作品で裏隙があまり無い?

殆ど無い・・・最初は10cmも無いほどの大根で・・・

大根が長くなるとこれがまた難しくなる・・・今でも12cm幅ぐらいまでしか

出来ませんが、普通は何センチぐらいなのか?

普通は、桂剥きを覚えたいから始めるのですが、研ぎ方を知りたいから

始める人は俺ぐらいでしょうかね?

4 件のコメント:

  1. お世話になります。今年もよろしくおねがいします。新年早々ですが、話を聞いてください。そろそろ、ちゃんとした出刃包丁が欲しくて、熊本で評判の鍛冶屋さんに、160ミリのものを一万円で注文しました。二ヶ月待って届いたものは、マチの辺りに謎の溝があったので、申し出たところ、快く交換してくれました。今度は大丈夫だと喜びながらも、よく見ると、グラインダーの痕が裏表にべったり残ったまま、ミラー紛いの磨きをかけてあります。こんな、誤魔化しみたいなことしなくていいのになぁと、とりあえず研いでみました。本格的な出刃包丁の刃の角度に戸惑いました。しかも、当然ものすごいハマグリです。こりゃ、もてあますかもしれないけど、がんばろうと、驚きながらもけっこう、うれしかったんですが、裏押しすると、カタカタします。砥石の面は出したばかりなのですが、
    念のために他の石も三つばかり当ててみました。やっぱり間違いなくカタカタします。いやぁな予感がして、机の上にベタ置き(柄は逃がして)みますと、やっぱり峰側が切っ先から半分ほど浮いています。切っ先と柄本は着陸していますので、ゆるやかな弧を描いて空いているのです。身卸しに使っている船行包丁とアジ裂きしか触ったこと無いのですが、和包丁ってこういうものではないですよね? それとも、よくあることなのでしょうか。 
    こんな裏でも、刃先だけを抑えるようにすれば、問題なく研げるので、このまま使おうと思います。もやもやはしますけど。 何か、お言葉を頂戴できれば幸いです。

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    1. 出刃でマチがあるの?珍しいですね・・・?柳とか薄刃などは柄が細いから付いてるような?出刃は見たこと無いですよ。叩きながら形を作るときに出来た溝なのかな?手作りだと有るし、グラインダーの傷も野鍛冶なら
      普通?堺などの庖丁は値段によって綺麗に磨かれていますけどね・・・

      問題は、裏だし?出刃などは買ってきて最初にやることは裏出しの
      面あわせの研ぎ出しをするそうですよ。
      なので買う時は、ガラスの上に置いてみると判りますから
      ショーウインドウの上に置かせてもらい、その中から選びます。
      この辺も、地鉄とハガネの相性で反っているとか平らだけど
      経年変化で反ってくるとか・・・反ってから直して売っているとか?
      いろいろでして高橋でもそんな感じで有りましたよ・・・
      自分の持ってる光の出刃も刃の方はぴったりですがミネの方は
      隙間がありますから、選んだ時には刃の方ばかり見ていて判らずに・・・

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  2. 交換前のものについていた溝は、茎を叩くときに出来た皺の削り残りだとの回答でした。マチについては、二ミリくらい、ぐるっと削ったようなもので、マチではなかったのかもしれません。ご指摘いただいて、取替え品を確認しましたら、今回はきれいに柄にうまっています。なんだか個体差があるというより、製作が行き当たりばったりな印象をうけました。 

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    1. 絵の中に入る部分は綺麗に磨くよ造られる時の参加皮膜とかあった方が

      ザラザラの状態の方が柄が抜けなくて良いのかもよ?

      見えない部分は沖芝さんの本焼きもその辺は鍛冶屋研ぎですから

      ヤスリやせんで削っただけだし・・・日本刀などもそうだろうと

      思いますが?

      多分?高橋と同じで最後まで自分の所で仕上げまで
      やっているのでしょうね?

      その辺が、堺の庖丁と地方の野鍛冶の違いだと思っていいのかも?

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