2015年2月14日土曜日

あらあら・・・裏隙無しの柳刃

コメントからヤプーのオークション見たら?

昨日の鍔無しとか裏隙無しとか筋引きが出てますね~?

タイミング良過ぎですが、裏で繋がっていて書いた訳ではありませんよ!

最後の最後に残りの極上とか引き取って頂いたあの人から出品!

鍔は、最後に溶接で取り付けてから焼き入れ・・・鍔付け作業が無い分

安くしてる訳で、裏隙も大変な作業なのでやらなければ安く売れるって

事で波柄も切る作業で疲れないように手のひらが当たるように盛り上がって

います。その分金属を使うので同じサイズでも少し高かったかな?

こんな仕事、堺の庖丁に係わる人が見たら何じゃこれ?あほか?

と言われそうですが・・・

フリーハンドで打つ鍛冶屋ですから、お客の要望で何でも作る・・・

良いのか悪いのか解りませんが?

在庫が沢山あったときは、同じような庖丁なのになんで値段が違うの?

それが理由だったそうです。

厚みの有る包丁や中厚までなら左用を砥ぎ下ろして右用にして

でも欲しいという人がいて、工場で最後の一本まで売れてしまいましたが

オークションの中にもありましたね・・・笑

牛刀でも右用、左用と6対4とかで造ってあったので・・・・

自分も左用の牛刀を親父さんから貰って右用に少しずつ研いでいますが

回転砥石でないと大変な作業でいつ使えるようになるか?

親父さんが趣味で絵を彫っている左用なので・・・変な?絵を消すのが

大変です・・・涙!

どうも?富士山をバックに川を渡る汽車なんですよ・・・

それも深く掘ってるので?

さて・・・

昨日の特殊鋼の話。

堺さんから銀三にステンの軟鉄を合わせた出刃のようです。

ステンでも軟鉄が有るんですね?

砥ぎ方もへ~そうするのですか!って回答が有りました!

出刃も使い方が悪いとダメで重い庖丁を使い続けるのには

腕も必要ではないかと想います・・・

自分も出刃を使いこなせてるのか?まだまだよく判りません・・・・

砥ぎもですが・・・・出刃庖丁の研ぎ方も他の包丁と角度は違うし

難しい・・・どうも?銀三は砥ぎやすくする為に炭素を増やして

いるのだとか?それがあって黒い点が出るのでしょうか?

焼き入れ温度も白にクロムを足して砥ぎやすくする為に炭素を

増やして・・・・?ステンレスにすると焼き入れ温度を上げるようで

親父さんも銀三には苦労したそうです・・・日立に電話を入れても

なかなか教えてくれなかったそうで、鍛冶屋なら自分で考えろ!

そんな感じだったそうで、鉄には秘密が多すぎ・・・

庖丁の金属なら日立が大様ですからね?

日立の鋼材のパンフレットで大体の温度で焼き入れが書いてあるだけで

後は鍛冶屋の腕次第なんだとか・・・


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