2014年5月1日木曜日

ステンレス出刃

料理人でも庖丁好きでも庖丁はハガネ(炭素鋼)だろ!

ステンレスなんて・・・・まぁ~一般的に叩いたステンレス庖丁の威力を知らないか?

ちゃんとしたステンレス包丁が無いからか?

この間も、釣り好きで釣った魚を持って来てくれる人がいて・・・

仕込みで忙しいので、釣り好きが魚を下ろしてくれた・・・

ピカピカな出刃だし、俺の庖丁だから高価な物だと想っているようで・・・・

使ったらすげ~切れるね~って・・・これ幾らなの?

値段を教えたらびっくり・・・材質もステンレスと教えると

え~!そんなに安くてこんなに切れるの?・・・・って感想を

未だに若い和食の料理人でもステンレスはちょっと・・・・って言う

造る方もステンレスをちゃんと叩ける程の機械を持ってなければできないほどだし

ちゃんと作っても安くしか売れない・・・これでは造る事も出来ず・・・・

高い鋼材から造った極上光友のアジきりの小さな出刃を持っていて

店を閉めるときに買った一番安かった光の20cmぐらいの出刃なのですがね・・・

後はどういうふうに研ぐかで変わるのですが・・・・それと砥石が問題でして・・・

天然砥石とか昔ながらのハガネ用の砥石では大変でして・・・

自分が知っている限りではシャプトンが相性が良いようです・・・



まぁ~巷では良いステンレスの包丁が未だに少ない・・・なのでいつまで経っていても

白だ青だ・・・・って・・・俺達料理人は簡単に錆びたり庖丁の色が変わると困るんですよ・・・

一日に数本を替えながら使うか・・・・同じように切れるなら錆びない方が嬉しい・・・

仕事が終わってから毎日毎日・・・錆取りなんて・・・・


ステンレスの光の出刃でもこのとおり、ストンと切れます・・・

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です

    他社のステンレス出刃って結構柔らかくて
    しかも刃こぼれもするしウロコめくれするし、砥ぎ下ろし大変です

    光友の出刃、鋼材も色々ありますよねぇ~

    適材適所としては、クレソンさんはどうお考えですか?
    光、特上43、極上、ハードワークに耐えうる鋼材はどれがおススメですか?
    kazu


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    1. 安いステンレス炭素鋼で叩いていなければダメなのも多いと思います・・・

      なんとなく値段が高ければ良いもの?買う時の目安でしょうけど・・・

      刺身を切るには細かなギザギザな刃を付けるので特上より上が良いと思います?高橋のでも特上柳でも反っているのも有るのは事実ですし・・・
      極上だとその辺もしっかりまっすぐに造ってるしね?自分で研いで修正できれば
      OKなのですが・・・

      出刃とか牛刀は光で十分だと想ってますよ・・・

      0.43%の炭素量に造ってる間に浸炭した43特上は研いでる時に?
      使ってみて普通かな?ですが43水は本焼きと同じ研ぎ感覚?
      安く本焼きの研ぎの感覚を楽しむには良いみたい?
      これは本焼きを使っていないと判らない感覚なので・・・
      あれはあれで良いと思いますけど・・・ハードに使うには?
      極上はダイス鋼なのでやっぱり減らない・・・
      高橋の庖丁は減らない・・・これが正直な結果だと・・・

      他所のでも良い包丁あるでしょうけど?
      最初から高橋の庖丁ばかりなんで、他所とは比べる事もできません・・・

      使いこなせなくて貰った、ミソノのスェーデン鋼も俺には使いやすいし
      研ぎやすい・・・タダね・・・アクのある野菜で黒くなる・・・研いで綺麗になるなら
      良いのですが砥石に当たらないところがでるので・・・・キャベツの千切りぐらいしか使っていません・・・

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