日本では、商標登録から墨流し庖丁とは他所の所は書けません・・・・
本来日本刀などは、数百回折り返して延ばして折り返しの線が消えるまでやる・・・
だから日本刀の丈夫な理由のひとつでも有るのだそうです・・・
昔はそのままだったり、江戸時代頃?には折り返し鍛錬したハガネを少し柔らかい
ハガネを芯鉄にして硬いハガネを巻いて?合わせて?薄くても折れないように
柔軟なそれでいて良く斬れる日本刀を造っていたそうです・・・・
短い脇差しなどは一つのハガネを折り返して叩いては延ばし、また折り返して・・・
庖丁だと日本刀より、脇差の作り方が近いのだと想います?
では、今は? ちゃんと造ったハガネが有るので叩いて延ばして鍛え・・・
焼き入れでしょうか?だからでしょうか?本焼きの庖丁は硬いけど脆い・・・
コンクリートに落としたら折れたり割れたり・・・・これを何回も折り曲げてを
繰り返すと何枚の層になり丈夫な庖丁になるのでしょうね・・・・
こんな事をして作った包丁は凄い時間が掛かるのでこれで本焼きの庖丁など
造れば強くて良い包丁になるはず・・・・ですが人を刺すのでもないし・・・
柳など刺身しか切らなければそれで良い訳で今日の作り方でOKなんでしょうね?
ハガネで積層に折り返すと難しい・・・墨流しにハガネを合わせて造っただけでも
手間と時間が相当掛かるので高価になってしまいます・・・・
墨流しの部分は軟鉄を使うそうです。その方が楽だし、柔らかくても積層にする事で
強くなる。だそうですよ・・・
日本刀のように判らなくなるまでやったら積層が見えなくなります・・・・
なので4回折り返すだけでも16層?掛け算が間違ってなければ?
接合に使う、各鍛冶屋の秘密の接合剤で合わせて行きます。
ホウ酸?だったか?それに酸化鉄などを混ぜる・・・これが鍛冶屋さんの秘伝・・・
4回でも大変ですが・・・・これが強くて良い模様に・・・
こうやってできたマダカスカル?墨流しの庖丁だと想います・・・・
さて?安いやつというか?製鋼メーカーが合板を作って積層になった物を
ハガネと合わせて造ったもの・・・間違いが少なくて綺麗に出来上がり
その分、安く作り上げられます・・・・
もっと凄いのが特殊な薬剤で模様にしたものなんてのも有るんだそうですよ・・・?
当然、砥石で研ぐと消えてしまう・・・・友達が刃物の産地でやすく買えたと喜んで
帰って来ました・・・・良かったね~としか?言えませんでしたが・・・・
人工砥石で研いだら消えたんだけど? 値段も高くて騙されたのかな?
なんて泣いてる人もいますが、ちゃんとした庖丁なら天然砥石の細かい柔らなめとか?
曇り系の天然砥石でやってやると積層が浮かび上がりますよ・・・・
メーカーが圧縮して層にした鋼材などなら出ると想うのですが?
うちは手作りでマダカスカルの庖丁を量産してるよ~なんてのも殆どが
メーカーで造った積層の合板鋼材から鍛造接合したもの・・・力加減を変えて
いかにも一本一本の模様が違う・・・これで喜んで知らない人は買ってしまう・・・・
ダメな訳でもありませんし、品質のばらつきも無いのでこれで良いでしょうね!
まぁ~数万円ならほとんどこれでしょうから・・・・
これが商売ですからね・・・・なので・・・・普通に売ってるまだかスカル庖丁に興味なし・・・
自分はね・・・・
こんな面倒な仕事をしてくれる鍛冶屋さんに頼んで造ってもらうと・・・
一本5万以上でしょう・・・商売としたら?10万以上でしょうね?
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