店のお客さんの包丁を閉店後、砥いでいます。
自分の持っていないメーカーや金属で何が違うかを知るために・・・
70代、80代の奥さんの包丁だったり若い人の包丁だったりいろいろです。
有名な包丁ではなく、手入れも悪いと恥ずかしがってなかなか持ってきません・・・
使いやすかったり、嫁に行くときに親から頂いた包丁だったり本人には大切な包丁
だったりするわけです。だからこれは良くない包丁なんて絶対に言ってはいけない
もんです。サビ取りをしてなるべくその人が使いやすいように砥いであげます・・・
新品までとはいけませんが、手入れしてあげると喜んでくれて自分の包丁の歴史を
教えてくれます。
自分も高橋の極上より光に愛着が有るのもそんなところで当時の給料の割合から
比べたら今の極上より高価だし・・・笑
包丁の研ぎ方も人それぞれでこれが一番ってのも無くて・・・
貧乏な自分に合わせての砥ぎで包丁が長生きしてくれました。
本来なら小さくなって使いづらく見えますが、本人はなれているので使いやす・・・
自分の使い方に合った研ぎ方をしたら言いんだと思います。
流石に一様プロなので、切れれば良いとかは無いのですが自分なりに
工夫をして長斬れする砥ぎと使い方をあれこれ考えているだけでして・・・
ただし、刃物好きやプロの料理人には厳しい意見を言います・・・
プロには高価な極上も平気で使えなんてことも・・・
仕事の道具として、道具の包丁でいくら稼ぐのよ?って事です・・・
もしプロが切れてなんぼよ・・・なんていうやつとは料理人として口を聞きたくもありません・・
料理は一番大切な人に・・・大好きな人の為にと作れば美味しいものができるんです
それには科学的な事やいろんな経験と技術と道具を使ってできると
考えれば道具も大切にするし、皿一枚でも大切にする・・・これが大事なんだと
思うんですよね・・・技や技術だけでは美味しいものはできないと思っています。
美味しいものを作るために自分で工夫して包丁の砥ぎを試してくださいな・・・
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