2012年5月30日水曜日

高橋刃物製作所ーもうじき六月

高橋刃物製作所のホームページからネットで買うお客様用に一般的に売れる包丁が載っていますが、最後に来て極上の包丁も出してきました。元々本職さんでも刃物にうるさい人用に極上なんて
高価な包丁が有るのですが、高いイメージを嫌って余り出さなかったようです・・・

この応援ブログで知名度が高くなったのか?(嬉しいのですが)
極端に売れてきました。元々の鋼材が高いし造るのにもお金が掛かるし
高価過ぎと思ってプロのマニア向け(違いの判る職人向け)って書け・・・圧力が・・・
手作りの包丁鍛冶屋でも量産する方なので、一ヶ月数本では造らない・・・
ペティーも大きな刃物と同じ回数を叩くのでペティーは大きさの割に高いと感じると
思います。極上波柄の15センチで2万以上だもの普通はビックリする。

そんな極上ですが、特上を使ってる孫の包丁を使ったお祖母さんが気に入って
孫の包丁だって高いのに極上を購入・・・それゃ~孫だって高橋の特上使っているので
極上に興味を持つのも判ります。
そんな訳で、光を買って使って喜んで終わりではなく、今度は大きい包丁も欲しい
小さいのも魅力的・・・自分が使って他人にこれ(包丁)良いのよ~って宣伝してくれたり

最初、買った時はだんな様にそんな高い包丁買いやがって馬鹿か~って怒ったのに
自分が使ったらもう少し大きい包丁を買ってこいって言うのよ・・・って横須賀の奥様が・・・

この間、逗子のご夫婦で高橋に買いに来た旦那さんが刃物好き・・・この人は
面倒だから磨く仕事が残って放置されていたヤスキ黄紙で試しに作って置いたあれ。
夜なべに磨いて親父さんになんどもダメだしされてやっと出来上がった本焼きを買ってしまった。
元々造らないで棚に置いてあったものなんだから「安くしてあげなよ」って言って
2割引きになり、お釣りで小料理包丁も・・・(小料理屋でなんでも使えるように造った)
俺的には変な形・・・ごめんさい。 小料理包丁って言えば聞こえが良いけど?
本当は小料理屋包丁だぞ・・・笑
これも若い主婦に形が変わっていて可愛いだのと・・・?
マニアの旦那様も自分だけ買うのは少し・・・ってことで奥様にも・・・
この小料理包丁が奥さんが気に入り、昨日、だんな様の母上様用とスペア?2本。

上の横須賀の奥さんも旦那の実家用に2本注文。
自分の周りだけでも今週15本ぐらい買っています。

そんなわけで数の少ない形や極上は数がうんと減ってきてます。
一般の人には光で十分。プロでも特上で十分。なのですが・・・・・・・・・
どうも2本目から更に高価な包丁を買うんです・・・

これからプロで生きて行く人はなるべく早く行ってね。
もう品物が無くなっても造ってくれないから・・・・
昨日も40年以上通ってるオヤジさんが元々肉屋で肉の解体をする職人さんだったそうですが
5~6本買ってるの?いっぱい持ってるのに・・・欲張るなよ先があまりないんだからさ?(笑)
そういう、自分もブログを始める前に一本物などを買ってしまってるものも・・・・
数年前から数年後には辞めると決められて
一度は去年の10月には閉める予定を、オヤジ様と俺が売れれば辞めれないだろうと
始めたブログが効いたか?去年の震災後は製作依頼書のノートに依頼無し・・・
秋までそこそこしかない毎日でしたが段々と浸透してくれて今年の三月頃には店に
買いに来てくれる人やブログから20万以上のお買い上げまで、本当に感謝してます。
この20万の南の島の漁師さんなんて普通の包丁が切れるからと大きな大きな魚の頭まで
切ろうとして刃がまっぷたつ・・・涙。
最初は期待が大きすぎて、割れたので怒り・・・自費で斧を贈りナダメ・・・
使いこなせてきたら今度は横浜まで来てくれてまた大人買い・・・笑
全く応援ブログなのにお金が出ていきました。笑
これも愛する光友包丁が良くないぞって言われたくないし、
同じ包丁を使えば包丁仲間ですからね・・・研ぎ方も料理の相談も乗るし・・・笑

日本全国に包丁仲間が増えてきています。嬉しい事です。
最初なんて店のお客さんに自分の包丁を使わせ斬れ具合を感じさせ
無理やり売りつけて(包丁砥ぎ一生サービス)なんて今からでは絶対約束しませんが
毎月5本以上の目標・・・目標行かないと友達にプレゼントしたり・・・アホでした。笑
今年に入って春に近づくと毎日、平日でも店にお客さんがいっぱい・・・
購入後に砥いで渡すので(次男さんの仕事)購入者が多くて製作が出来ない・・・
しまいには二人で砥いでるから、(次男さんの入院)もあり営業の4男さんも作業服着て
大忙し・・・三男さんなんて始まって以来の大忙しだって・・・・
問屋や刃物屋に閉店のお知らせを送ったら今まで以上にオーダーが来たのも有るのですが
今までのお客さんに閉店のお知らせの手紙で買いに来るし・・・
三台置けるスペースの駐車場がいつもいっぱい・・・嬉しい悲鳴が聞こえます。(笑)

工場の閉鎖は6月に申請するんだと、仕事は終わり次第工場を壊して
特殊な機械は遠く青森の弘前へ。売れ残りは宮城県へ行くことが決まったそうです。

お客様とオヤジ様は死ぬまでやって欲しいと願うのですが、従業員が高齢
だし仕方ないかな?この仕事、夏は1000度の火の前だし大変な仕事です。
店もやって欲しいけど死なないで居て欲しい・・・無理はさせたくない。
親父様の話は神様みたいな時も有るしボケ老人かい?なんて時もあって
それを兄弟が上手くカバーしていて工場に行くのが楽しみなんです。

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