2012年5月17日木曜日

高橋刃物製作所-閉店準備

黄紙本焼き柳刃の残り2本のオヤジさんのダメ出しでやり直し・・・
砥ぎが悪いのではなく、まっすぐな包丁でないのでやり直し・・・自分の責任ではありません・・・(笑)

築地からのオーダーは大分進んでいますが、堺からの最後のオーダーが山ほど・・・
包丁製作で余ったら好きなだけ持って行け~と言われていたのですが
最後のオーダーが山盛り・・・一トン半は要るな?とオヤジ様
足りなければまた買えばいいのだから一トンでいいんだよ・・・・・・・・これが本日の喧嘩の理由
九月には閉めてしまう枝付け屋さんの状態なので急ぎで?洋包丁を作ってます。
オヤジ様は、ボケ?電話でのやり取りで特注の蒲鉾ヘラの名前入れを聞き間違えて
数字つ前から一つづつ名前を彫って焼入れが終了。それを三男さんが枝の方を焼きなまし。
オヤジさんは、牛刀の曲がり直しの作業。火鉢で温めてから叩いて治すのですが・・・・
火鉢の温かさから?寝てるよ~(笑) 噂では聞いていたけど・・・・
三男さんが指を指してるので見ると・・・アハハハ寝てる・・・・
三男さんが笑いながら「うちの親方があれだもの先がないよ」だって・・・
本日の喧嘩の理由がコークスなんだけど、長男がポックリ死んだら終わりなんだから
コークスは一トンで良い~の悪いのが火種・・・(笑)

オヤジ様が居なければ焼入れできず・・・
次男さんが居なければ包丁の研磨が遅れるし・・・
三男さんが居なければ鍔付けできないし・・・・
四男さんが居なければお客さんや問屋と話が通じつ・・・・

洋包丁を鍛造で作る鍛冶屋で数を作る店は僅か・・・ないとも言えないが
あるとも言えない?オヤジ様の所で特殊金属を鍛造で作るので、鋼材メーカーは
同じような金属で鍛造をしなくても硬い金属を作ってきました。
ZDPなどがそう~鍛造をしなくても焼入れだけで高い硬度
安く量産をするにはこういう金属で機械制御で完璧に熱処理をするんだそうです。

親父様の所は昔から鍛造をして・・・
高橋の極上は、ZDPと同じような金属ですが鍛造、焼入れして空冷してドライアイスでやっています。
このような金属は手作りではロスが発生するんです。
この技術を全国の包丁屋や鍛冶屋が欲しいらしく頃ところ連絡が入るようです。
ボケと頑固が同居したオヤジ様・・・出来上がった包丁をやるからそれを見て
考えろ~だって・・・・
教えろったって教えてできるわけ無い・・・って・・・そりゃ~そうだ?
数年同じことを聞いて高橋刃物の包丁の作り方を見てるし聞いてるし・・・
実に摩訶不思議?
釜戸の方向からこれをこうしてこうやればいい・・・・こうなったらこうしたら良い・・・
いろんな金属で作るので作業のやり方も違うし・・・・・
弟子になっても出来る前に死んでしまうよ・・・なのでただの客が一番です。
店を壊すときに欲しい道具が有ればやるから使え?使えるわけ無いじゃん・・・涙
あんたには隠さず全部教えてるんだから使えよ・・・って言われてますが
無理無理・・・おら~調理師だもの
不景気が続いて横浜ではコークスの売ってる会社も無くなり今は
鋳物の会社が多い、埼玉から届けてもらってるし・・・
だんだんと店を閉める方向へきてますね・・・

今日も極上の作りかけが10数本出てきました。
鍔がまだ付いて無いので三男さんが付けなければダメだし
焼入れもまだだし、やるにしてもドライアイス買ってこないといけないし・・・・
第一、こんな高い包丁売れるもんか?だって・・・・
出来上がれば欲しい人いるかもなのにね・・・

一週間前頃に出てきた特殊鋼の包丁が有ってお前にやるから名前を
どう入れるって話が有ったのですが?忙しいのもあるけれど?
今週は何も言わない?どうでもいいけど?
どうなってるのだろうか?作って誰かに売ればといったことが
気に入らなかったのか?ぼけてるのか?
いろいろ忘れ物が増えてる感じ????
もしできたら発表しますので誰か買ってみて~?
特殊鋼の本焼き300牛刀とD15の特殊鋼空冷ドライアイス?の二本


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