2012年5月22日火曜日

高橋刃物製作所ー和包丁

高橋刃物製作所の和包丁がイマイチ?と感じられる文章がよくなかった・・・・
磨いてしまえばこの輝きです。
ですが…元々包丁は出来上がるまで分業制でして鍛冶屋が叩いて砥ぎ屋が曲がりを
直しながら綺麗にして枝付け屋さんが枝付けして問屋が店に売って・・・
そういうものなんだそうです。
高橋も大阪の砥ぎ屋さんに出したら最初は親方がやったものが帰ってきて
出来上がりがいいから頼んだら、今度は若い従業員がやったのか刃がメロメロに
なって帰ってきて文句を言ったら「本当は一派の包丁しかやらないんだ」・・・
オヤジさんはその一言で頼むのをやめたんだそうです・・・・
鍛冶屋が仕上げまでやるのは大変・・・それでもず~とやっていたのだそうですが
牛刀より仕上げを良くしないと売れないのが・・・
なので仕上げは一本一本手仕上げ。
最後は、頑固なオヤジ様がコツコツと仕上げるのでそんなに完璧に綺麗なわけでは
ないのです。 これが見た目のイマイチって書いてしまった原因・・・

そんなわけで鍛冶屋の仕事は終わってる包丁が手つかずで工場に眠ってるのがあるんです。
仕上げれば売れるのに・・・大変だからね・・・

工場で発見した包丁で本焼きが有ったので4本を暇を見つけて耐水ペーパーでゴシゴシ
店頭に出ているものは800番ぐらいの物から始めれば良いのですが・・・
これらは、180番から始まります。180番から1000番ぐらいになると大分キレイになるのですが

ここらでこの秘密兵器が登場・・・・なんだと思いますか?って画像が下に出てるから判るか?
こう使ったり・・・・
こうしたり・・・境を作る作業に使います・・・・ここで砥取り屋さんで砥石を購入したときに
頂いたコッパでスリスリと・・・・ここまでやるのに10時間近く掛かってます・・・涙

これで良いかな?なんて甘い甘い・・・・・・・・荒削りのヘコミを直す作業が・・・・・・・
これからが大変・・・砥ぎ屋さんなら機械で出来ますが手作業では辛い辛い・・・・・
砥いで砥いで

素人なので荒い砥石では形を壊すので6000番と天然砥石で軽く研ぐと白くなるので凸凹が
わかり易くなるので交互に使い数時間・・・
最後にまた秘密兵器を使い角を作り、1000番の耐水ペーパーから2000番までシコシコと
3000番が無くなり近所の店では2000番まで・・どうしても3000番まで使いたいなら
横浜では東急ハンズならあるのですが・・・・後はいつもの最終仕上げ。

動画に編集したのでどうぞ~太もものような腕ですが勘弁して~(笑)

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