高橋の閉店が決まってから、在庫はスクラップにして・・・・
そんな勿体無いって事で、割引もあって自分の店のお客さんに
庖丁が欲しい、少し良い庖丁が欲しいってお客さんに薦め
自分で研げない人には、閉店後には俺が生きてる間は研いで上げるから
それもタダでね・・・・という条件で
そんな約束で100本ぐらい高橋の庖丁を買っていただき
一週間に数本は研いでいます。
まぁ~どんな切り方をしたらこんなになるのよ?って人には
使い方を教えたりして、今では刃を欠けたりした庖丁は無くなりました・・・
使い方が良い包丁は刃がツルツルになって切れなくなって来る
これは当たり前で使い方が良い庖丁は少し鋭利にして仕上げてあげます。
庖丁の種類や鋼材によって仕上げ方も変えていますが・・・・
家庭用に買っていただいた庖丁は光の小さめの牛刀とか三徳、ぺティー
実際に一緒に高橋に行って持った決めて・・・
一般的には金額も高いから躊躇する・・・ほとんどが庖丁が研げない
それが理由でして・・・・
なので研ぎやすい光にしてもらったりしました・・・
10分、5分で良い刃が付いてくれないと大変だし、本職のように
沢山はきらないだろうしね?
自分の極上など、やっぱり時間が掛かるし砥石が減るし・・・笑
庖丁の使い方・・・庖丁を前後に動かして・・・まな板に叩かない・・・
ギロチン切りしない・・・使ったら洗って乾いたキッチンペーパーなどで
拭く、うるさく言うからだんだん良くなってきて。笑
持ってきた庖丁を見ればどんな使い方をしたかすぐに判る・・・・
日本で有名な会社の会長の奥さんの庖丁が切れなくなったと
持ってきた・・・最近はよくなってきてるのが判るので・・・
年末に少し鋭利にしてあげたのに・・・刃がガタガタ・・・・・
なので元に戻してみました・・・
中には2ヶ月も3ヶ月も経って使える状態で少し切れが悪くなって持って来る
若い奥さんもいて、庖丁あまり使ってないの?って聞いたら
庖丁が切れると楽しくて毎日使っていますよ~なんて答えが返ってきたり
歳は関係ないのかね?なんてね? 性格かね?笑
前回の極上本焼きの24cm・・・三徳のような?
万能庖丁のように先は鋭くトマトが抵抗もなくスーと切れて
真ん中からあごに向けてはまな板に負けないように刃を付けて・・・
一日で一番多く使えるように・・・・仕込みは牛刀の大きいのや
ぺティーを使い営業中はこれで・・・大体これでいけるし・・・
家庭の庖丁は一本でやってるの・・・それらをどうやって研いであげるか
考えていたら24cmの牛刀はそんな研ぎ方に・・・
それまでは・・・洋食なんて大きな牛刀と小さなぺティーが有れば
それだけで良い! 給料安いから買えないし・・・2本大事にするだけでも
大変だったしね・・・
なので買うときは店で一番大きい牛刀!大きなぺティー・・・・
長く使えられるし・・・なんてね・・・高橋の庖丁はちびても切れるから
店も安定してくると庖丁など高くても道具として長く使えれば
それが儲けに繋がるので何てことない・・・逆に時計などは高価な物から
今ではCASIO・・・・タフに使えられるし電波時計だから調整要らないし・・・
車はマツダだし・・・笑 見栄なんて考えは無くなりました・・・・
たまに・・・元コックだった友人が粉末鋼などの庖丁を研いでとか
持って来るのですけど・・・・こいつがよく切れて鋭い・・・
ですが・・・砥石がとっても減る・・・時間もたくさん掛かる・・・・
刃持ちもいいのでしょうが・・・・砥石と時間が・・・・
庖丁を使う時間より研いでる時間のほうが掛かれば道具として?
そんなことを考えながらお客さんの庖丁を研いでいます・・・・
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