2014年7月11日金曜日

43水焼きと43ペティー

親父さん自信作の43水焼きですが、どうなの?ってメールが・・・

光友の包丁の金属や同じ金属でも焼入れの違う包丁はほとんど持っていますけど・・・

感想は、使う人と研ぐ人の両方の意見でそれぞれでして・・・

43ペティーは、簡単に研げて錆びない・・・硬さは光より柔らかな感じなのですが?

使ってみても・・・自分的に普通の光のほうが業務的に良いかな?なのですよ・・・

そして、43水焼き・・・43よりは表面が堅い、鏡面にするのに時間が掛かった分

硬いのでしょうね?家庭的な本焼き? 研いでもても錆びるハガネと同じくらいに

割と楽に刃が付く感じでして、特上光ぐらいな感じ・・・

このようなハガネと同じ感じのほうが好きな人も居ます。ですけど光友のステン系を

長く使ってる身には、特上光のほうが業務には向いているような気がします。

出来れば極上や本焼き極上なら文句なし・・・研いで減らないし、研ぎ方が上手くいくと

恐ろしく斬れるし、長切れするので楽に仕事が続けられる・・・まぁ値段がかなり違うから

それ位、威力が違わないと文句言いますけど!笑

ですけど、反面、錆には43には適わない・・・極上あたりはハガネよりは全然錆に強いのですけど

この梅雨の時期は、気をつけないといけません・・・



43は、水産関係の仕事には良いと思いますよ。他のメーカーのステン系よりは

切れるし強い。海の近くや水産関係のお仕事にはお勧めです。

43水焼きの庖丁は、プラス業務用に良い!43では研ぐ回数が多くなりますが

水で焼入れをしてるだけあって違いはあります。

研いでいるときも硬さが有ると判ると想います・・・・・・水で焼入れをするとどうしても

割れやすい・・・造るのにロスが出ると聞きました。なので厚みが有る出刃や

牛刀でも中厚以上で造っていましたから、重さが気になります・・・

本焼きの良いのは、変形しないで薄く軽く作れるから疲れないという理由があったりして

23cmの本焼き極上牛刀などは薄くて軽いのでお気に入りです・・・

43水焼きの庖丁は、全部ではありませんが重い・・・計るとそれ程違わないのに?

重心の違いか比重の違いなのか? 43水牛刀の21cm・・・重く感じていて・・・

出刃と牛刀の間に感じるので? 光の出刃を最後に買うまでは出刃の変わりに

使っていました。使い方や作業の違い、年齢や年期の違いで好みも変わるので

使ってみてそれぞれな意見も有ると思いますけど?

高橋でも本職業務用庖丁は、特上光が一番上の時代が長かったと思います・・・

それ以上の庖丁は、特にうるさい人向けの特注品でしたから・・・・

極上の金属は時代によって変わってきました。初期のSX4が始まりで特殊鋼なんて

品物から始まり、これも畳庖丁を使うときに畳の中に石が入り込んでいたりして

それで刃が欠けるので対策として鉄板を切るダイス鋼でやったらどうだ?

其れが特殊鋼の始まり・・・

特殊鋼は、錆びる・・・錆びなくて研ぎやすく斬れる庖丁を求めて・・・最後の種類が43に

なったという訳です。

自分的には、錆びる事も嫌ですけど、切れ味も必要でして・・・なので?

光から特上が好き!

2 件のコメント:

  1. 先ず、想像の材質です。

    はがね、カーボンーーマンガン、ーークロミウムーーニッケルーバナジウムーモリブデン

    4034---0,42,0,5-‐1,00--12,50~14,50<43>

    AUS-80,70~0,75-1、00ーー13、00~14,50ー0,49-0,16-0,20ーー0,10-0,30<光系>

    鋼材、材質の含有量を、比較対象して下さい。

    モリブデン、マンガン、パナジウム、タングステン、コバルトなど
    を組合わせて作ります。
    料理と同じで入れる量や入れるタイミングで味(特性)も変って来ます。
    料理の隠し味にする調味料(ちょうみりょう)?みたいなものもあると思います。
    家でカレーを作るとき、
    ちょっと「はちみつ」や「ヨーグルト」<りんご><醤油>を入れたりすることで
    秘伝の味が生まれるだろうと思う。

    CRESSONさんへ。<美味しい、カレーの作り方、教えて下さい>

    KAZUさんへ、<美味しい、あのローストビーフが、食べたいです。
    前回は殆ど、家の、ねずみに食べられました>




    これと同じでどんな材料をどのくらい入れるかが、鋼材会社の努力の結晶であり
    また、進歩なのですが、それに振り回されるのが、鍛冶屋さんや、刃物業界です。

    ですから、全く同じ材質の鋼材が有るとは、言えないのです。

    ですから、43は余程の信頼感が有る人か、使いこなせない時に、話せる
    人にしか、、手放せない商品です。

    私は今、オークションに出品していますが、43の三徳<家庭用の料理庖丁>が
    欲しい人が、此処に居るなら、友達価格で渡します。

    多分、小売価格は¥20000円前後です。
    送料込みで<¥11000>場合に寄っては、箱なしになります。

    此処で、嫌な思いはしたくないので、私のブログに来てください。

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  2. お疲れ様です

    高橋の庖丁も、廃業後に知った自分達にとってレアな鋼材は魅力充分
    先日も東源正久の43水焼きが50000円からなんて言うオークションもあり

    顔が見えないオークションでは本当に怖い

    欲しい人にとっては喉から手が出るほど欲しいはずですが
    道具は使っての価値ではないか・・・・

    極上も43水も超極上も砥ぎ上げて切る事が出来なければ本末転倒?

    自分も本末転倒です

    さかいさん、ローストビーフは普通~のローストビーフです
    心の余裕が出来たらお持ちします。

    kazu


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