2013年7月4日木曜日

包丁

ステン系ではない包丁をお使いの料理人の一番嫌な天候ですね~

湿度が多いと包丁が錆びやすい・・・マニアの方に言わせると手入れが悪い!と

一言で終わってしまいます・・・調理場は湿度以外にも錆を呼ぶものが多すぎます。

朝の仕込みが終わったら洗って拭いてさらにキッチンペーパーなどで水気を取る

まぁ~このくらいは料理人さんは皆やることです・・・ですがこの時期は湿度が多くて

気が付くと小さな錆が・・・・なんてことも・・・

料理人が包丁を砥ぐのは夜・・・これは昔からの鋼は砥いでる最中からうっすら

錆が・・・ハガネに天然砥石だとよくある事です・・・・成分なんでしょうね?

砥ぎが終わると布で磨き上げるようにしてからなるべく乾燥したところに保存

出来たら水周りのそばにある包丁刺は危険・・・

磨き終えたら数時間は空気にさらして皮膜が出来上がるまで待つ・・・・

鉄の味も消えるし錆びにくくなる・・・・多分こんな理由だと思います。

鏡面にしなくても、包丁を使うときは濡れ布で湿らせてから切る・・・

乾燥をしてると包丁に切りかすなどが張り付くし、その後の汚れ落しが楽なんです。

斬首のときに水を刀に掛けるのも同じ理由なんでしょう?

高橋の包丁も炭素量が大目の極上などは特殊鋼でもあまりに手入れが悪いと

錆びますが・・・俺的にはやっぱり手入れが楽な包丁が好き・・・

掃除から経理まで仕事の後にやるのですから、包丁好きでも大変ですから・・・

そんな理由も有りまして時々は鏡面作業をします。汚れや錆が分りやすい、

やった後、気持ちいい・・・ですね。


このところ、体調不良だったりして店も休んでいたりして仕込みも溜まるし

ハガネの包丁は、しまいぱっなし・・・・さて早めに片付けて・・・と・・・

14 件のコメント:

  1. 体調があまり良くないのでしょうか。夜遅くまで大変なお仕事ですから、無理をされないように。
    こちら北海道はすごしやすく、どこに行っても混んでます(叫)。
    湿気がないので錆びの心配は少ないです。
    油断してると、すぐ冬が来ます。
    今の時期に沢山儲けて、沢山遊ぶのが忙しいですね(笑)。
    北海道移住人

    返信削除
  2. 北海道・・・・・行きたい・・・・
    っていうか・・・半年北海道、半年横浜で生活できないかな・・・

    旭川の友達はこっちに引っ越せよって言ってくれてるのですが・・・

    返信削除
  3. クレソン様
    体調が思わしくなかったのですね…ブログの更新も時々午前様の時があり密かに気にしていたのですが。
    僕が言うのもなんですが、料理人の仕事は肉体、精神的にハードですもね。僕のいるところもシーズンに入り少し忙しくしています(汗)
    身体が資本ですので無理をなさらないで下さい(とは言っても難しいのでしょうが)
    店用に買った特鋼光が気に入り、今頃になって光友の包丁探しをしています(笑)が、さすがにありませんね…極上なんてほぼ無理…あっても鍔なしとか…でも光や特上光はまだあるので早いとこ手に入れるよう妻に持ちかけます(笑)
    北海道に半移住しましたら今度はぼくがクレソン様のところに通うかもしれません(笑)でも道東近隣は温泉が…長々とすみません。
    それではまたお邪魔いたします。
    北海珍味

    返信削除
  4. コメントありがとう
    シーズンに入りましたか~頑張れよ~

    極上でなくても大丈夫!ずぅっと光で仕事をしていましたよ。極上は元の金属が違うだけ
    でして、光だから手を抜いてる訳でもないしね
    一日200食作るようになったらありがたみが判る・・・そんな包丁ですから

    何か考えたかい?・・・原価が安くて儲かる商品?

    返信削除
  5. 一日200食ですか…今の所ものすごい高いハードルです(汗)もたもたしていると今ある在庫も危ないので出来る範囲で揃えたいです。
    商品は、アイディアだけですが昆布を使ったドレッシング…をぼんやりと…まだ試作もしていないのですが一度作った昆布のピクルスが美味しくてつけ汁がもったいないなと思ったところからとクレソン様の酢のお話からでした。
    原価が安くて儲かる(美味しい=売れる=儲かる)料理…難しいです。
    9月には地元の農協が育てた豚肉が出てきます。いただいた味の記憶を頼りにシュウマイと角煮を作ろうかと思っています(あと動画も参考に)
    ブログの記事に取り上げてもらったりなど気にかけて頂きありがとうございます。
    色々とアンテナを立てて精進します。
    北海珍味

    返信削除
    返信
    1. こんばんは~
      和食の職人さんだからお酢を煮てから使うこと知ってると思いますが
      お酢の中に昆布を入れておくだけで、むせ返る酢の嫌なところが
      無くなり、さらに美味しいお酢になりますよね・・・半日漬け込んでおくだけでも
      変わりますからそれをベースにしても良いと思います。

      帯広で食べた札幌が本店の豚丼は、醤油と砂糖と昆布ダシで同じようなタレに
      なりました。

      お土産でくれたあぶり昆布も何かに使えそうだし、とろろ昆布の酢の物も
      いけると思います。

      夏の間は、酢の物が以外にいけるかな?ホッキのヒモとか地物の貝・・・
      昆布酢の飯にウニとか・・・ウニは昆布を食べるのだから相性いいと思えるのですが?

      牡蠣とチーズの組み合わせ・・・牡蠣と牛乳は相性いいです。

      鹿・・・身が淡白なのでチーズを挟んでカツレツとか?

      根室のエスカ・・・元々は横浜のコックが根室でエスカロップビーフを
      出して、当時の北海道の人の口に合わず、ビーフから豚に変わったのが
      始まり・・・なのでとんかつより薄いカツになったわけです。

      シュウマイは、豚モモ肉にひき肉1kgに長ネギ300g、塩25gに砂糖60gが基本。
      これにホタテの乾燥貝柱200g 卵1つ

      ネギをみじん切りしたらそこに、片栗粉を振りかけてネギがパサパサになるくらい入れて、ホタテを戻した水を入れて残りの材料を入れて粘りが出るまで練ります。

      角煮は、秘密・・・・俺の料理ではないので教えられませんが・・・
      ヒントは低温煮です。横浜中華街でもあの味は秘密なのでごめんね!

      削除
  6. え〜 しばらくぶりに投稿させて頂きます。「CX-5のふるさと・・・」何ぞと言ってた広島の人間でございます。これからは単純に「広島人」と名乗らせて頂く所存です。「ワシも広島なんじゃが!」と言われる御仁は、申し訳有りませんが「広島人2号」とでもお名乗り下さいませ。
    本当は「シュミ」の時間に使ってるメジャーな(嘘)名前が有るのですが、それを使うと「いったいどこに出入りしよるんね〜?」と、当ブログが素晴らしいにも関わらず横やりが入りそうなので「広島人」ということでよろしくお願い致します。

    それで体調を気遣う常連の皆様方同様、当方も心配しております。実はクレソン様とはほぼ同年代、どちらが上か下か迄は判りませんが、疲れがグッと応える年代になって参りました。
    とにかくご自愛下さいませ。

    当方は、言っちゃって良いのか判りませんが、「北の◯◯」さんにお世話になり、高橋さんの本当に希少なる「極上」の2本が婿入り?嫁入り?して来ております。「北の◯◯」さんとはそれがご縁で本当に仲良くやり取りさせて頂いております。
    で、その他に2本程手に入ったものを含めて都合4本が手元に有ります。
    遅きに失した割にはよく手に入ったものと思っております。

    「北の◯◯」さんからはとにかく色々な素晴らしい包丁を紹介され、焦点が定まらんくらいになっておりますが(笑)、高橋さんのところの長尺の牛刀は追加で何とか手に入らないかと思っております。(出来れば厚口でない幅広)
    そうでないと意に沿わない余計なものをあまた買っちまってる気がして。。。

    例の高橋さんのところのものをずっと取り扱っておられる築地の刃物屋さんにはまだ長尺牛刀が有る様ですが、薄くて幅広なものは無い様です。(もともとクレソン様のお使いのものは特注ものですしね)

    もし何らかの情報をかけらでもお持ちでしたら教えてやって下さいまし。(ムシが良過ぎる?)

    では勝手ながら今後もよろしくお願い致します。






    返信削除
  7. コメントありがとうございます。

    出来れば厚口でない幅広・・・それがなかなか無かったんですよ・・・

    それで最後に特注で一本作ってもらいました。

    それまでとか、目黒君もですが、使いながら砥ぎで好みの形に育てていく・・・
    それしかなかったんですよね・・・反りもきついし・・・
    昔ながらの形なんですよね・・・
    自分の形にするのにプロでも数年掛かります。親父さんに言えなかったって
    理由も有ったんですが・・・笑

    ミソノの鍛造スェーデン鋼が薄くて良いかもしれませんよ?

    極上の良さは欠けずに粘りが有るのに切れ続ける・・・・なので少量を作るのには
    光で十分?

    日本刀で数人しか切れない人と何十人も切れる人も居る・・・この違いも有ります。
    意外と難しい包丁仕事・・・笑

    目黒君も少しだけ気が付き始めてますよ・・・

    返信削除
  8. お忙しい中早々に的を射たご助言、本当にありがとうございます。

    以前ミソノはチェックしたはずなのに完全に頭から抜け落ちておりました。
    最有力候補に格上げさせて頂きます。

    ステンレスで行くならやはり築地の刃物屋さんに有る高橋さん作の長尺ものにしてみるかというところですね。結構薄く研いで渡せるよとは聞いてますので。。。(まだ在庫有るかな?)

    どちらにしても素人がごちゃごちゃと言ってる話なんですが、違いが判っちゃうとこだわりたくなります。

    返信削除
  9. 多分?元の厚さが薄い包丁の事だと考えています・・・・?

    高橋の包丁の元の板が厚くてそれを鍛造してるので・・・
    薄い包丁がほとんど有りません?というか?無いわけでも無いのですが
    薄いのも作っていた時期も有ります。たぶん?
    極上は2種類の厚さの鋼板から叩いていたので、尺とか大出刃に
    270ぐらいの牛刀から小さなぺティーが薄い鋼板だったと思います。

    昨日だか?オークションに築地の名前の極上牛刀300が7万で
    買ったのを5万で出てましたよ?

    返信削除
  10. オク迄ご案内頂き、ありがとうございます。

    あそこの名前でも極上光は扱っておられたのですね?
    でもさすがに良いお値段となりそうです。
    私が確認したところでは、かのお店には長尺もので刃厚が結構薄いものも有るようでした。
    問合せの電話口でノギスで図って頂きました。やはり刃幅はあまり無いようでしたが…

    返信削除
  11. 個人所有の在庫では、刃幅6.5CMが最高です。
    牛刀ではこのサイズではなかったでしょうか?
    間切り包丁とかはそれ以上でしたが・・・

    返信削除
  12. 返信ありがとうございます。
    というか、見て驚きました!シュウマイのレシピが…教えてもらっていいのでしょうか…嬉しいのですが…(ちゃっかりメモしました)素直にありがとうございます!
    角煮もヒントをいただいて…自分作りや今まで働いた人のを見ても食味が決定的に違い?と思っていましたが、そこに秘密がありそうですね。いろいろ試してみます。
    好きでコメントしているのにお返事をもらった上こんなにしてもらって…ほんとクレソン様には「ありがとうございます」と「すみません」の連続です。
    なにもお返し出来ませんが(もちろん望んでいないのもわかっています)料理人としてアッと言ってもらえるものをいつか…(いつだ?)
    一先ず今回も「ありがとうございます」
    北海珍味

    返信削除
  13. シュウマイは、ホタテの塩加減で塩をたすかです。

    角煮は、香港の5本の指に入る人の角煮でしてまず判らないと思います。
    ですが何回も思考錯誤してみれば出来るかも?日本人には教えないんだそうです・・・
    俺・・・日本人なのですが・・・笑。
    自分も初めて食べたときの驚きが忘れられません・・・

    返信削除