広島サンの欲しい牛刀?
高橋刃物製作所では、問屋さんとか刃物屋さんとか個人での注文で大きさ形も変えて
造っていました。 俺たちコックは今では使わない間切り包丁とか刃幅が10cmぐらいのも
確かに有りましたよ。宮古島の漁師さんが何本か購入したときに見た覚えがあります。
うちで使ってる極上300もミソノの330の牛刀も刃幅6cmでして、高橋の330が6.5cm
5mm違い・・・・牛刀の標準サイズではないでしょうか?
普段使ってる牛刀が刃幅6mmですが、比べると結構違う感覚ですが?
どうでしょうか?
普通のコックさんが、300の牛刀でも大きいと感じるサイズです。
本焼きが240ですから(手作りなので計ると245ぐらい)250ぐらいにも計り方では?
今では、目黒君も300(尺)の牛刀を使っています。最初は包丁の重さで振り回されている
感覚だったそうですが、今ではなくてはならない存在だそうですよ・・・
あとはですね~包丁の使い方が問題なんですよ・・・
刃を使わずに鉈のように使っても砥げば大体斬れますが、それではどんな包丁でも
早く斬れなくなる・・・高橋が閉めてしまったので目黒君も極上を使ってますが・・・・
まだまだ勿体無い腕・・・買っておかないと買えなくなるのでが理由。
家で使うならちゃんと砥いで使えば光でも十分でしょう・・・
それでも一生物でしょうから? 極上は相当使わないと勿体無いというか
三代以上使えそうだし・・・・
高橋が昔造った包丁を今でも使うお婆さんが修理に持ってきたけど、こんなのもう捨てれば
良いのに?・・・デモね、その包丁は50年も前に嫁入りで買った包丁だし、愛着あるし
魚も肉も野菜もそれひとつでやってしまうんだとか・・・・他に貰った包丁も沢山有るんだそうですが
50年ですから・・・凄いでしょ・・・・値段の高い低いはそれほど変わらないわけですね・・・
ですが・・・一度使ってしまうと・・・・目黒君でさえ・・・違いが判るようでして・・・・
手作りなんでどの時期のこれは良いよとか、親父さんが最後の頃の43は良いよって
言いますが・・・・俺の使い方では43はな?しかし家庭で使うには良いのでしょう・・・
硬いようで粘る、柔らかいのに切れる・・・他の包丁から変わると????なんなんだ?
この包丁?って感じを砥ぐと感じると思います・・・・後期の包丁はね・・・
初期の包丁は、とにかく硬く出来上がっていて折れる、割れる、素人には扱いにくい・・・
それで硬く焼いて、柔らかく(粘る)ように戻していたみたいな気がします・・・・
それ以前に強力鍛造が持ち味なんで、焼き戻しの違いで差が有るみたいな気がするんですよ
そこが親父さんたちが造って来た包丁の面白さなのではないかな?って思っています。
まずは、みなさん砥ぎを勉強しましょ・・・それから包丁の使い方・・・
相変わらずの美しい包丁の写真、ありがとうございます。
返信削除採寸までして頂いて痛み入ります。
北の方にはお話していたのですが、しばらく前に地元の老舗刃物店さんから尺一のステンレス割込の牛刀を購入致しました。
値決めは御店主の気持ち次第ってところが有って、この牛刀は「持ってけ、ドロボー」状態でした。もちろんモノはしっかりしてます。
高硬度のステンレス鋼が割り込まれており、63以上の硬さは有る様です。
(当て推量ではなく、この包丁をヤスリに当てて引いても噛まずに滑る。ヤスリの硬度がおよそ63ですから、これに噛むようだと63より硬度は下ってことで。。。)
で、コイツを割込の限界近くまで片刃寄りに荒研ぎから研いで、鏡面仕上げに今近付けているところです。途中使いながら。。。
最初8000番の仕上砥までキッチリ研いだところ、やはり硬度も有るし滑る薄い刃となったので少し粗めの砥をかけ直して鋸刃が残る様にして使ってます。
この包丁の刃幅はちょうど 6cmです。で、もう少し刃幅が有ればな〜って感じです。
クレソン様が書かれている様に、最初素人の私には尺一の包丁は重さと長さに振り回されてる感も有りましたが、ここ最近は240mmでも小さいな〜って感じる様になりました。(割込なんで激薄ではないし、少し重めっていうところも有りますが)
もちろん?切っ先のコントロールはまだまだおぼつきません。。。
包丁(刃物)を研ぐのは好きですね。子供の時より散々家の刃物を研いでましたんでそこそこ感覚は有るかな?って思っています。
その尺一牛刀は購入店の店主と研いだら持って来いとの約束もしていたので、持って行って見せたら、乱れなくキッチリ研いでるなってことで合格の様でした。
大体薄めの刃付けで切り口を重視、肉や魚は長さを使って切っている感じです。
まあ言っても素人なんでレベルは低いのですけれどね。一応修練しております。
コメントありがとうございます。
返信削除料理人でも包丁によって砥ぎ方を変えてる人少ないし、刃物屋も実際に料理を
作る訳でもないので意外と使ってみると判らないもんです。
砥石で乱れなく砥げるのはたいしたものですね・・・俺なんかもダメなときありますよ。
砥ぎ直し・・・本当に上手く砥ぐと使いたくないぐらいです。笑
洋食屋も意外と両刃を片刃に近く砥ぐんですよ・・・その方が使いやすいので・・・
高橋が昔造った包丁を今でも使うお婆さんが修理に持ってきたけど、こんなのもう捨てれば
返信削除良いのに?・・・デモね、その包丁は50年も前に嫁入りで買った包丁だし、愛着あるし
魚も肉も野菜もそれひとつでやってしまうんだとか・・・・他に貰った包丁も沢山有るんだそうですが
50年ですから・・・凄いでしょ・・・・
上記
コピーで申し訳ありません。
そのお客様いらっしゃいましたね。
混んでいる時に申し訳なさそうに・・・。
高橋の奥さん達が、お客様ムリよ!そんな柄になったら・・・。
だめだしされた所に長男さんが登場!懐かしいな~の一言。
その後無言で作業場に行き数分後、柄も綺麗に直され刃も付き
大感動されていましたね。
50年で柄はボロボロ鋼はしっかりしていましたね。
まだまだ現役で家庭の包丁として使えるレベル。
何が?言いたいのか「凄い!」の一言。
実は、その時初めてクレソンさんにお会いしたんですよ。
きみ、そんなに買ってどうすんの?の一言(笑)
※私のお客様をお母さんと間違えたクレソンさん(笑)
※中華屋さんに行ったら貴方か・・・中華屋でも料理人でもないのに
中華包丁を何本も買ってるって。。。笑われました。
5298
あのときが・・・・最初でしたか? 中華包丁ね・・・・笑
返信削除こんにちは。ブログコメントをお借りして、先の5298様のコメントに一言…感動しました!高橋長男さんカッコイイです!また長くなるので多くは語りませんが、職人魂を感じました。僕もまだまだ青いですが職人の端くれのつもりですので本当にいいお話をいただきました。朝からすごく気持ちがいいです。カッコイイなぁ。
返信削除クレソン様、高橋御兄弟様、皆様、このブログは本当に自分の勉強になります。
5298様、ありがとうございます。コメントをお借りして失礼いたしました。
北海珍味
北海珍味さんこんにちは・・・
返信削除料理人も修理や砥ぎに持って来るのですが・・・
その包丁を見て、あんた腕悪いだろう・・・なんていうので従業員はヒヤヒヤ・・・
包丁を見てどんな使われかたしてるか想像するんですよ・・・客なんだから黙って
修理したらいいのに・・。笑
結構な数のお客さんを逃がしてましたよ・・・・笑
気に入らない客には口も聞かないので、周りの人は大変でしたよ・・・
そんなところも含めて高橋の兄弟が好きでしたけどね・・・・
北海道珍味さん。ありがとうございます。
返信削除本当にクレソンさん。の言う通りのご兄弟ですよ?
素晴らしい兄弟です。役割が兄弟でうまく?才能、良いところが分担できてる様で。
私も兄と商売していますが。
それが男四人で良いところ認めあうって凄いです!
北海道珍味さん頑張ります!
ありがとうございました。
クレソンさんのblogに感謝です。
が・・・・・。
焼売。。。
5298
焼売さんコメントありがとうございます。
削除早く来ないと終まいになりますよ・・・笑
クレソン様、初めまして。何時もブログを楽しく拝見させて頂いております。
返信削除このブログを通じて高橋刃物製作所の存在を知り、知った時には既に廃業された後であったため購入出来ず歯痒い思いもしておりました。
さてそんな中最近オークションにて高橋刃物性牛刀30cmが出品されており運良く購入する事が出来ました。
もう少し小さい24cmのものも出品されておりましたが、目黒君(様)?の動画では30cm牛刀が使用されていたためその大きさを今後使おうと思い、落札した次第です。
実際に包丁を手にしてみると、その大きさとその存在に圧倒されております。
その包丁に関してですが、クレソン様が施行されております、鏡面加工を素人が行う際に何か注意点などありますでしょうか?
当初はプロの方に頼もうとしたのですが、やはり牛刀は厳しいとのことで頼めませんでした。
お忙しいなか大変恐縮ですが、ご教授頂ければ幸いです。
何卒宜しくご検討の程お願い申し上げます。
コメントありがとうございます
返信削除自分も鏡面にする仕事ではないので素人なのですが、300は大きいでしょう?笑
注意点は何も無いと思います。ただ80番ぐらいから縦横に磨いて、だんだんと番手を
上げて行くだけでして1000番ぐらいからやっと光りだしてきます・・・その後1500、
2000番と上げていき最後に鏡面仕上げ剤で仕上げるだけです。
根気が要りますよ・・・・俺より、北海道移住人さんのほうがきれいに仕上げています。
耐水ペーパーまでは包丁に熱が入りませんからただただ根気が・・・
クレソンさん
返信削除そんなことないですよ。ただ私の場合は2000番のあと、4000番、8000番、15000番とあげてから、バフ仕上げを行います。
バフ仕上げでは包丁をしっかり押さえて、かける方向をきちんとしないと包丁が動いて危ないです。何度ひやひやしたことか・・・。あと仕上げ材のクリームが飛び散ってしまうので、新聞紙でバリケートを作ります・・・。根気いります(涙)。
広島人さんも頑張っておられるようです。
北海道移住人
・・・画像を見ただけで俺よりきちんとやってるな~って見えました。
削除店の近くでの量販店では耐水ペーパーが2000番までした売ってないので・・・
東急ハンズに行くと3000番以上あるのですが・・・笑
クレソン様ありがとうございます。
返信削除鏡面加工にするには、なるほど根気が最も必要そうですね・・・(笑)
高橋刃物の包丁は一生ものと思われますので、あまり焦らずゆっくりと楽しみながら仕上げて行きたいと存じます。
とりあえずは他の包丁で練習してみて、(80番から2000番?程度迄?)徐々に番手を上げながらやってみます。バフはないのでクレソン様のようにはいかないとは思いますが・・・
また目黒様の包丁さばきにもいつか追いつきますようこちらも頑張りたいと思います。
自分は九州在住なのですが、夏休み等で横浜に脚を運ぶ際にはクレソン様のお店にも是非食事をしに伺わせてもらおうと思います。(ちなみにクレソン様のお店の名前はなんというのでしょうか?一人で来店しても雰囲気は大丈夫ですか?)
120番ぐらいからでもいいかな?やっていくうちに鍛造のゆがみや、
返信削除ヘアラインの前の削りの
傷が出てきますがびっくりしないでくださいね・・・笑
そこから番手を上げて行くとだんだんときれいになっていきますよ・・・
小型のリューターが一万円ぐらいでありますから買うといいかも?
それも国産品は安全第一で
トルクが無い・・・アメリカ製のほうが長持ちしますが・・・
一本なら国産品でもいいかな?
一人で来ても大丈夫ですが、駅から離れているので少し大変ですよ・・・笑
店の名前は其のままCRESSONです・・・
横浜でクレソンって検索すると出てきます。小さな店ですから・・・
やはり、バフは使うんですよね。
返信削除5298
シュウマイ君・・・バフ使わないとか書いた憶え有りませんが?
削除君の場合?バフだけしか使わなかったでしょう?