2016年12月29日木曜日

店を続けなければと思う時が有る


郊外の住宅地で駅も無い土地で30年間。

流石に大都市なのに高齢化が進んでいます

飲食業そして洋食屋って店を始める頃には、すでにファミリーレストランの

影響で数が少なくなってる時期で、最初から儲ける事よりも

少ない数でひっそりやる事をイメージしてやってきましたが

30年前の家族連れも子供は大きくなって家を出て・・・

老人が残って住んでいる? 田舎でも無いのにですよ?

少子化って実感できるようになりました。

それでも30年間営業できたのもお客さんが来てくれたおかげです。

世の中、不景気で最初は夜間のお客さんが減ってきて

今では、昼のお客さんも以前に比べると減っています。

自分本人も歳を重ねてくると以前のようにはパワーが有りません・・・

自分の店だけでも30年営業したので、いつか閉店って時が来るのでしょうが

昨日の朝、店の前にごひいきのお客さんが「今年はいつまで営業ですか?

孫が明後日、大阪に帰る前にうちの店に来たいって言ってるので

聞きに来ましたと」・・・今年の夏休みは来なかったな?

そう思っていたのですが夏休みは旅に連れて行って、日数的に

うちの店に寄れなかったそうです。

帰りにメモを孫娘さんからおじいさんに渡されて来ることに・・・

せっかく来てくれても孫の姉がナポリタン、妹がミートソースなもので

売り上げとしたらね~?って感じですけど

今日来ておじいさんからこれなんだよ・・・って見せて貰ったメモに・・・

休みになると新幹線で孫二人で来るのを待つじい様とばぁ様も

あの子たちはクレソンに来るのが楽しみで私たちが生きてる間は

店を閉めないでねって・・・こんなことがあるともう少し頑張ろうか?

そんな気持ちになります。こっちに来てインフルエンザにかかって

明日には大阪に帰る。ラストチャンスだった孫たちだったそうです。

「今度は春休みに来るからね~」だって・・・

来年も頑張るか!

4 件のコメント:

  1. ご無沙汰しています。
    食の繋がり、心の繋がりが染み入りました。
    健康に留意され、来る年も料理で幸せを届けて下さいませ。
    またいずれお会いしましょう。

    広島人

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    1. 広島人さんコメントありがとうございます。
      今年も店を維持するだけでなかなか儲かりませんでした。
      旅行も行かず母親のボケがひどくなり、高齢者食事付賃貸に
      入ってもらったので、その費用の為の出費でいっぱいいっぱいで・・・

      これも順番ですからあと数年は頑張らないと・・・
      食事を作っても食べる量が少なくなって、夕方に家に弁当に
      して持って行っても電子レンジがちゃんと使えなくなって
      冷たいまま食べたり、TVのチャンネルも使えなくなって
      しまったりで・・・そんな理由で出費は有りますがしかたなく・・・

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  2. 順繰りとは言え、辛い話です。
    私はもう通り過ぎてしまいました。
    食べるためと言いながら、ケアの心が足りていなかったと後悔先に立たずです。
    でも、共倒れになる訳には行かないので、そこのところが難しいところです。
    施設に出向かれた時は優しくしてあげて下さい。

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    1. なかなか親孝行など親を越えてからと考えていましたが
      越えることも出来ず、ボケてきて昨日と今日の話が食い違って
      頭にきたりして毎日が大変で順番とはいえ、難しいですよね。
      何かやってあげて喜んでもらっていても次の日は忘れているしで・・・

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