2013年2月1日金曜日

高橋刃物製作所のステンレス包丁って

親父さんは、愛知製鋼の渡辺さんにステンレスは、炭素よりクロムの大きさが大きい・・・

なので鍛造をしてクロムの大きさを砕きさえ出来れば良い刃物になるって言われたそうですよ。

この間、ボソッと言いました。

それが、小規模な会社なのに結構昔から包丁の金属組織を撮った写真が飾られて

いたわけですね・・・高橋のホームページにも出ていました。

親父さんと渡辺さんの絆で・・・多分? 内緒で愛知製鋼の開発研究所で撮影された物

なのでは?(笑) 高橋にそんな画像を撮る機会ないし・・・

とにかくひっぱだく・・・叩いて叩いて・・・・なので?品物は良いけど・・・

鏡面にするときにキズっていうか?叩いてない包丁みたいにきれいではないんだ?

炉の温度を計る機械も高額なので、ハガネの鉄より高温なステンレスや特殊鋼の

最適な温度は、ハガネで修行した兄弟には判らない温度域・・・ハガネは800度ぐらい?

特殊鋼やステンレスは1150度ぐらい?・・・たぶん?

愛知製鋼の高額な計器を持ってきて日曜日に炉の温度を目で憶えるように

したのも計器が物凄く高くて買えない・・・から、二人でやっていたそうですよ。

親父さんの技術と大きな会社の機械と技術者の御蔭で科学的に立証された

包丁になった訳です・・・

オヤジさんは、包丁を見て中の金属組織が見えるって言います・・・・?

見える訳有りませんが・・・・出来上がった包丁の色とか輝きとか?

なんだと思いますが・・・

安いステンレス包丁を磨いても高橋の光のステンレスの安い物と比べると

光り方が違うのは俺でも判る・・・輝きが違うんです・・・?

そうか?それで包丁に光って名前か?なんて想像しました・・・・・

鎌倉のご夫婦の質問でやっぱり高橋の売りは極上ですか?なんて質問ですが・・・

調理師でも光で十分なんですよ・・・

ですが・・・プロは包丁自慢が好き・・・車のメカニックが高価なスパナを買うのと一緒で

耐久性とミエ? 確かに極上の刃もちは素晴らしい・・・

上手く砥げると恐ろしく切れるし、切れ止まりが長い・・・・

しかし綺麗にしておかないと錆びる・・・錆びにくいだけです・・・

これが43になるともっと錆びにくいけど、極上のように砥ぐと刃もちは落ちるような?

使う環境と使う人の技術で43、光、特上光、極上、って感じでしょうか?

鋼も斬れますよ・・・・カツオ庖丁や畳庖丁は凄い金属で造ってますからね・・・

錆びますが、錆びさない技術が有ればそれが良い・・・

飲食業では、野菜や生姜、レモンなどよく切ります・・・使い終わる前に変色するんです・・・

錆びてる訳ではないのでしょうが・・・包丁が変色するのが嫌なんですよ・・・・

使い終わったら直ぐに洗っても・・・変色というか?色が変わるんですよね?

なので・・・俺はステンが好き・・・高橋のステン包丁ならハガネに負けていないから

ハガネの包丁は要らないって事です。

そうそう・・・高橋の包丁を鏡面にするのはナゼ?って質問も来るのですが

仕上げでヘアーラインが入っているのですが・・・・どうしても家庭でも拭くだけでは

そこに変色や薄いサビが出てきます・・・凸凹がどうしてもきれいに出来ない・・・・

それでは、そこに細菌が残る可能性がある訳で・・・

それが理由でもあります・・・・きれいに光ってる方が、包丁の名前と一緒でしょ・・・(笑)


2 件のコメント:

  1. 今日も、
    美味しかったです。

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  2. あのさ・・店の従業員の書き込みのようです・・・?

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