前に、高橋刃物製作所の鋼材の歴史ってブログを書きましたが
少し訂正です。・・・というか?
既に20年も前に無くなった金属なのですが
これが高橋の特殊鋼の2番目? 最初がSX4という金型鋼でしてこれは凄いけど
錆びる。この金属から特殊鋼で出来上がるようになったんだとか。
錆びないでこの金属ぐらい斬れる鋼材は無いかと注文して造らせたのが
10という金属で錆びないでいて斬れる包丁が出来上がったそうです。
この10という鋼材は、鋼材メーカーが圧せんする時にローラーの軸がぶち折れて
製造を断ってきた物・・・これが20数年前に売り出してプロに評価された物なのですが
自分が2本目のペティーがコレ。磨いても今D15程輝きませんが斬れるし長持ちしました。
唯一の弟子が有名なレストランで2番になった時に、お祝いに極上ペティーを贈るつもりでしたが
たまに貸してあげた10のペティーが欲しいというのであげてしまいました。
買ったときに6千円と極上は波枝なので3万円近く・・・
当然極上を選ぶと思っていたのですが・・・・やつの目が良いのか?
シャフトをブチ折ってからは、改良型10ってやつでして、この二つとも
使い方が家庭では難しく、硬いので刃がこぼれるし、手入れをしないと腐食してしまう
のだそうです。自分は一度も錆びさせてないし、腐食も無し・・・?
当時、1%の炭素量でステン系だったんですがね・・・
高橋では、浸炭するので1%以上になってしまうんですが・・・・
それから家庭用というか業務用でない奴は0.9%から0.6パーセントになっていったんだそうです。
逆にプロ用は、1%から1.5%の炭素量になっていき、極上は元が1.5%で
浸炭してしまうので1.6%ぐらいになっているかもしれません。
画像の下のペティーなんですが真ん中が新品の極上ペティーで
下が25年使えた昔の光ペティーです。元は同じ長さでこの程度の減りなんです。
包丁の使い分けと使い込んだら仕上げの砥石でササっとやるだけでOKな包丁でした。
こんな包丁造るから、長持ちしすぎて次に買いに来るのは何十年後・・・
高橋刃物が儲からない訳です・・・
店頭では、残りの商品が30%引きで大きな業務用が50%引きでした。
閉店セールは、無くなり次第終わりですが・・・
大量に造り置きが有るのでまだ自分に合った包丁が見つかるかもしれません~
岐阜の中学生の左利き用極上波絵柄240名前入で出来てました。
こんばんは。
返信削除価格の事でちょっといやらしいですが、大きな業務用包丁のくくりに極上牛刀波柄240は入っているかどうかわかりますでしょうか?
もしわかりましたら、教えて下さい。
よろしくお願いします(^^)
10%引きからとうとう30%引きになったところです。
返信削除50%引きは300cmぐらいから上だと思います。
最近は、調理場が小さい店が都会では多いので
まな板も小さい・・・なので大きな包丁はなかなか売れない
からと言う理由だそうです。波柄でなければ少し手間賃が
低いので安いですよ。
もし売れて無くなり、自分のを分けてあげるとしても
定価で買ったものなので定価でしか譲れません。