2012年7月13日金曜日

柳刃の砥ぎ

未だ持ってまともな砥ぎが出来ていないかもしれないのが
和包丁です。
高橋のペティーが極めて鋭利に砥げるので、刃の角度はかなり薄いです。
どうしても柳より鋭利な刃が付いてるので、柳に疑問が????
河豚なんて高価なので試し切り出来ないのでタコとかで試しているんですが?

どうも?刃先ではなく切刃の凸凹というか親指と人差し指で滑らせて見ると微妙に?
本焼きの柳を早く使いたい為に刃先ばかり気にしてました。
裏すきはキレイに平面を出したので問題は切刃のようです。裏すきは一度ちゃんと作れば
バリというか?それをそぎ落とすだけにしないと包丁の形が崩れるので?
裏すきがなくなる・・・これはダメ・・・砥ぎの最後に包丁を気持ちわずか立てるように
刃先だけ砥ぐのが良いみたいです。

表は、ベタでもハマグリでもできればハマグリが良いみたいですが?
アゴから切っ先に掛けて僅かに細くなるように凸凹をなくす・・・
和食の職人と違うのでこれが正解かは分かりませんが?

上手く砥げたようです。タコが引っかかりもなく力を入れなくてもす~と切れました。
マグロのサクを切っても何の抵抗もなく・・・これか?
砥ぎも面白いです・・・

この間、友達の出刃を砥いだときに出刃も最初からそういう形になってるんですよね・・・
丸っ刃になっていたので、かなりの時間を掛けて砥いだのですが斬れすぎ~って驚いて
ました。出刃ってこんなに切れるのか?と言われました。家のどの包丁より切れるから
そのまま出刃で刺身を最後まで造ったって?(#^.^#)

洋包丁って押して切る事が多いですが和包丁は引いて切る・・・・この違いが砥ぐときの
違いが有ります・・・たぶん?
柳を押して切って引いて切れるより良ければ砥ぎ方が悪い・・・この違い判る人も
多いと思いますが?どうでしょうか?(笑)

いつもと違う向きに砥ぐと解決します。最後の仕上げで・・・・?

高橋ではシャプトンの5000番で仕上げていますが?
自分は、ペティーと柳刃は12000番で仕上げてます。5000番だと食付きが良いので
普通はここまででOKでしょう?
柳刃はオヤジさんが造ったカスミほうは、天然砥石で砥取屋さんから購入した巣板ぎわ大上梨地
を使っています。ハガネには良いみたいです。光りませんが多層の霞がキレイになります。
たぶん?8000番ぐらいなんでしょう?
一つ、嫌なのがシャプトンの紫5000番は、油分が有るのか手が汚れます。天然と12000番は
それが無い・・・天然砥石も本当は内曇がやっぱり欲しいのですが・・・
日本刃じゃぁ無いので使いやす柔らかめの大上が楽です。
これも砥ぐ人の技量で変わりますので天然砥石に興味がある人は、
京都まで行って見ると良いです。
砥取屋さんは、試し砥ぎさせてくれるので自分の刃物と技量に合った物を買うことを
勧めます。家庭用のサイズの包丁なら大きな砥石もいらないのでコッパで十分。
数千円で買えますよ。それも仕上げ用にしてその前はシャプトンでOK


せっかく高橋の刃物を買ったんだから砥石も少し良いものを使ってみてください。

2012年7月11日水曜日

記録ビデオ制作中

閉店前の5月6月はおかげさまで開店以来初の高売上だったそうです。
43、極上の指名が多かったんだそうです。
このブログを見て欲しくなったと言うお客さんで大分売れたんだそうです。

元々、高額商品はそれ程宣伝していなかったし高橋のホームページにも少しだけ出して
あるだけでしたから・・・
しかし、買って喜んでくれる人が多くて良かったです。本場の岐阜からのお客さんが多いのに
ビックリ、久しぶりにお店に行ったら岐阜のお蕎麦屋さんからの注文が錆びにくいD15の極上と
本焼きの柳だって・・・

プロは、絶対にサビが浮いてる包丁は使えません。和食の職人はいまだにハガネ信者が多く
持っていても忙しいときなどは使えません・・・同じ斬れる包丁があるのに親方がハガネ以外の
包丁を認めないのでは、包丁の世界は変わりませんよね。
洋食のコックも切れないステンレスや工場で大量生産で宣伝が上手い包丁を使う限り
何時までも進化しない・・・
うちの店から育ったコックは皆、包丁を大事にします。それが料理人の基本だからです。
鏡面にするのも、汚れが目立つからという理由も有ります。

高橋の光からステンレス商品は錆びます。しかしハガネの包丁は梅雨時の湿気がある時期は
もう大変なんです。砥いでる最中にもサビが浮いてきます。それに比べれば光シリーズの極上でも
天然砥石の仕上げでサビが浮く時が有ります。たぶん?砥石に酸化鉄の成分があるのか?
それでもハガネよりイイです。
鋼より錆びにくく、ハガネのように鋭利な刃がつき長斬れします。しかしその分一般的なステンレス
包丁より昔ながらの製法プラス新技術が有るので手間が掛かり、元の材料も高いし、高価なコークスと松炭を使うので高い。それだけお金と手間が掛かってるので大手の包丁屋では作れないでしょう?
手作りだから高いのではなく、製作にお金が掛かってるからなんですね。
その分、使える年数も凄い・・・他所の包丁の3倍も4倍も使えるので軽く元が取れるんですが・・・

おやじさんがよく言うのは、ハガネの包丁は良く斬れる・・・さんざん作ってきたから判る。
でも錆びやすい・・・これが錆びなければ一番いい。値段も安いしね。でも錆びにくくて
斬れる包丁が有ればもっと良い。大きく欠けると大変だから小さく欠ける方が良い。
良い物には弱点がある。刃の繊維を考えて造ると刃には良いがえぐるような使い方だと割れる
斬れる包丁にすると錆びやすくなる・・・色んな人が使いやすく斬れる包丁が一番だけど
包丁を使う腕の差も有るし、使い方もある。それでも評価されるには固くて砥ぎやすくて
斬れることが大事・・・・・難しいよな?
だから光、特上光、極上光、本焼きって作り方や硬さを変えている。
光でも水でやって焼戻しで調節したらえらいものが出来る・・・でも高額になるから
誰も買わないだろう?って極上の鋼材なんて叩かなくても焼入れだけで十分なのだけど
やっぱり叩いて作ると更に良い。硬度最高ぐらいまで硬く造って粘りを出すために
使いやすいように柔らかくしてる・・・牛刀はそれで良いと思うけど?
柳は、落としたら割れてしまってOKだと思うのでうが?硬ければ喜ぶのが
柳刃だと思うから・・・そうやればハガネの柳刃は捨てるでしょう?

高橋では日本鋼のハガネの包丁の方が安い・・・

ここ一週間高橋に行ってなかったのですが、まだまだ普通の包丁は沢山あります。
左利きの包丁も沢山有ります。サイズ的に売れ筋は無くなってきてますが極上の牛刀等
プロ用はありますよ。

ここ一週間で空いた時間で撮り集めたビデオ造りをしてます。
高橋の皆さんへのプレゼント用です。編集カットしても軽く一時間。
高画質で作ってるのでDVDに入りきれない・・・二層DVDでやっと・・・
今日水曜日なのですが昼から夜の8時まで掛かりました。
これをプロに渡して音楽入りにするか考え中・・・




2012年7月3日火曜日

まだまだ終えられないらしい…

六月いっぱいで閉店?

 今週から棚卸をしてる高橋刃物製作所です。
 先週まで昔からのお客さんがいっぱい来て、オヤジさんはその相手をして? 兄弟は購入された包丁を仕上げ砥ぎで忙しく、バックオーダーの催促も沢山・・・・・ 最後とあって売上も最高だったそうです…うちのお客さんも最後だからと結構店に行ったみたいです。

 ですが・・・閉店作業をしながらバックオーダーをやらないといけないし… 売れ残り20%引きで暫くやるそうですよ…あ?またかよ?(笑) かなり高額な商品からなくなってきてますが、まだまだ在庫あるんだそうです。
 東北復興で送った包丁も有るのですが、50年もやってるのでいろんな包丁も出てきます… 工場の奥が経理などの部屋なのですが其処にもまだまだ・・・だそうです。

 オヤジ様はまだまだ何処かで造り続けたいんだそうですが、ひとりになったら危ないしどうなんでしょう? 特殊金属以外は、次男さんが焼入れの本職で長らくやっていたそうです。


 肺の病気で入院する前は、オヤジさんが鍛造、次男さんが焼入れと研磨、


三男さんはオールマイティーに 仕事をこなしていたそうで… 兄弟皆が親父さんの仕事は褒めますが、良い事ばかりではなくて、いろいろ我慢の連続… 次男さんは修行時代からず~と一緒に働いてるのですが、この人がいなかったら? 高橋の歴史は無かったかもしれません。

オヤジさんは修行時代から自分の考えで行動してしまい 「筍を休み時間に取りに行って夕方まで帰ってこない」次男さんが親方から怒られていたり… 修行時代からず~と黙々と仕事をしていたんだって…(笑) たまに笑顔で昔話しをしてくれます。
 次男さんがいなければ? 三男さんも四男さんも居なくなっていたかも?

 天才は、少し変な人が多い?…兄弟が我慢していたのでここまでの包丁が出来たのかも? 兄弟が頑張って仕事をして、オヤジ様が開発研究して?家族兄弟振り回して? 良く50年も兄弟が頑張ってくれたおかげの高橋刃物製作所ですね。

そして兄弟だけでなく 兄弟の奥さん達も大変だったでしょう~感謝感謝です。
お疲れ様でした。

 完全に店と工場が閉めれるには秋までかかるのかな? 別の方法でオヤジ様は造り続けたいって考えてます。しかし、兄弟がいないと? 枝付け屋さんが廃業するので洋包丁は造れない。工場の機械も他所に行く… 炉とハンマーだけでもやるって言っているのですが・・・・? 工場を壊す日がいつか?兄弟で話し合うのでしょうが? 残りの仕事をしながら閉店セール?これからは20%引きで残りを売るんだそうです。

三年近く、高橋刃物製作所の応援ブログも閉店と共におしまいにしようと考えています。

応援するのに、高橋刃物の包丁に使う金属とそれぞれの斬れ味とか知らないのに
書くのも失礼なので増えた包丁立ちです。
砥いで試してあげてしまった包丁も有るのでかなりの数です。
最後の最後に出てきた極上も廃棄処分はかわいそうなので仕上げた包丁も
仕事の合間に柄を造ってるのでなかなか進みません。とりあえず引き取った4本も
これから・・・あと10本ぐらい・・・・使い切れないので出来上がったら少しづつ誰かに
譲るつもりです。

これで、応援ブログは終わりです。3年近くありがとうございました。
包丁ネタもたまに書くつもりですが? これからは何を書くか分かりません
またよろしくお願いします。
高橋の包丁は一生使えるだけの力があります。
大事にお使いください。
                 
                 ありがとうございました。

2012年6月28日木曜日

高橋刃物製作所まもなく閉店の日が来ます

高橋刃物製作所も後三日で50数年の歴史に幕が降りようとしてます。 ほとんどの店は、売上も悪くなり店を閉める事が最近では普通なのに此処のところ昔からの お客様が多く来店していて最後の買い物をしてるようです。おしまれて…高価な極上は大分無くなりました。 オヤジ様は、魚屋さんの社長からの最後のタコ引きと柳刃を制作中。最後の砥ぎの最中です。 まだまだ残った依頼の包丁も残ってるのですが、来客が多くて御買い上げ包丁の最後の仕上げ砥ぎで 仕事がはかどらない毎日のようです… それでも、まだまだ在庫は沢山有るのは左利き用とか大きな包丁や長い柳とか・・・ 30年以上前から使っているのに、光友包丁が光以外に特上、極上、本焼きなどなど色々あって まして横浜で造ってるなんて4,5年前まで知らなかったんですから面白い… TVなどに何回も出ているのに飲食業はTVを見ている時間が無いし、バイパスが30年以上前に出来てから 国道16号線を使わなくなり、あの場所を通らないものだから… 自分が生まれた頃に始まり、自分がコックになった頃にステンレスで良い包丁が出来上がり、 店の商標も平四郎と東源何々だった物が妨害やいろいろあって、商標登録の担当者の方が持っていた 名前を譲って貰い【光友】になったそうです。高橋刃物の店にその方の写真が今でも飾っています。 平四郎はオヤジ様の父上の名前ですが、そんな理由からほとんどの包丁は光友なんだそうですよ。 前回も書きましたがステンレス鋼材が今よりよくなかった時代に錆びなくて斬れる包丁が有れば 良いってことで試行錯誤してみて店が傾いたり…鋼材メーカーの渡辺さんが親父さんの仕事に惚れて 特殊鋼を持参してオヤジ様ようにわざわざ板を丸棒に作り替えてどんな形にもしやすいようにしたり… 苦労して今の包丁が有る訳で、死ぬまで仕事をしたいオヤジ様の気持ちもよく判る お客さんも一度使えば、良いって判るぐらいの包丁なのでもっともっと有名な包丁鍛冶屋になったはず なのにね。高橋の刃物はとにかく長持ちする…なので2,30年は普通に使えるから同じ人は、買い替えに 10年は来ない…買いましする人も多いのですが…商売は下手・・・・ 渡辺さんもオヤジ様に「一度買ったら10年は買い替え来ない鋼材でやると、数が出ないからそれでも やるのかい?」と言ったそうです。 オヤジ様は、錆びないで斬れる包丁を造りたい気持ちで商売より上に考えてきたからね。 それでも兄弟の家族を食べさせないといけないので日曜日に一人試作をしたり・・・ 娘に変人と言われたり…(笑) 今日も紹介して買った小学校の教師をしてる人が「斬れる包丁で斬った物が美味しく思える」って 言ってました。 自分たち料理人は高橋が有名でなくても高額な10万以上する包丁でも買います。 有名で高い包丁を持っていても使わない料理人も沢山いますが 自分は普段いつも使います。仕事が早く楽に美味しく切れてお客さんも喜んでくれる。 10万の包丁が幾ら儲けてくれるのか…それを考えれば安い物なんです。 今のご時世で潰れず25年も店を続けてこられたのも自分の腕だけでは無いんです。 和食の職人が持つハガネの包丁は錆びるから忙しい時だけとか天然の良い魚の時だけとか? そんな時だけ高価な包丁を使い、普段はしまい込む・・・・たまに使うだけで飾っておく包丁が イイ客、高価な魚の時だけ使って体の一部になるんだろうか?いつも思います。 そんな時に高橋の包丁を勧めるんですがステンレスはな?って?サビを気にして使う10万の包丁と 同じに斬れる高橋のステンレスなのに・・・ 鋼とステンレスは同じ砥石で砥ぐと感覚が違います。そのへんの違いも嫌なのかも知れませんが? 親父さんの考えでカチカチだと砥ぐのが大変で砥げるように硬さにします。 有次の柳などは硬いので職人が高橋に砥ぎに出す人もいるのを見て、わざと硬さを落としているのですが もしもオヤジさんがとにかく硬く造れば、結果は少し違ったかな? 包丁を自分で砥げない包丁じぁダメだろうって考えているので仕方ない・・・・ 前に柳をプレゼントした寿司職人は斬れるけど少し柔らかい感じがするって…極上を渡せば答えが 違ったかも知れませんが? ここ二年ほど親父さんと色々話してプロが使う包丁は落としたら割れるぐらい固くて良いんだよとか 砥ぎが下手だと砥げなくても良いとか?笑いながら色々話をしてきていくつか造って貰ったり 去年は43で本焼き水を造ったり・・・・ 43水は面白かった…家庭包丁のサイズで本焼き水のステンレス・・・ 硬度も高いし、鏡面にするのにも他の本焼きと同じぐらい硬いからなかなか大変でした。 光だと3時間も有れば鏡面になるのに…軽く倍の時間が掛かりました。 砥いでも硬い…ちゃんと砥げると面白いぐらい斬れる。 斬れる感覚も本焼きだし・・・こんな硬くては研げないだろうと心配してましたが 2万ぐらいで本焼きの包丁を買えるのが良かったのか? 何十本も作ったのにみんな売れてしまった~(笑) 包丁の事を好きな人が興味を持ってくれてあの価格なら喜んでくれて・・・・ 43水が最後の新作?あああ小料理包丁かな? 小料理屋さんが一本でなんでも使える包丁として作ったのですが? これも若い主婦に好評でして、形がヨーロッパの包丁の形に似てるし? 小料理屋包丁ではなく、小料理包丁の名前が良かったのか? さてさてあと3日でおしまいの予定です。 オヤジ様は変わらず作業してますが、6月は後3日で終わりです。 やっぱり少し寂しいのですが実感が湧かないのも事実で、一年後ぐらいに感じるのかな?

2012年6月20日水曜日

ステンレス系の焼入れ空冷

今日はステン系の焼入れをしていました。
錆びるハガネ系と温度が違います。ハガネ系だと780度ぐらいだったかな?
ステン系は1080度まで温度を上げるので、松炭ではなくコークスです。光と特上光です。
此処で先日書いた火の色を見ながら焼入れは親父さんの仕事、火だけを見続ける仕事なので
それ以外の仕事は二人の兄弟がやります。今日の焼入れは空冷なので、自作の扇風機を
上下から風邪を当てるように二つの扇風機が上下でまわり温度が下がると出来上がりの状態が
わかるんだそうです・・・
焼き上がりをまだ熱い所で曲がりを修正してサブプロ処理をします。
ステンレス系でサブプロ処理を始めた包丁も高橋が最初、鋼材メーカーといろいろ相談して
包丁に使い始めました。
今では、有名な包丁メーカーもやってる作業ですがこれに感ずいたのは30数年前だそうです。
この作業の仕方は、秘密です。作業中、鉄が鳴きます・・・・キュウキュウと鉄が鳴くんですよ・・・?
鋼材メーカーが他所にも伝えたので今では高額な包丁は普通ですが、高橋では普通の光から
やっています。
鋼材によって、焼入れの温度も冷やし方も丁度良いやり方が有って高橋の凄い所です。
鍛造、焼きなまし、焼入れ、と全て炭素の火だけでやるので浸炭していくので元の鋼材が
炭素量が増えて行くんです。重油や電気炉では脱炭するので、やはり昔ながらのやり方が
一番なのでしょうね?職人がそこまで腕を上げるのに時間が掛かるし、ロスも有る。
儲けを考えると会社としては出来ない。小さな鍛冶屋では限界が有る。
大手でもコンピューター制御の真空窯を一度使うのにお金が掛かるので
30本そこらでは焼入れをしない・・・まとめてやるわけです・・・・
そこらへんが違うこと? ロスも出るが良いもんが出来る・・・平均点の大メーカーと違う所かも?

後、六月も僅か・・・注文が全部出来上がるのは無理のようでお盆ぐらいまで掛かるかな?
お陰様で43水焼きは残り僅か、極上も大分減ってきたようです~
あれだけ棚に在庫が有ったのにね~今月10パーセント割引閉店セールで朝から昔からの
お客さんが、自分のは在るのだけど娘にとか親にとか・・・有終の美になれそうですよ。

2012年6月17日日曜日

オヤジ様の造り方の考え

オヤジ様も包丁を使う人がどんな使い方をするか研究して造ります。
なので試作も沢山造っては畳屋さんや肉屋さんなどなど・・・畳屋の包丁が一番難しかったと
言ってました。
畳のなおしでは、中に小石が入り込んでいたりして刃が欠ける、欠けないように造ると
軟かくて切れない。さてどうしたものか考えて石まで斬ってしまえば良い・・・
鋼材をいろいろ試して鍛造の仕方や焼入れの仕方・・・最後はドイツ鋼のダイヤモンドハイハードって鋼材まで買って造り上げた・・・錆びるけど恐ろしいほど斬れる。
この鋼材は物凄く高かったそうですが、日本中の畳屋さんから絶賛・・・これを砥ぐのが
大変なので砥ぎが下手な畳屋からは不評・・・
親父さんはいつも正解と不正解は隣り合わせって言います。
鋼材の切り出しから鋼材の目を見て切り出しますが、斬れるが横の力には弱い・・・
なので横の力を入れすぎると折れる。逆に横にして切り出すと斬れが悪い・・・
なので焼戻しで調節するのですが・・・南の漁師は折った・・・笑
折れたから怒り出して・・・今では理解してくれたのですが?
自分も先輩に使われて床に落として根元から折れてしまいましたが・・・涙

オヤジ様が造る包丁は顎に近いところの斬れが悪い、切っ先に向かって斬れが上がる
これは、オヤジさんが顎に近いところで力をいれて切る人が多いからわざと甘くしているんだそうです。それと刃を2~3ミリ減ると良くなるのも包丁を最後まで切れるように焼きを入れるのでどうしても刃先が入りすぎ?のように思えます。
最初は小さくチリチリするんです・・・

後は形・・・自分のように引き切りする人が居なかったのか?牛刀の反りが他所の包丁より
早く反りが始まっています。これはキャベツの千切りをするときに切り残しが出るので
包丁が大きくないと少しやりにくい。。。押し切りに合わせてるのかも?
以前、ダイヤモンドハイハードの残りで一本造ってやるよと言われた時に
持っているミソノの牛刀は反りが先の方で包丁も薄いから千切りがしやすいって話から
造ってもらいました。 ミソノのスェーデン鋼鍛造330ミリより大きく重いのですが
砥ぎすぎるとまな板に食い込むから切り方の力を加減しないといけませんが・・・
型を使わず自由鍛造だからできる一本物
確かに手入れが悪いとサビが出るとか切るものによって変色するとか面倒なのですが
タテヨコとも鍛造するので砥ぐのが大変です。砥いでもギラギラして見た目が恐ろしいの
で一般向けではありません・・・

ステンレスで作り始めた頃、良いステンがなくて造っては捨てて・・・
新潟の大手はそのまま売ってしまったのでステンはダメって事に・・・・・・・・・・
オヤジさんも大変悩んだそうです。
そんな時にスキモノの渡辺さんが、鍛冶屋の仕事が面白くて仕事をサボって見に来ていたそうです。この人が自分の会社の特殊鋼でもオヤジさんなら出来ると考えて持ち込んだのが
初期のステンレス?特殊鋼ですね。
元々その会社の初めて博士ごうを取った人が考えたSX4っていう鉄板を切るのに使う
ダイス鋼でして同じ鋼材を新潟の鍛冶屋に持って行っても出来上がらなかった物でした。
オヤジ様も出来上がった包丁を試したらとにかく驚いたそうです。
この鋼材を高橋の為に丸棒に特別に造り変えて自由に形を変えれるようにして
焼入れの温度管理を一緒にやったんだと渡辺さんから聞きました。
この鋼材が厄介で鋼材メーカーが板にするのにローラーの軸が折れてしまい・・・
生産中止・・・これが今では幻のSX4の光でした。
これが出来るようになった時には既にステンレスはダメって風評で売るのに大変だったそうです
持っていれば宝です。。。。 SX4を克服したおかげでいろんな鋼材で作れるようになって
今では最高級がD15の金属で造った刃物
未だにD15より当時の光が良いと思えるのですが?
ないから仕方ない・・・親父さんはそんなこと無いって言いますが・・・
D15で水焼きがSX4に近い?油焼きも凄いが及びません・・・・?
こんなこと書くと怒られそうです・・・・
5年前に高橋が横浜にあることを教えてもらう前はキャベツの千切りはミソノの牛刀でした。
スェーデン鋼の鍛造品で包丁が薄くて330も有るのでキレイに斬れます。
これしかなかったので使っていますが同じものを使ってる先輩は長斬れしないと?
自分はするんだけどな?????
使い方を観て解りました。まな板を叩くように使うんです。
まな板も変形してるし・・・・
そんなわけでミソノの牛刀でもキャベツを斬れるって動画を最後に出します。
今ね、やっとオヤジさんが作ってくれたダイヤモンドハイハードに枝を付けてるので
代打でミソノを使いました。



2012年6月16日土曜日

見ていても判らない

親父さんは、昔からのお客さんの柳刃を造ってます。
その包丁の焼鈍し作業をしてました。2本の柳刃の為にコークスに火をつけて
火の調節をしながら最適な温度に加熱してます。
鉄が赤っぽく色が変わってきて終了? 藁灰に入れて24時間ゆっくり冷却・・・
この二本の為に何キロのコークス使っているんだろう?ちょっと勿体ない気分・・・
木曜日に撮った動画なので昨日の金曜日には灰の中から出して荒削りして
終わってるかな?土曜日に焼入れ(水)
焼入れの動画も撮りたいけど・・・時間が合うかな?
780度と800度の違いを教えて欲しいのだけど・・・時間的に無理かな?
教えてもらっても多分解らないだろうけどね・・・あ?
明日は雨?ならば焼入れはやらないだろうか? 水素が邪魔をする?
湿度の事を言っていたのか?コークスが湿ってるだけでも脱炭するんだとか・・・?
1000度以上になるコークスが水分・・・?
親父さんはみんな温度を上げて焼けてからなら水分飛んでるから一緒だとか?
どっちなんだ?
俺には綺麗な火にしか見えないんだけど?
みなさんは判りますか?