2012年7月3日火曜日

まだまだ終えられないらしい…

六月いっぱいで閉店?

 今週から棚卸をしてる高橋刃物製作所です。
 先週まで昔からのお客さんがいっぱい来て、オヤジさんはその相手をして? 兄弟は購入された包丁を仕上げ砥ぎで忙しく、バックオーダーの催促も沢山・・・・・ 最後とあって売上も最高だったそうです…うちのお客さんも最後だからと結構店に行ったみたいです。

 ですが・・・閉店作業をしながらバックオーダーをやらないといけないし… 売れ残り20%引きで暫くやるそうですよ…あ?またかよ?(笑) かなり高額な商品からなくなってきてますが、まだまだ在庫あるんだそうです。
 東北復興で送った包丁も有るのですが、50年もやってるのでいろんな包丁も出てきます… 工場の奥が経理などの部屋なのですが其処にもまだまだ・・・だそうです。

 オヤジ様はまだまだ何処かで造り続けたいんだそうですが、ひとりになったら危ないしどうなんでしょう? 特殊金属以外は、次男さんが焼入れの本職で長らくやっていたそうです。


 肺の病気で入院する前は、オヤジさんが鍛造、次男さんが焼入れと研磨、


三男さんはオールマイティーに 仕事をこなしていたそうで… 兄弟皆が親父さんの仕事は褒めますが、良い事ばかりではなくて、いろいろ我慢の連続… 次男さんは修行時代からず~と一緒に働いてるのですが、この人がいなかったら? 高橋の歴史は無かったかもしれません。

オヤジさんは修行時代から自分の考えで行動してしまい 「筍を休み時間に取りに行って夕方まで帰ってこない」次男さんが親方から怒られていたり… 修行時代からず~と黙々と仕事をしていたんだって…(笑) たまに笑顔で昔話しをしてくれます。
 次男さんがいなければ? 三男さんも四男さんも居なくなっていたかも?

 天才は、少し変な人が多い?…兄弟が我慢していたのでここまでの包丁が出来たのかも? 兄弟が頑張って仕事をして、オヤジ様が開発研究して?家族兄弟振り回して? 良く50年も兄弟が頑張ってくれたおかげの高橋刃物製作所ですね。

そして兄弟だけでなく 兄弟の奥さん達も大変だったでしょう~感謝感謝です。
お疲れ様でした。

 完全に店と工場が閉めれるには秋までかかるのかな? 別の方法でオヤジ様は造り続けたいって考えてます。しかし、兄弟がいないと? 枝付け屋さんが廃業するので洋包丁は造れない。工場の機械も他所に行く… 炉とハンマーだけでもやるって言っているのですが・・・・? 工場を壊す日がいつか?兄弟で話し合うのでしょうが? 残りの仕事をしながら閉店セール?これからは20%引きで残りを売るんだそうです。

三年近く、高橋刃物製作所の応援ブログも閉店と共におしまいにしようと考えています。

応援するのに、高橋刃物の包丁に使う金属とそれぞれの斬れ味とか知らないのに
書くのも失礼なので増えた包丁立ちです。
砥いで試してあげてしまった包丁も有るのでかなりの数です。
最後の最後に出てきた極上も廃棄処分はかわいそうなので仕上げた包丁も
仕事の合間に柄を造ってるのでなかなか進みません。とりあえず引き取った4本も
これから・・・あと10本ぐらい・・・・使い切れないので出来上がったら少しづつ誰かに
譲るつもりです。

これで、応援ブログは終わりです。3年近くありがとうございました。
包丁ネタもたまに書くつもりですが? これからは何を書くか分かりません
またよろしくお願いします。
高橋の包丁は一生使えるだけの力があります。
大事にお使いください。
                 
                 ありがとうございました。

13 件のコメント:

  1. こんばんは^^
    先日、極上を一本購入してきました。
    その数日後に20%引きになってちょびっとショックでしたが・・・笑

    でも、このブログを見ていると努力の結晶の包丁なのだな。というのがより伝わってくるので10%引きでもありがたいと感じています。そして、まさかの20%引きになったのでちょっと頑張ってあと2本くらい購入しようかと思っています。
    店頭には極上の牛刀240はもう残り少ないとの事だったのですが、クレソンさんがブログで書いていた最後の波柄極上はもう店頭に並んでいるのでしょうか?
    それとも、その牛刀はすべて何処かからの受注品だったのでしょうか?

    この応援ブログ読むのも楽しみだったので、なんだか寂しくなります・・・

    自分も高橋の方とお話とかしてみたかったです><

    もっと早く出会っていたかったなぁ。とはいえ、まだまだ閉店した訳ではないのでちょくちょくお店に行かせてもらおうと思います。

    応援ブログお疲れ様でした^^

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    1. 匿名さん…ありがとうございます。
      極上牛刀波柄鍔付きが数本と波柄でないやつ数本ですが
      最後は枝付け屋さん次第です。
      鹿角で個人的に作ってるのですが、買った角で何本できるか
      まだわからないのです。ですが出来上がり次第譲っていくようにします。
      店頭には有りません。今晩やっと極上のペティーの柄を壊して
      角仕様が一本できました。枝なしでも高価なので四本分しか買えなかったんです。(笑)
      自分も割引の時には買ってないし、過去50年割引をしたのは去年ぐらいからで
      してほとんどの常連さんも定価でしたよ。
      自分的にはまたかよ…って感じで、自分のはともかく、お客さん分を買ってからすぐに割引が変更はツライです。(笑)
      しょうがないからうちのお客さんの包丁は暫くはタダで砥ぎますって言ってます。

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  2. 鏡面仕上げの検索がきっかけだったと思います(笑
    クレソンさんのブログを見つけたきっかけ!
    何度も繰り返し読んでいるうちに 高橋の刃物が欲しくなり(笑
    現在に至るわけですが。

    お店はしばらくそのまま、バックオーダーもボチボチ。
    閉店は秋?
    炉とハンマーがあれば鍛冶屋は可能(笑

    せっかくだからそのまま続けてほしいですねー(笑
    応援ブログも親爺さんも!
    楽しみが減る!

    とりあえず当初の6月が過ぎ 7月に!
    ご苦労様でした!
    寂しくなります。

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    1. 龍神丸さんこんにちは
      検索に引っかからないとこのブログに来ないので…
      ですが今では高橋刃物で検索からこのブログに来るようになりました。
      どうやったら高橋の包丁に興味を持ってくれるのか?
      ただ良いものですって書いても意味ないし・・・
      包丁を探してる人は何に興味が有るのか考えてました。

      龍神丸さんの所に行った切り出しナイフは軟鉄を叩いて折り返してあのSX4って鋼材です。高橋刃物初のダイス鋼なんですよ。あの後すぐにもう一つあったのが売れてしまいました。(#^.^#)

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  3. おはようございます。このブログを見て高橋さんのところへ伺い、包丁を数本…いや5本ほど買い求めました。いろいろな包丁があり、マニアなものですから(笑)興味深く、またこの機会を逃すと二度と巡り合えないかと思いまして。
    確かにすばらしい包丁です。大事に使わせていただきます。

    こちらの記事は大変勉強になりました。これからもこちらのブログを楽しみにしています(いつかお店の方へも伺いたいと思います)。
    たまには包丁のことも書いてください。

    暑い日が続きますがどうかご自愛ください。

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    1. 匿名さんありがとうございます。
      これだけ宣伝してるんだから? 割引の予定でも教えてくれたら良いのに…
      自分の包丁はいつも定価だし・・・お客さんに頼まれて買った後に割引が
      始まったり…(笑) お客の一人なもので平等にしか話が回ってきません・・・

      実は、数回封筒にお金が入ったモノを渡されましたが、それを頂くと
      趣味ではなく仕事になるので全てお返ししました。オヤジさんが忙しいから
      本焼きの柳を磨いたりしてそれが売れた時もお礼だって渡されましたが
      従業員のお茶菓子にしてと返しました。
      そんなことも有って仲良くさせてもらっています。
      高橋の秘密も沢山教えてもらっていますが、どこまで書いていいか?
      動画も出しましたが、実際の色と動画で見る色も違うからいいか?とか
      他所が造れないステンレスの評価が一般的に悪くしてるのが
      勿体ない…ハガネが良いと言ってる和食の職人が高価な包丁を使わずに
      しまい込んでるのを沢山見ているのに何故?そんな思いも有りました。
      匿名さんも死んだ後まで残るだけの数が…(笑)
      強力鍛造で密度が上がってるので一本使い終わるまで大変ですよ。
      ミシュラン一つ星の板前も極上柳を5本ほど最後に買ってましたが?
      使い切ることはないでしょう?
      使い切ったら、焼きなまししてキーホルダーにでもしてください。(笑)

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  4. Grandson彫刻2012年7月4日 18:44

    ZETEC超男様

    お疲れ様です。

    もう少し待っていればクレソンさんに会えたとは…
    色々と相談にのって頂いたので、お土産という形だけでなく
    実際にお会いしてお礼が言いたかったのですが、残念です…
    またお会い出来ていれば直接お聞きしようと思っていたのですが
    クレソンさんのお店を教えて頂けませんでしょうか?
    直接ここに記載することが難しいようでしたら、メールなどで…
    次回帰省した時こそは、是非ともお会いしたいので!


    ご長男さんはクレソンさんが仰るとおり面白い方でした。
    常に包丁の事を考えており、自然の生物や植物を育てている中からでも
    包丁に生かせるアイデアはないかと模索しているところなど
    やはり天才的な感覚や考えをされている事を肌で感じる事が出来ました!

    そうなると余計に最後に見せて頂いた碇用の鎖を元とした
    波紋の浮かび出る包丁が完成したら欲しいなぁなんて思ってしまいます。


    先日伺った際にまだ包丁が残っている事や、20%割引になっていた事から
    小出刃(105-135mm位)が予算内であれば購入したいと考えており、
    4男さんにどのランクのものが残っているかお聞きしている最中なのですが、
    クレソンさんのお勧めってありますか?

    本当は柳も欲しいのですが、柳はどれを見てもそれなりなお値段なので
    ちょっと諦めています。
    もう少し知っていれば、柳用にお金を貯めていたのですが…

    関東は地震に大雨と天災が続いていますが、体調にお気をつけ下さい。

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    1. いつか横浜に戻ってきたらお越し下さいな。
      レストランクレソンって横浜ではうちの店だけだから検索したら出てきます。
      神奈川県でも始めた頃は二つだけ、全国でも少ない名前でしたが…今は色んな所に同じ名前が有ります。昭和の時代からこの名前です。

      碇の鉄は軟鉄?かな?あれを叩いて伸ばして何回も折り返してハガネを貼り付ける?波紋は出てこないのでは?折り返した模様が出てくる奴かな?
      多分?前にブログで出した江戸時代の蔵の蝶金なんで砂鉄の軟鉄とハガネを
      合わせた包丁と同じ作り方です。
      碇の鉄を叩いて、その当時一番と考えて造った切り出しナイフが売られて
      いたのですが、2本あってそのうちの一本を狙ったたのですが…
      南の島の漁師にオヤジさんがあげてしまいました。(笑)
      残りの一本はそのあと直ぐに売れてしまい…もうありません・・・涙
      その後、碇の鉄で作ったんですが?見た目がイマイチ・・・
      古代鉄包丁って名前で2本作ったんですよ。ですが漁師さんにあげた切り出しナイフのような綺麗さでなかったので????あれは何処にいってしまったんだろうか?(笑)
      たまに使うだけなら小出刃なら光が良いと思うのですが?
      極上の小出刃持ってますが、薄口で軽いので数をさばく時は重宝しますが
      アジや鯖ぐらいまでで骨を切るには軽すぎます。135ぐらいの厚口の光の方が
      雑に使えると思いますよ。自分も185ぐらいのカスミの出刃使っていますが
      ちゃんと乾かしておかないと錆びるし、洋食なのでたまにしか使わないから
      今度は光の出刃を買う予定です。それも朱丹柄の165ぐらいを狙ってます。
      柳も300だと高いし、大きなまな板でないなら極上の240とか270なら安いと
      おもいますが?光の柳でも十分ですよ。240で18870の20%引きなら15000円
      ぐらいでしょ? 極上の135薄口で23220円もしましたから家庭で使うなら
      短めが良いと思いますが?
      一尺の柳が使いやすい長さになると270ぐらいなんですよね…?
      初めから使いやすい長さの方が?マグロをサクで買うぐらいなら
      240で十分だと思えるのですがどうでしょうか?

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  5. こんばんは。
    いつも楽しく読ませてもらっています。
    そこで質問なのですが、極上の銘は親父様が彫っていらっしゃるのでしょうか?
    押し型ではないだろうな・・・って感じる味のある字だったもので^^

    あと刀身に、ちょっとしたゴマ程度の大きさなのですが爪が引っ掛かる程度の傷があるのですがこれ手造りゆえにしょうがないのでしょうか?
    傷というよりは彫り傷のような感じなのですが・・・><

    切れ味にはなんら問題のない場所なので見た目的な事だけなのですが、いい包丁なだけにちょっと気になってしまって。

    やはり温泉好きさんの包丁もそういうことあったりしますか?

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    1. 極上からタガネでオヤジさんの仕事です。焼入れ前に一本づつやってますよ。
      そのために習字を習ったんだとか…包丁に名前を入れるのもオヤジさんの仕事
      です。
      キズ…多分?ひずみ直しでハンマーを使って直してる時の傷だと思います。
      自分の本焼き牛刀も鏡面にしていくと目立って…最初は3センチぐらいの長さの
      細いキズが有りました。磨いてるうちに1.7センチぐらいになりましたが
      小さい傷は焼入れ後の叩いて真っ直ぐにするときのキズだと思います。
      少しづつ消えていきますから自分の包丁の印ぐらいに思ってください…
      自分の極上牛刀で表は綺麗なのですが?裏は焼きの温度入れすぎ?これって
      沸いてしまう少し前?ってのが有ります。針の先で傷つけたような?
      ここから腐食が始まらないように気にしてます。これもじきに磨いてれば
      消えるかな?と考えているのですが?

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  6. Grandson彫刻2012年7月5日 16:10

    ZETEC超男様

    次に帰省した際には伺わせて頂きますので宜しくお願いします。
    目印は頂いたキーホルダーで!

    古代鉄包丁ですが、クレソンさんの仰るとおり波紋ではなく
    折り返した層の模様が出ているものですね。
    私が見せて頂いたのは模様が裏にまで出てしまっている奴ですが
    それではないものも有ったんですね!
    見てみたかった…

    小出刃に関してはやっぱり【光】の135mmが良いですよね。
    私もそれが良いかなぁと思っていたのですが、Web上で
    売り切れと書かれていたので、【光】以外で探していたんです。
    う~ん… 【光】が無いなら【特上光】になるんですかねぇ…

    柳に関してですが、素材を綺麗に切断するためにも刃が硬めの方が良い
    というような事を聞いた事があるのですが、
    【光】でも問題ないでしょうか?
    (光でも砥ぐ頻度を上げればOK??)

    折角なら高橋刃物製作所で揃えたいんですよね。
    ただどれを購入するべきか悩みます…

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  7. こんばんは
    柳の話ですが、極上等に比べると少し柔らかい印象です。しかし光でもかなり
    薄い刃をつけれるので大丈夫でしょう。極上でも光でもちゃんと刃を付けれなければ
    同じ斬れですよ。ゆでタコを軽く引くだけで切れるぐらいにするとほとんどの物が
    斬れるような感じです。洋食のコックなので色んな人に聞きながら切れるようになりました。
    小さい出刃は柄が違えばあったような?
    和包丁の枝の奴は極上ならあったような気がします。

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  8. Grandson彫刻2012年7月9日 16:03

    ZETEC超男様

    お疲れ様です。

    ちょっとご相談させて頂きたい事がありましたので
    メールを送らせて頂きました。

    もし宜しければお手すきの際にご返答頂けます様
    宜しくお願い致します。

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