2015年8月31日月曜日

とろみをつける?

和洋中の料理でとろみのつけ方が色々有りますよね~?

代表は片栗粉では?

この片栗粉、今はほとんどがジャガイモが原料で・・・

知って欲しいのは、片栗粉でとろみをつけるときに一度に入れず

何回かに分けて入れる! これ常識ですけど片栗粉でとろみをつけると

粉っぽい・・・なので直ぐに火を止めるのではなく、数分は煮て欲しい!

これに気がつかない料理人も多い?

中華のコックさんなどはちゃんと数分は煮ます。

片栗粉、コーンスターチ、葛粉・・・・洋食では小麦粉も使いますが、

洋食ではコーンスターチが多いのですよ・・・

理由は、冷えてもとろみが残る!片栗粉ではそれが問題で

中華のように熱いときに食べるだけではない料理では使います!

例としてシュークリーム・・・これなどはコーンスターチで冷えても

とろみが良い状態になるからなんですよ!

葛粉も良い~仕事をしてくれます。

少しお値段が掛かりますが、和食ではとろみをつける為とか、

うどんを練るときに葛粉も足すと、煮た後にツルンとした触感が

有りまして強いこしがあって、それでもツルンとしたなんともいえない

美味しさが出たりします!

料理によってとろみのつけ方も変りまして、コーンスターチは

とろみをつけると濁りますから透明なとろみには片栗粉か

葛粉が良い訳です!

意外に知らないでしょう?・・・少しの違いですが仕上がりや味に

係わります・・・!

なんて昨晩、お客さんの質問で話したこと・・・

久々にお客さんから予約の料理に杏仁豆腐が食べたい!って

オーダーで・・・・杏仁豆腐は寒天で固めるのですけどゼラチンでは?

そんな質問から話が続きまして・・・去年死んだ中華の料理人の

得意料理の杏仁豆腐を作りました!同じ食感にするのに難しく

作り直しを(また煮て)三回目でやっと・・・形がしっかりしているのに

口の中に入れると解けていく・・・これが難しくて

濃厚杏仁豆腐、中華街ではなかなか食べれない絶品でして

杏仁豆腐など馬鹿にしていたのが、一度で惚れ込んだ一品です。

造り方は秘密!

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