2015年8月30日日曜日
炒飯のいろいろ
香港料理人に聞いた話。
炒飯は、縁起の良い料理なんだそうです。
理由は、金運やめでたい色。 黄色は黄金の皇帝の色。
緑も健康な色だとか? 昔は卵だけで黄色にならないと色粉を混ぜて
白いご飯を黄色にしたとか・・・白は良くない色だそうですよ?
な訳で、基本は紅の赤と黄金の黄色と健康の緑なんだとか
翡翠なども宝石なので緑なのでしょう?
関西では、炒飯を焼き飯とかも言いますよね?
横浜中華街では飯は焼かないし焦がさないので焼き飯と言うと
嫌がれました。
炒飯もいろいろ作り方も有りますし、具材も色々で・・・
ただし、中華では薬膳の理由も有りまして海老などは
体温を下げるという理由で必ず体温を上げる生姜を入れます。
なので海老を使う炒飯などは油に生姜をまず入れたり、何処かで
生姜を使うそうですよ。
さて、何故卵を一番最初にいれるか?
卵を入れないで油だけでご飯を入れると・・・・油っぽくて・・・
これが理由だそうですよ!
油から煙が出てきそうになったら卵を入れて、卵に油を吸い込ませる
熱していくと卵が焼けて油が出てきます。
こうなると油にご飯を入れた状態と同じになるので
卵が油を吸って鍋に油が無い状態になればご飯を入れる!
そうすると少しずつ油が卵から出てきて油っぽくならなくなる訳です!
日本人には好かれない赤粉で色付けされたチャーシューも
豚は子沢山で縁起がいい~!それを赤い肉にして縁起の紅な訳です!
青いねぎも味も良くなるし縁起の良い色ですから入れます。
これが炒飯の基本だそうですよ~!
これに塩だけ・・・・味の素は必要ありません!
他の料理との組み合わせでねぎ油や醤油少々入れると香ばしくなるので
入れる人もいますが、これだけでの事でパラパラになりますが
仕上げに中華では必ず料理用のスープを煮てるので少し鍋肌に入れて
水分でフワッとさせて完了!
家庭の火では火力が無いのでご飯は温かいやつで!
家庭で冷えたご飯でやると焼き飯になってしまいます・・・
ひと時、横浜中華で黄金炒飯で有名になって有頂天に・・・
その後は悲惨な運命になったコックが・・・余計か?
これも白いご飯ではなく、黄金色の縁起の良い造り方なんてのもあります!
ご飯に生卵を混ぜて最初から黄色にする訳ですけど
家庭では少ない油でやる訳なのでテフロンのフライパンが良いでしょう?
ただパラパラになれば良い!これは間違い!
造り方の理由が判れば後は回数をやればそれ程難しい料理では
有りません。そうそう!具材はご飯粒と同じ大きさに切りましょう~!
具財も自由ですけど、卵に吸った油の美味しさが解からなくなる材料は
俺はダメだと思いますよ・・・
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