2012年9月19日水曜日

柳刃包丁の鏡面

昨晩から親父さんの最後の作品の柳刃包丁なんですが、今日見たら気に入らない・・・

 思い出の包丁というか?先々に話の中でこんなの造っていたんだよって
 一本を自分用にする。ならキレイに磨いてあげるよ~と磨き上げたものの
 どうもイマイチ・・・・

 閉店後に、砥石で砥いで面出しをして見ると微妙に曲がってる?
 ガラスの上に乗せると隙間が・・・お湯の中で温めて少しずつ修正してみました。
 折れたらどうしょう?笑・・・最後の一本なのにね・・・完璧にはならないながらも
 ピタっとガラスに付いたのでいいかな?です。
 
 手造りなのでどうしても凸凹してるんです・・・・鏡面にしないと判らない位なのですが
 1000番の耐水ペーパーから2000番まで使いまた砥石で砥いで見ること数回も繰り返し
 青棒だと熱が入るので、いつものクリーム状のコンパウンドを着けてリューターで
 熱が入らないように少しずつ・・・最後に砥石で糸切り刃を着けて完了しました。

長年使うと砥石だけで鏡面になるのですが、新品の包丁はこれに限る・・・・

鏡面にすると切った物が張り付くって言う人がいますが・・・
本来、まな板も包丁も乾いた状態で使うものではありません・・・なのでこれで良いのです。
モノによってくっつく物も有りますが・・・固く絞った布巾で拭いてから使えばOKです。
逆に、包丁にデコボコが有る包丁はくっつかないから良いと言う人がいますが
知らないのか基本がなってないのか?そういう包丁は逆に汚れが落ちにくいので
最近は、プロの料理人は使いません・・・
よその店で、いまだにそんな包丁を使ってる料理人がいて凹んでる所が
綺麗じゃない・・・・・なんでここを綺麗にしないの?って・・・・
砥石が当たらないからクレンザーで洗ってるんだけど・・・と・・・・
しょうがないから耐水ペーパーをあげました。

まな板も乾いたままで使ってる・・・これでは魚や肉の血などがまな板の傷に入り込んで
汚れが取れにくくなる・・・匂いもです。以外にプロの料理人でもこんなもんです。

和食以外は包丁の斬れが良くなくていいなんて言う奴がいますがこれも間違い・・・
牛刀でパンを斬ってもカスが出るようではダメ・・・
ステーキの肉だってキレイに切った肉の焼き上がりが違いますし、
キャベツの千切りだって別物になります。
片刃が斬れるってもんも正解ではありません・・・・
両刃だって同じ位に研げますからね・・・日本の料理人が使う両刃でも
右利きと左利き用があって右利き用も若干ですが片刃に近い形状なんですよ。
包丁の手入れと砥ぎが片刃の方が簡単なだけ・・・

さてこれから自分の包丁の手入れの時間です・・・その前に床の掃除を先にやるか・・・

2 件のコメント:

  1. 本日はどうもありがとうございました!

    鏡面の包丁をニヤニヤしながら見ています。
    いただいたDVD、これからうちの奥様と一緒に見ます!

    これからもどうぞよろしくお願い致します!

    日々勉強の毎日ですが、
    最近はそれが楽しくなってきました。

    ちょっとずつですが確実に、
    前に進めるようこれからも頑張っていきます!

    またお願い致します。

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  2. 持ってきたらやってあげようと考えていたので
    全然OKでした。DVD・・・奥さん見ても喜ばないかもよ?(笑)

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