2014年9月23日火曜日

熟成牛

大分前から・・・たまにですけど?

ステーキ用のサーロインを2週間ぐらい毎日、特殊なキッチンペーパーを替えながら

和牛を熟成させています。 安う仕入れられた時だけですけど・・・

失敗したら廃棄なので、これが難しい・・・

最近では、2種類の熟成のさせ方で、結構流行ってるようですね・・・

熟成させながら余分な水分を取りながら、肉が赤くなるまで・・・

本当はあまりきれいに掃除されてない塊が良い・・・

出来上がると肉の周りは削ぎ落とし、真ん中だけ使います。

神戸では昔はこれが当たり前なので、ステーキは世界的にも神戸・・・

これをやると歩留まりが悪くて・・・その分、お値段が・・・なのでうまく仕入れが出来た時だけ・・・

関東ではそんな熟成肉にすることは匂いでダメ・・・なので上手く出来た時だけ・・・

では?どんな感じかといえば・・・最初のひと噛みで歯が肉に入るまで硬いイメージ・・・

歯が入るとサクっと入る感じで柔らかい・・・臭みよりなんとも言えない肉の匂いが良いこと!

これが大事・・・神戸牛よりかは若干早い時期に掃除して一枚ずつ冷凍にします・・・
こんな肉が・・・

     このくらいに赤くなるまで辛抱・・・・
掃除して、臭がないところまで削って・・・
肉が赤く、艶が良くなります。柔らかいだけでなく味もふくよかになります。

   熟成をさせると、神戸牛には敵いませんが・・・それらしくなります。


うちあたりでは、熟成ができるとすぐに全部が売れることもないので・・・

ホントはしたくありませんが・・・冷凍します・・・

ですが・・・和牛では脂も多いので鉄板に置いておくでだけで割と早く解凍ができます・・・

これがUS牛だとかだと・・・サシが入っていても脂の質の違いか?

なかなか解凍してくれません・・・なので冷蔵だけ・・・売れなければ早めにカレーの具に・・・

な訳で・・・ビーフカツレツのある時と無い時が・・・逆に和牛だとビーフカツレツにすると

しつこくなってしまうので・・・ステーキにすると硬い輸入物は丁度いいわけです。

今では熟成60日なんて凄いものを作る店もありますけど・・・

うちの店では無理・・・

今日は、今話題の熟成肉のお話でした・・・!

3 件のコメント:

  1. お疲れ様です

    大変なひと手間ですが、愛がこもった仕事に楽しさが溢れていますね
    氷温熟成、ドライエージング? 今となっては有名となりましたが・・・・

    料理が作りたいと改めて思う今日この頃であります

    kazu

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    1. カズさんお疲れ様!
      その後、元気にしてますかな?

      この辺が、洋食にない和食の醤油だったり長時間をかけて作り上げる
      料理の差が出ますよね。
      こんな仕事をしてもわからないし・・・食べて初めてわかるのですけど・・・

      子供が巣立ったら大阪で小さな店でも始めようか?
      無給で手伝うよ~!

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    2. お疲れ様です

      めちゃめちゃ元気です

      今にして思えば、洋食って仕上がりまでのプロセスが
      楽しかったと思い出しました。

      子供が巣立っても、大きな子供(自分)の世話が大変らしく
      嫁いわく、宝くじでも当たったら考えてくれるそうです・・・・

      まぁ、先立つ物もありませんが・・・・
      クレソンさんが、大阪まで手伝いに来てくれるなんて、
      勿体無い

      大分頑張って、先立つ物を稼ぎたいとおもいます。

      kazu

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