2014年4月4日金曜日

思い出の味

最初のお店の師匠は一年もしないうちに死んでしまい、忘れないように憶えた料理を

家で作ったりしていました。何度も作り・・・作り方なんて教えてもらってませんが

味と側で作ってる所を見て・・・作ってる音や匂いや火の使い方・・・まぁいろいろです・・・

入院する前に一度だけ、本当は10年働かないと教えてくれないトンカツソースを

前日に一回だけ教えてもらいました・・・今はその時のレシピと記憶だけで作っています。

あの時にもっと早く知り合いたかった・・・今もそう思うし、幽霊でも良いから会いたい

人それぞれですが、ピンとくる?心に響く?ノックアウトされる料理ってのが

今でも偶にあります・・・

なので、西洋料理をやってきましたがここ数年は・・・何屋?

日本料理も中華も・・・心に響く料理が有ると自分の物にしたい・・・こればっかり・・・

洋風御節から始まり、いつのまにか和洋折衷プラス中華・・・

うちのおせち料理は、俺の料理では無くてそれぞれの人の思い出の味なんです。

その人達もみんな死んでしまい、同じ味を作れるわけでもありませんが・・・・

美味いな~と感じた料理なのです。

まぁ~そんな料理はお金を頂かず出して、知って喜んでくれれば良いと出したりしても

前に書き込まれた・・・趣味の味とか書かれたり・・・一緒に来た女の子は喜んでいたので

それも気に入らなかったのか?笑 アベックで店中を眺めていた人・・・

今度来れば判りますが・・・下手に余計なものを出したのがいけなかったか?

俺が惚れた料理だったけど、美味しいでしょ・なんて言ったのが良くなかったんだろうね?

料理人には、それなりの思い込みの味があります・・・へ~これ凄いとかね・・・

忘れられない味が有るもんですよね・・・

たまたまこんな動画を見つけたので・・・こんな話を書きました。

4 件のコメント:

  1. 俺が惚れた料理。って言葉、素晴らしいと思いますが。
    何を作っても美味しいクレソンさんの料理。
    洋食屋なのに他の裏メニューを出してくれるレストラン中々ないと思いますが。
    洋食屋だから洋食しか作らない?
    それは?です。
    プロの料理人だから何を作っても美味しいのだと思います。
    私は、洋食屋さんだけど他の料理も、凄く美味しいと人にクレソンさんのお店を堂々とすすめてます。
    5298

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    1. 褒めすぎです・・・味は人それぞれ好みがあるし・・・

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  2. お疲れ様です
    クレソンさんに思い出の味が多いのは
    師事してもらい仕える、研究し盗み取る?(これみよがしに見せてくれる)
    恐れ多くて聞けないこと、簡単に聞いてしまえる・・・。・・。・。

    また、多くの出会いや繋がりを大切にしてきたから相伝えてもらえたからでしょう
    だから味方も多いけど、作る敵?も有る訳で、羨まれて?妬まれて?
    大変でしょうが・・・・次はクレソンさんが、目黒さんや周りの人達に伝えって下さい。

    いつでも走って行きます故、是非自分にもご教授下さいませ。
    kazu

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    1. パートさんにでも教えてますよ・・・料理のコツを・・・
      目黒君には、早く憶えてもらえるようにお客さんに出すのと同じ料理を
      食べさせます。値段など関係無しに・・・ただしトンカツソースだけは教えないけど・・・
      後はすべて隠さず!
      ですがね・・・・味って料理が出来てから時間と共に変わって行きます・・・
      なので仕事の途中に味見させたりと・・・
      温度も時間もこれが難しい・・・自分で探り当てないと判らない・・・
      サンプルを奥さんのお土産にして食べてもらい、今度は目黒君が作り
      奥さんに評価してもらう・・・とかね。

      例えば洋食のクリームチキンなど、肉を焼いて煮込んで硬くなって
      さらに煮て柔らかくするのが基本ですが、これを中華の技法で
      片栗粉でなく小麦粉をまぶして油で80%揚げる、それをクリームソースで
      ギリギリに火が入るように煮る。こうする事でジューシーなクリームチキンが
      出来上がる。後は味と盛り付けを西洋料理に見せれば良い・・・

      生姜焼きなど洋食屋の定番ですが、これも粉を付けて焼いて、
      肉は焼かない・・・?焼き目は粉だけにして80%火が入れば
      ソースを入れて蒸発させながらぎりぎりに火を入れる・・・
      粉がルーの代わりになってとろみが付いて味がまとわり付く・・・

      これなどは、魚なども同じ・・・煮るも焼くも火が入りすぎてはダメ・・・
      煮付けなどつけ汁に付けて食べれば良いのだから煮過ぎないこと・・・
      生でも食べれる魚などギリギリに骨まで火が入れば良いのだから・・・
      ただ生臭くではいけないので、生臭い元の水分を取る・・・
      川魚などは口から串を刺して口を下に向けて焼くというより乾かす?
      なので遠火でじっくりとが基本なんだって・・・

      まぁこんな話はkazuさんはとっくに知っていると思いますが・・・笑

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