2014年1月28日火曜日

特殊鋼の鍛造刃物

ナイフの世界では・・・・な?

特殊鋼での刃物・・・塊や板から削りだして磨いて焼入れして・・・もう一度焼いたりして・・・

ナイフマニアな方が持ってるナイフはだいたいがそうではないでしょうか?

野鍛冶・・・昔からの鍛冶屋は火作り鍛造で・・・これを特殊鋼でやる!

まず出来なかった理由が鍛造をする時の温度・・・低いと伸びないし、内部の温度が

低いと割れる・・・高いと火花ばかりで・・・

なので元々が硬い特殊鋼を鍛造は無理!・・が世間の評価?

また焼きいれも水や油などまず不可能と言われています・・・

なので空冷・・・空冷でも焼きが入るから・・・これでも硬度は低いながら粘りが有るので

なかなか刃が長持ちする!

こんな特殊鋼で鍛造して焼入れは水なんて品物は高橋の親父さんしか知りません・・・


愛知製鋼でも何度も試してみても出来なかった・・・これも刀の焼き入れと同じでは

あとで割れてしまう・・・・親父さんは・・・焼入れの後・・・こんなことをしてなんだ?

なんて秘密が有りました・・・・ですが完全に良い物は極僅か・・・僅か?

大体はこれで十分なんだ~なんて親父さんが言っていたけど・・・?

極まれに凄いのが有ったのも事実・・・

極上は中厚が良いよとか?砥ぎはじめて数ミリ減っていくとなんだか?

いい刃物だぞ?なんて・・・これも刃先は薄いので焼きすぎ?正しくは最後まで

使える刃物にするために中までちゃんと焼入れが出来てるように?

なので極上は5mmとか減りだしてからが良いって使う側の料理人の評価

鍛造や曲がり修正などの傷も必ず出てくるので自分で研磨していくと・・・・

やっと高価なきれいな庖丁になる・・・買った人も庖丁ビルダーにならないと

いけないところがダメなところ?そこまでやってくれたら数十万円になってしまうけどね

なので長く使わないと高橋の良さは解かり難い・・・・

高橋の庖丁は高いのにブス・・・だよね?なのです・・・

まぁ~それで買ってくれる人を増やすために磨いて鏡面にして・・・・

見た目を良くしてみなさんを騙した?訳ですが・・・・笑

ここまでしたら、後は長持ちする庖丁!これだけは断言できる!

というか?砥ぐ回数が減れば減らないし・・・?

アメリカのナイフの有名な人の作業は焼き入れ?を何回か?焼き戻しとも?

これで出来上がると硬く粘りがあって丈夫で斬れる・・・・

前にね?ナイフマニアで50万ぐらいするナイフ・・・有名なアメリカ製・・・

触るだけなら・砥いだりしないでね・・・なんて・・・・うるさいのよ!

道具だろ?これ?・・・アーカンサスなどでなぞってるぐらいで・・・・

黙って嘘ついて・・・切ってみた・・・笑・・・

怒る怒る・・・・デモね?・・・・切った感じが? あれ?????

俺の光のペティーの方が良いぞ?とか同じだ?なんて・・・・

当たりの光のペティーでして、弟子にあげてしまったものなんですが?

これ6000円だぞ・・・って笑い話で当時は終わってしまいましたが・・・・

日本でも特殊鋼で悩んで悩んで・・・有名になった登山のピックルを作る人・・・

親父さんとは造り方が微妙に違うし・・・空冷だけですが・・・のちにはナイフを

特殊鋼で作っていた人もいます・・・

この人のブログ?・・・高橋が特殊鋼で破産するほど悩んだ話と共通するかな?

http://www.sun-inet.or.jp/~zen1/BlackSmith2.htm


そのままで良い金属を鍛造してピッケルやナイフを・・・・

チャレンジした事が書かれています。読んでみて!

この中で高橋の庖丁をどうすれば斬れる庖丁になるかとか?

長持ちするぜ~?なんてさんざん書いていた事のヒントも有ると思います!

ピッケルが3000ぐらいの時代に9000円・・・

ペティーが2000円ぐらいの時に光のペティーが6000円・・・・

高橋がぼったくりの値段ではなかった理由も少しは理解してくれるかな?笑


6 件のコメント:

  1. クレソンさんお疲れ様です

    今でこそ特殊鋼やステンレス鋼など探せば・・・望めば・・・
    ネットなどでヒットしますし、お金に糸目をつけなければ手に入る?時代となりましたが

    鋼材も日進月歩の、今の時代でも親父様が鍛造された宝刀には中々・・・・・
    作りも美人では無いけれど・・・・べっぴんさん???

    時間は戻せないけれど、永く相方として連れ添って行きたい道具ですが
    自分が使うのに値いするかどうか?
    毎日砥ぎながら

    kazu

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    1. それ程、強力鍛造が難しくそれまでの経験だけでは出来なかったって事を知って欲しかった訳でして高橋が一番という訳でもなく・・・使い込んでいくとあの有名なナイフより?・・・・・親父さんたちも伸びないほど固いから鍛造マシンを作り変えたり、
      叩く時の温度を変えたり・・・焼入れもまずは空冷から始まり出来上がるようになると今度は油冷に・・・水冷に・・・。油冷でも流れを作り冷却を変えたりと
      いろいろ試しながら・・・まぁ他の兄弟が確立された工程で庖丁を作り続けて
      くれて、親父さんがいろいろ試作をやる事ができたからこそなのですが・・・

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  2. 初めまして。
    高橋刃物さんが、無くなった?建て替えしてる?との情報を
    今日、初めて聞き・・・
    インターネットで調べてみよう。と思ったら、このブログにたどり着きました。
    ・・・もう、だいぶ前に、畳まれてたんですね。

    私の父が(もう13回忌が済みましたが)生前
    高橋さんととても気が合って、交流があったそうで
    父が亡くなった時に(どこからか聞いたそうで)
    葬儀の後、うちまで出向いて下さったり・・・
    その時に、私に光友包丁を下さいました。

    そんな、高橋刃物さんが無くなった・・・人づてに聞き
    本当に?どうしてだろう?かと、気になりまして
    なにか情報を得られないかと探したら、ここにたどり着いたわけですが

    クレソンさんの、高橋の親父さんへの熱き想いに、感動してしまいました。
    高橋さんとは、今でも、ご交流がありますか?

    私の持っている光友とは、まるで違うものの様に
    きらきら光るくらいに砥ぎこまれた包丁たちを見て
    クレソンさんのお仕事ぶりが、とても丁寧で
    作られる料理も、おいしいのだろうなぁ。と想像がつきます。

    高橋さんのことを少しお聞きしたい。気持ちが先でしたが
    クレソンさんのお料理を食べてみたい。という気持ちが生まれました。

    また、こちらのブログ拝見させていただきますね。

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  3. 始めまして!MINI-MAKOさま
    そうでしたか!
    親父さんも、他の兄弟も元気ですよ~
    うちの定休日が、親父さんの運動の日でしてなかなか会えませんが
    月に一回ぐらいかな?会いに行っています。
    去年の11月に閉店になりました。次男さんが足を悪くして仕事を無理すると
    健康に悪い・・・高齢ですからね~・・・親父様も一月で81歳だったかな?
    本人は庖丁つくりをいまだにやりたいのですが・・・危ないしね・・・

    庖丁を持って遊びに来てください!同じにしてあげますよ~
    親父さんの今の住まいなども教えてあげれるしね。きっと喜ぶと思いますよ~
    周りはぼけてると言いますが、好きなんですよ・・・あの兄弟が・・・
    高橋の庖丁繋がりで全国に仲間も増えたし、わざわざアメリカから
    買いに来た人も居るんですよ・・・・保土ヶ谷バイパスから横横で別所インターで降りて
    1kmですから車だと近いと思います。

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  4. コメントありがとうございました。
    一郎さんもお元気そうで、良かった。
    刃物さんのところへも、すぐ行って下さったんですね。

    ほんとに?
    包丁持って、お店に行っちゃったりしても・・・大丈夫です?
    (押し入るつもりではありません。笑)

    実は私・・・世間では添え物的に?扱われがちな
    “クレソン” も大好きでしてー。^^

    昨日、初めてたどり着いたブログなんですが
    高橋さんのことや、道具へ対する熱き想い、
    店名&HN然り・・・
    とても興味をそそられてしまい☆
    クレソンさんの料理を食べに行ってみたくなって
    お店の場所も調べちゃいました。

    車でなら、自宅からそんなに遠くない場所ですので
    近日中に一度、お邪魔してみたいと思っています。

    営業時間や定休日は、大体わかったんですけど
    ランチから夜にかけての、休憩(閉店)時間などあったら
    教えていただけると嬉しいです。

    とりあえず、初回は、包丁は持たずに
    (想像すると、その絵面がかなり怖いし・・・^^;)
    食べに行ってみたいと思います。

    mini-mako


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    1. うちの店?ここのブログの読者はみんな庖丁持参してきますので、不思議なことでは無いですよ・・・良かったらどうぞ~!
      水曜日定休の12-15時、17-22時営業です・・・親父様信者な変わり者です

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