2011年9月9日金曜日

和鉄の庖丁地金




綺麗に出来た2本目が・・・・曲がりの修正で折れた!

素人目には美しく出来上がったのですが高橋さんは気に入らない・・・
極わずかな曲がりというか庖丁のうねり?なんですが、これ以上は修正できないというか
やると庖丁が割れるか折れる・・・結局折れてしまいました・・・涙

残る地鉄は数本分です・・・
和鉄の釘で有名な愛媛の白鷹さんという数々の重要文化財の修復などを手がけてきた人と
情報交換や古鉄の譲り合いをしてきた高橋さんですが、自分の60数年の経験と知恵で
最後の包丁製作をやっています・・・。
一本目の試作というか、数年前からの約束というか?
いつか面白い庖丁を作るから待っていてと・・・・・出来上がったものの気に入らない・・・・
頂いてから少しずつ使っては砥いでいたら、作った本人が驚くほど化けてきました。

第三弾に取り掛かっています!
地金は、白鷹さんにも譲ったオランダかデンマークの古い船のイカリのチェーンです。
そうとう大きなものなのですが、5キロの塊に切ってから鉄を練っていきます。
元の鉄の塊から不純物を出し切っていくのですが、すでに5キロの塊が2.5キロの
板になってきました。伸ばしては折り曲げ又伸ばし・・・・
これが刃物になるの?って具合です・・・・
朝から夕方まで鉄を練って3日・・・まだ横浜は暑い日が続いてますが
79歳の渾身の一本が出来上がるのが楽しみです。
WEBで検索すると練が足りないのにこれが古鉄の味?で合わせの刃物が30万ぐらいで
出ていますが・・・・商売下手な親父様はそれ以下の値段を付けるんでしょうね・・・・・・


http://www.takahashihamono.jp/

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