2012年4月3日火曜日

閉店まで後三ヶ月



<   次男さんが風邪を拗らせて肺炎になってしまい入院してしまいました。

 一人で何人分の仕事をする兄弟なので一人減ると一人で数人分の倍の仕事に…

 これは大変でオヤジ様も8キロも体重が落ちていたそうです…

オヤジ様の奥さんも入院中なので大変な所に、枝付け屋さんも体調が悪くて

入院中なので仕事が停滞中…

 店の在庫はまだまだ沢山有りますが、特注の品物や問屋からの注文が

 なかなかさばけずにいる所に閉店の噂から注文がどんどん来ているようです。

 手伝うことも出来ないのでどうしたらいいのでしょうか…



 50年も店をやっていて、いろんな材料で包丁を作ってきた鍛冶屋なので

  作りかけで新しい材料が良かったりすると売らずにそのままの包丁がゴロゴロと

  出てきます。 上の画像の包丁もオヤジ様が黄紙の材料が白より安いけど

  炭素量が同じだからと作ってみた本焼きの刺身包丁です。

  出来上がってからサビの出方が気に入らないとかステンレス系の方が

  錆びないしより良い物が出来た頃なのでそれこそ何十年も前に作って有ったもの。

  どうぜスクラップにするなら磨いて天然砥石で砥いで上手く出来たら店で販売できるように

   預かってきました。
     作業所の裏部屋にはちゃんと平面を出せるベルトの機械が有るのですが
     高橋の包丁はこれをあまり使わないので砥いでいくと凹んだところがある
     包丁が多いです。本当は大阪のように砥ぎ屋に出してと分業にするのですが
     枝付け以外は全部やってしまうのでココがイマイチなところ・・・・
     昔は大阪に送って砥いで貰っていたのですが包丁がメロメロになって
     戻ってきてからはオヤジ様が怒って自分の所でやるように…
     洋包丁は良いのですが和包丁は、こんなところが。。。。。。です。

    そんな訳で壱からやり直し・・・まずは平面を出してから番手をあげて
    最後に天然砥石で仕上げていきます。
    一週間?どのくらい掛かるか・・・土付けの模様が出てくると嬉しいのですが・・・
    上手く出来上がるとあと数本有ったので閉店までに磨きあげたいです。

   お値段は、本焼きでも黄紙の金属なので安く売るようです。
   ですが手砥ぎで高価な天然砥石でやるのでお得だと思います。笑
   既に店を閉めてから毎晩四時間を二日・・・12時間で終わりたい。
  こんな事を仕事にしなくて良かった・・・腕と背中がパンパンです・・・・・

4 件のコメント:

  1. あららら・・・
    次男さんダウンですか(汗
    閉店案内の葉書が届いていました。

    矢張りあと3ヶ月で閉めるんですねー。
    何十年前に造った本焼き。ほったらかしでその錆ならば
    十分じゃないのかな?(笑

    クレソンさんの手によって復活!
    お店に展示すればすぐに売れますね!(笑
    後3ヶ月 クレソンさんも頑張って!
    研ぎ職人として活躍してください(笑

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  2. 問屋がどこの店か教えてくれない店の名前の包丁が
    沢山ありました。
    店は閉めても全部作り終えるのは秋になるかも
    しれませんね…?
    昔気質だからゆっくり作るなんてしないので疲れが溜まってるようです
    長生きして欲しいからせめて週二回は休んで欲しいと思ってます。

    10本ぐらい宮古島に送って研いて貰おうかな??

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  3. 親父さんの持っている 使っていない天然砥石と共に送ってください(爆

    納期は未定で(汗

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  4. この間の包丁が出来上がったので
    久しぶりに店に行ってきました。
    ゴタゴタしていました。
    居は4男さんまでも作業着に着替えて作業してました。

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