2012年4月19日木曜日

岐阜の中学生からお便り

中学生からお薦めの包丁は何ですか?・・・
どう答えれば良いのでしょうか?
何故?自分が高橋刃物製作所の刃物が気に入ったかもう一度説明します。
今から25年前頃、中央市場の場外にある刃物屋でたまたま買ったペティーナイフが
切れ味や長斬れの感覚からと砥いで今まで持っていたステンレスのナイフと輝きが違う

下の2本のペティーナイフですが元の長さは同じでして、短い方は25年も使ってるのに
この長さです。当時他の作ったペティーナイフはすぐに斬れなくなるので毎日砥いで
2年も使うと小さくなり過ぎて廃棄。よそのは2千円から4千円でしたが高橋のモノは
最近、箱が出てきてみたら6600円ぐらいでした。普通の2倍ぐらいの金額でしたが
切れるし長斬れするので軽く砥ぐだけで良いので二五年も使ってこの長さです。
10倍も長持ちしてるわけです。
そんなもんだから、刃物屋は喜びませんよね・・・次を買ってくれないのだから

しかし、この鋼材は廃版で高橋刃物の包丁では幻の鋼材になっています。

それで今は、特上43と極上のペティーを使っています。
これ等も上手く砥ぐと恐ろしく斬れますが、どうも25年前の方が刃持ちが
良いように思えます。極上より上の写真の牛刀が本焼きなのですが
これに近いようで本当は自分的には宝物なのですが
店で修行していた男に上げてしまいました。極上ペティーなどを買っていたので
気前良く・・・これが失敗・・・涙

材料庫を片付けている最中にオヤジ様が切り残しの幻の材料が見つかり
最後の一本を作ってくれたので宝物にしてますがラッキーでした。
まぁそれから材料庫の古い箱や錆びた鉄板を探してはこれは何?何?って
宝物探し。オヤジ様がいつか作ろうと仕舞っていたものまで掘り起こし・・・笑
江戸時代の蔵を壊したときに出てきた扉の蝶金を地鉄にして柳刃にしてもらったり
古いドイツ鋼を見つけ大きな牛刀にしてもらったり
ずいぶん宝物が増えました。
牛刀は世界一だと思っています。
今晩、オヤジ様と寿司屋でご飯を食べながら、和包丁の話で
青森県の鍛冶屋が作った和包丁の話で
自分も含めて堺の包丁も良いのが有るが、青森の鍛冶屋が作った
和包丁の出来が良いってとても素晴らしい品物を作ってるんだとか
牛刀は負けないがあの和包丁は素晴らしいって言ってました。
なので和包丁は・・・・・かもしれません・・・
いいものは良いと言うオヤジ様は職人ですね

中学生が何の料理をするのか?これから料理の勉強をするのか?
高橋刃物製作所のステンレス鍛造品の特上より安い光がおすすめします。
それでも一万円ぐらいしますよ。
そして腕を上げた時、君の為に一本とっておいてあげます。

2 件のコメント:

  1. 確かに和包丁の造りは完璧とは言いませんが
    切れ味は最高です!

    先日鮫に横取りされたカンパチを先日購入した出刃で
    卸しました!(笑
    頭を落とすのに クレソンさんにプレゼントしていただいた
    鉈も使いました!

    あっという間に終わった!
    今までの苦労はなんだったの?
    というくらい。(笑

    魚を卸すのが楽しいです!(笑

    嫁の牛刀。
    忘れるくらい研が無くていいので少し物足りません(爆

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  2. 砥がなくて良いのは使い手と龍神丸さんの砥ぎが良いからですよ

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