後、数ヶ月で包丁製造が終わる予定の高橋刃物製作所ですが
倉庫や自分の棚を整理してるといろんな物が出てくるそうです…
手切りでハムを切る肉屋さんが、毎日毎日数百枚も切って、肩を悪くしたそうです。
オヤジ様が、その人用に包丁の形と錆びるけど素晴らしく斬れる包丁を作ったそうです。
ドイツの鋼材だそうで、他の鍛冶屋は難しくて手を出さなかった鋼材なんですが
出来上がった包丁が素晴らしかったのか?肉屋さんは大喜び
それがダイヤモンドハイハードって鋼材なんだそうです。
棚を整理していたら一枚だけ出てきて、グラインダーに当ててみると火花が出ない・・・
青紙一号もでないというか?粘りと硬さが違うんです・・・
どうせ店を閉めたら廃棄処分になるんだから、上手く出来るか分からんが
使うか?の一声。既に一生分の包丁は買ったので要らないのですが
ソリの少ないコマギリのような包丁なら大きなキャベツの千切りように欲しい。
それも薄い包丁が良い。そんな話から
出来上がってきました。デカイ・・・牛刀の300cmと比べてもデカイ
薄く作ってもらったので重さはそれほどでは無いんですが包丁ケースには
はいりません。ワンオフの品物なので超極上って彫り込まれてました。
日本全国でこれを使った包丁は全部で数本。鍔を付けて欲しいのですが
鍔を溶接すると割る危険が有るので付けれないようです・・・
刃付けも磨きも枝付けも自分でやれ~て・・・休みの日は作業が続きそうです・・・・
とりあえず、刃を付けて枝にテープを巻いてキャベツを切ってみました。
切れすぎてまな板にくい込み・・・重・・・・斬れすぎ・・・・
こりゃ~参った・・・・親父さんに言ったら笑ってるし・・・涙
後数ヶ月で辞める事が知れ渡り、刃物屋さんや個人のお客さんなどから
ここのところオーダーが一杯で、この間までは小田原のかまぼこ屋からの
かまぼこを造るヘラ?が数十本、先週当たりからふぐ包丁が40本・・・・
それ以外にも途中の包丁が山積み・・・六月までに作り終えれるのか?????
オヤジ様は数日間は、フグ引き包丁の砥ぎで逃げたいようです・・・(#^.^#
一本数時間かけて残り20数本・・・・手砥ぎですから・・・
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