2017年9月1日金曜日

時々、落ち込むとこれを見たりします


仕事は違うのですが、少しの縁でこの棟梁を知って

昔に調べてみてファン?心の師匠でしょうか?

言葉を自分の仕事に置き換えて考えたりします。

初めは、良い包丁は何?・・・どういうのが良い包丁なんだろうか?

幾ら腕が良くても研ぎ方が悪ければダメなのですが・・・

研ぎが上手くなればそれなりの切れ味が続きます。

包丁がいつも良い状態に保つのも難しければ、手入れの仕方次第で

包丁の寿命も変わります。俺の包丁は、全部横浜に在った鍛冶屋が

作った包丁で、昔ながらの作り方で昔からの包丁を作っていれば

勲章とか貰っていたのでしょうが?

ステンレスで錆びにくい良い包丁が作れないかを

一生の仕事にしてしまった人で、他の鍛冶屋が諦めたステンレスで

鋼並みの切れ味と持ち・・・使いやすさと難しいことを

最後までやっていた人! 変人とか頑固おやじとか人の話を聞かないとか

包丁を買いに来た客にあんたには使いこなせないよ!とか失礼な事まで

言ってしまう人・・・俺も変人なのか?どうも変わり者には好かれるのか?

何年も通ってきて包丁を買ってる客でも仕事場には入れないのに?

なんでか?直ぐに、行くと工場の中から呼ばれて「こっちこい!」と

常連にはヤキモチされたりしました。

たまに何か変な仕事をしてる時が有って? 何してるのって聞くと

こんななまくら包丁をお客が持ってきたから鍛え直して

焼き入れをしてるとかで? そんなお金にならないことまで?

せっかく高いお金を出して買った包丁なので、お客がかわいそうだからとか?

だからと言って完全に良くなってるとか思えないけど?笑

鍛冶屋の心意気なのだろうなとか?勝手に思っていましたよ・・・

包丁の鉄から始まり、鉄を自分なりに勉強をしてる時に

鍛冶屋の親父に「この人知ってる」と聞くと、この間来たよ!って?

嘘だろう?凄い宮大工の棟梁だよ?間違えていない?って聞くと

なんでも皇居の門の一つの修理に着て、悩んできたらしい?

歴史ある皇居の門なので新品もダメ、修理しか出来ないそうで

そうとう頭を悩めてそうで鍛冶屋の親父がそんなことで切る訳ね~だろ?

下に滑車でも付けるんだな!って言ったそうだけど?

どうもそれもダメなんだか?帰って行ったそうだ・・・

数年後、気になって門を見に行ったら滑車がついていたそうで?

ほらな?それしかないさ!だって?鍛冶屋の親父の自慢?笑

そんな話もあってその棟梁の本を読んだりして、こりゃ~凄い人だな?

のめり込んで行った訳ですが、出来の悪い他所の弟子を預かって

怪我をしない仕事を教えたり、基礎を伝えたりして・・・。


自分もこの仕事に二十歳から入って先輩は年下。

なので速く追いつくためにいろいろ勉強しました。

ある程度の歳から始めた若い料理人や癖のあるやつらを

預かって再生工場のような事まで頼まれて・・・

どう教えれば良いのか?そんなときに棟梁の言葉が・・・!

まっすぐ伸びた樹は、きれいで使いやすいが弱い・・・

北側の日の当たらない樹は癖があるけど強い!とかそんな話が

有って自分も癖のある曲がったやつだから・・・!

給料も安かったし、包丁なんざ買うのに数回払いとかだったので

包丁の長持ちさせるにはどうしたらいいとか、考えていた時も

有りまして、俺の包丁は、店の中ではいつもピカピカ!

そんな訳でこの棟梁の言葉が心に染みるんですよね・・・

仕事が出来るようになると、もっと上を見たい?

こんなところで仕事をしていたら伸びないとか?

悩むときが有りました。

今週に弟子の一人が、家族を連れずひょこり来たので

何かあるのかな?って思っているとやはりそうで?

給料は上がったりしても、料理人と経営者の考えが合わないようで?

仕事が出来るようになって、動画の西洋では征服する事が

大事だけど、日本ではその中で生かされている!という言葉が

有りまして、やつも今の仕事場で生かされていることを

解って欲しいとか思うのですよ・・・

時として、自分が望まなくても上に上げられるときもあれば?

俺らの仕事は、理不尽が当たり前で・・・それでも悩みながら

消化していく?道具の包丁を心を静めて研いでいく・・・

理不尽だらけの仕事もいつか理不尽かな?とか?

俺は馬鹿だから出来てるのかな?とかね?

こんな馬鹿なやつを師匠と思っているかわいそうなやつを

助けたい?助けられないのは当たり前だから何とか

生き残って欲しい! 難しいな? 同じような壁に当たってるのを

見ると昔は自分にもあった事だけど、答えは自分で決める!

それしかないから、よけい心配で・・・




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