2011年12月30日金曜日
2011年12月28日水曜日
今年最後の仕事- おせち料理


12月に入って忘年会の料理が続き、それが終わるとXmas料理
昼過ぎには取りにくるので朝からローストチキンを焼き続け、夜にはコース料理・・・
これらが終わるといよいよおせち料理にとりかかります。
トコブシを煮付け、古地氏は三重県と西伊豆からイセエビを取り寄せ
ボイル…今年も値上がり・・・涙
伊勢エビが泣くんでしょ・・・涙 熱湯のなかにぶち込んでも
すぐに死なないから結構残酷です。
世の中のほとんどが11月頃には出来上がり、冷凍庫で出荷待ち
出来上がった料理を重箱に詰めるだけ・・・それも料理人では
無くてアルバイト・・・最近では真空パックに入れてお客さんに詰めてもらう物も
なんでも安ければ良いとか店側も儲かれば良い・・・
有名な店や料理人が監修?写真と名前を使うだけ・・・
出来上がった品物をこんな感じに詰めたのですがよいでしょうか?
OKならこれで売ります・・・まぁこんな感じです。
普通のお節なら売ってるものを詰めれば良いし、通販のお節料理の場合
どれを自分の所で作ってるの?これもそれも売ってるものを切って盛りつけしてるだけ?
確かに黒豆を煮るだけでも技術が要りますよね・・・
金時も少量作るのは面倒・・・店の特徴も無し。
回転寿司やファミリーレストランの味に慣れた人たちには
これで良いんです。安いから客も喜ぶし、店も儲かるし・・・(#^.^#
何処どこの料理屋監修に騙されないで~工場で作られた品物を
料理もできないアルバイトが切って詰めて数ヶ月冷凍保存された
特別監修限定おせちを喜んでください。限定数万個ですから・・・
今年のトレンドは中国産食材使用してません・・・・だって?
中国以外の産地から食材を集め、中国で加工してるだけ・・・・です
そんなわけで、和食のお仕事をオレら洋食屋でも洋風お節なんて
お節料理ではないのに喜ばれるのですが・・・・
2011年12月12日月曜日
今年も後わずか
12月28日まで歳末値引きセールを高橋刃物製作所でやってます。
ステンレス系刃物20パーセントハガネ系が30%引き・・・
いくら来年の6月で閉店だからと言っても今年は何回もセールを
しています。
世の中それほどに不景気なんですね・・・飲食業もこんなに酷くなると
廃業が多くなってきてます。
うちの店も例外ではなく、確実に売上は下がってます。
バブルがはじけてから、同じ頃に始めた店の殆どが消えて
昔ながらの店も無くなり、料理人が初めから全てを創る料理が減ってきてます。
人件費を削る為に仕込みの要らないソースや冷凍物を使い
光熱費も水道も削る削る・・・包丁も使わず料理が出来上がる・・・涙
本物は高いから代用品使うし・・・
肉も魚も野菜まで海外から・・・ケーキまでも出来上がった状態で。
これでは包丁を使う料理人が減るのも無理もない・・・
利益を出して儲けなければ料理人に給金出せないけど
時間当たりの給金が減ってもちゃんと作るのが料理人なのに
店側が働かせない・・・包丁や道具の手入れをしていると
電気代や水もただでは無いって・・・
ホテルで働いていた料理人が求人の面接でうちはちゃんとした
料理人は要らないって・・・泣いていました。
うちの店はなんとか年を越せそうですが、
手に職を持っていれば生き残れる時代は終わりになるんでしょうか?
小銭で35倍率で撮影ができるスコープ買いました。
天然仕上げのと人口仕上げ砥石・・・綺麗に砥いだモノでも
細く見ると刃がギザギザ・・・これで切れるんですね
2011年12月2日金曜日
高橋刃物製作所のオヤジ様は78才
他所のブログであと一年で80歳?またはオヤジ様自身がもう少しで80になるんだよとか?
御本人も自分で随分ボケて来たって・・・・(#^.^#
刃物を作る以外・・・同じ話を何回も・・・あれ?、この間と違うじゃん!なんて話も・・・ソンナワケデ・・・昭和8年の一月か2月の生まれなんだそうです?
この画像では笑ってますが店では頑固な頑固なオヤジ様です・・・78歳!
この頑固さで家族や従業員を振り回してるようで兄弟も大変です・・・
しかし、兄弟同士仕事で認め合ってるので50年も一緒に仕事をしてるし・・・
危機も乗り越えて来たんでしょうね~!
この間、安い包丁と高い包丁の違い?って何?・・・そんな話を
確かに1000円の包丁もきれいに砥ぐと斬れます。
しかし、すぐに切れなくなる・・・また砥ぐ・・・砥ぐのが好きならOK!
確かに白紙2号ぐらいなら1トン300万円・・・1トン売りなので・・・
1キロ3000円、包丁一本150gから400gなんで牛刀なら1500円ぐらいです
ペティーなら300円ぐらいかな?
包丁の柄はいろいろ・・・100円から数万円まで・・・こんなものです。
高橋刃物やちゃんと作ってる鍛冶屋さんたちはコークスや松炭を大量に使い
ハンマーで叩き、最後には磨いて・・・日本刀などは一本作るのに炭を何百キロも
使うそうです。
これを安くするために、重油を使うとか鉄板を型抜けだけして焼きを入れて
終わりなら機械で一日数千本も作れるそうなんです。
そこは高橋でもベルトハンマーを使いますが、タテヨコを叩いて鍛え
それから伸ばして叩きながら包丁の形にしていく。
更に、ステンレス鋼などでつくる包丁は叩かない所もあるのですが
ステンレスを良い包丁にするには100キロのベルトハンマーで強鍛造して
ドライアイスまで使い手間と材料が掛かっているんです。
そこまでするんですからステンレス系の刃物は、高橋では日本鋼より
値段が高いんです。
未だにステンレスは、ダメ!っていう人も多いのは確か!
東北方面だとさっぱり売れないんだそうです。東北の有名な鍛冶屋にも
高橋で作った包丁がそこの名前で売られていますが、ステン系の包丁を
サンプルで送っても売れないんだそうです。
鉄の産地を気にする人がいますが、製鉄会社やオヤジ様曰く
地球に裏も表もないだろう・・・あとは製鉄会社と鍛冶屋の腕だろう~って?
それでいい包丁って何だい?って話になりますがまな板で物を切って
まな板に負けて刃が負けるようじゃダメで刃が欠けるのもダメ!
そうならず刃が長持ちして錆びにくければそれが最高!
包丁に使う鋼材の材質で刃を薄くできるか出来ないかこれも大事!
これによく砥げて速く小さくなれば、買い替えしてくれる!
これが難しい・・・高橋の刃物は長切れするから砥ぐ回数が少ない・・・
25年使ってるペティーは買い替えは生きてるうちは無いでしょう・・・・・・・・
これがオヤジ様が金持ちでない理由と後継者がない理由か?
2011年12月1日木曜日
高橋刃物製作所 12月 柿の羊羹
体に優しい料理にします。デザートはこれ! そしてアンニントーフ
アンニントーフはみなさんもご存知でしょうが、食べた油分を流してくれるとか
この間、高橋刃物製作所に行ったときに工場の裏にある柿を沢山頂きました。
食べきれない量なので考えていました。頂いた物を捨てるわけにもいかず
野菜の切れっぱしも捨てないで料理に使えるように教わって来たもので・・・
洋食では使いずらい果物です・・・ソースに使うのも・・・シャーベットにも・・・
やってやれないこともないのですが・・・ あ!此の所頂き物ばかりだし?
爺様達も硬い柿はダメでも羊羹なら食べれるか!
という訳で、半分店で使い、持っていってあげよう~!
しかし、熟した柿なら香りもしますが・・・少し洋風にリキュール入れて
出来上がり! 羊羹というより? 少し・・・笑
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